2019年5月20日 (月)

2階洋室で確認された羽アリ

2階洋室で確認された羽アリ 右の写真はいつもお世話になっている設計事務所さんからの依頼で、シロアリ調査にお伺いした物件で撮影した1枚です。お施主さまが捕獲いただいた羽アリの写真で、この羽アリはヤマトシロアリによるものです。

この物件で羽アリの発生は、2階の洋室で確認されたとのことです。ちなみに1階では羽アリの発生は確認されていないとのことです。ちなみに羽アリの発生が確認された2階壁面では、カビの発生が確認されています。2階壁面を非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査をおこないましたが、シロアリの活動を探知することはできませんでした。ファイバースコープを用いて壁内を確認したところ、わずかに蟻道らしきものが確認されましたが、活動は確認されませんでした。

2階天井裏は収納スペースで目視調査を行いましたが、雨漏れやシロアリ被害は確認されませんでした。当初2階壁面のカビは雨漏れの要因を考えていましたが、結露なども視野に入れる必要があると考えました。羽アリの発生した洋室に当たる部分は増築された和室となっており、床下点検口がありません。十分な点検調査ができないことから、1階に天井点検口及び床下点検口を新設していただくようお願いしました。

シロアリ対策は、シロアリ調査によりシロアリの侵入経路と生息範囲を特定した上で構築する必要があります。そうすることで、必要最小限の薬剤量でシロアリ駆除は可能となります。薬剤の大量散布では侵入経路や生息範囲の特定は必要なく、兎に角薬剤を撒くことが重要です。これでは費用の無駄使いであり、安全性にも配慮されていないため、当社では薬剤の大量散布はお薦めしていません。

| | コメント (0)

2019年5月19日 (日)

テラスに大量の羽が落ちている

テラスで確認された大量の羽 昨日はテラスに大量の羽アリが確認されたと京都府内のお施主さまからご連絡をいただき、シロアリ調査でお伺いしました。テラスを確認した結果、大量の羽が落ちている状態が確認されました。

この物件は結構ややこしく、雨漏れによって2階の梁までシロアリ被害を受けたことがあるとのことです。天井点検口から点検調査を行うと、被害材の一部を交換されていたり、添え梁されている状態が確認されていました。蟻道が噴き出している箇所も広範囲で確認されましたが、現時点で生息は確認されませんでした。

床下側からの点検調査を実施した結果、シロアリ被害、侵入及び生息は確認されず、侵入の兆候、侵入し易い要素なども確認されませんでした。テラス部分について点検調査を実施した結果、テラスコーナー部分のクラックに群飛孔らしきものが確認されました。

この状態はシロアリが地中で生息している状態であり、現時点で家屋に被害を与えるものではありません。但し、シロアリの動き次第で駆除処理が必要と考えますが、この群飛孔らしき箇所が本当の群飛孔なのかどうか、翌年お施主さまに確認いただく予定です。

シロアリ対策では、建物に影響を与えない集団まで駆除する必要がないと小員は考えます。シロアリは倒木を土に返す役目を持っているため、自然界では益虫です。家屋に侵入し、木材に被害を与えると害虫になります。シロアリが害虫になる段階で適切なシロアリ対策を構築すべきと当社では考えています。

| | コメント (0)

2019年5月18日 (土)

和室掃き出し窓付近から発生した羽アリ

床下換気口付近の蟻道 昨日は以前シロアリ調査でお世話になったお施主さまからのご紹介で、兵庫県内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。この物件では連休中に、和室で羽アリが大量に発生したとのことです。

早速現場で聞き取り調査を行うと、和室掃き出し窓付近から羽アリが大量発生したとのことです。掃除せずに置いていただいたため、畳の上には、大量の羽が落ちた状態でした。羽アリ死骸を確認すると、ヤマトシロアリの羽アリでした。シロアリであるか否かは、死骸でも判別できますが、羽だけでも翅脈でシロアリかどうかの判定は可能です。必ず死骸又は翅があると、シロアリの種類を特定することができます。

床下側からの点検調査を実施した結果、掃き出し窓下の床下換気口周辺にシロアリが構築した蟻道を確認しました。当該周辺から、羽アリは発生したものと考えられました。ちなみにシロアリ被害は当該箇所以外にも数箇所で確認されました。お施主さまにシロアリ調査結果を報告、考えられるシロアリ対策を説明した結果、シロアリ駆除処理に加えて、侵入防止処理も施すこととなりました。

当社のシロアリ対策は、協会仕様書に基づいた処理は薬剤の大量散布であり、お住まいの方への薬剤曝露リスクが向上するためお薦めしていません。安全性とシロアリ駆除処理効果を両立させた方法を提供します。詳細は左サイドリンクバーにある阪神ターマイトラボのホームページをご参照ください。

| | コメント (0)

2019年5月17日 (金)

ガレージから発生した羽アリ

ガレージから発生した羽アリ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。ガレージから羽アリが発生した物件があるとのことから、シロアリ調査でお伺いさせていただいた次第です。

早速ガレージをみると、土間コンクリートに基礎が立ち上がり、内壁は合板、外壁はサイディングとなっています。シロアリの侵入経路ですが、外壁側に答えがありました。それが右の写真で、外壁部分に蟻道の構築が確認されています。

コンクリートのクラックから蟻道は立ち上がっていますが、シロアリは乾燥に弱いなどという生態を鵜呑みにしている方からすれば驚きでしょう。しかしシロアリは環境適応能力があり、乾燥に対応するため蟻道を構築するのです。蟻道内部には防水層があり、屋外が乾燥していても蟻道内部は高湿度状態が保たれるのです。

シロアリ対策はシロアリの生態を考慮して考える必要がありますが、間違ったシロアリの生態を元にシロアリ対策を考えると間違ったシロアリ対策となりますので注意が必要です。

| | コメント (0)

2019年5月16日 (木)

勝手口入口枠で確認された羽アリ

勝手口入口枠で確認された羽アリ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。勝手口付近から羽アリが発生したとのことから、シロアリ調査のためお伺いしました。

シロアリ調査でお伺いした際には、既に勝手口付近の壁などが撤去されていました。周辺の木部の被害は僅かですが、不思議な構造が目に入りました。ハウスビルダーさんにお話しをお伺うと、この物件は古民家をリフォームした物件とのことです。写真の底面に見えているのが、昔の石場建ての土台と考えられます。

このリフォームは、建築士の先生からの指定とのことです。個人的な見解になりますが、今回、羽アリの発生した主たる原因は構造です。シロアリに好都合な条件が揃った構造であり、シロアリに対する理解度が少なかったものと考えられました。

リフォームの際、シロアリ対策を考慮しないとシロアリの侵入を許します。薬剤処理の頼った場合、薬剤が分解消失してしまえば侵入しますし、薬剤処理ムラがあれば処理されていない場所から侵入します。だから構造的な対策が基本であり、薬剤は補助的に使うべきものなのです。

| | コメント (0)

2019年5月15日 (水)

浴室入口枠で発生した羽アリ

浴室入口枠で発生した羽アリ 昨日は、一昨年シロアリ対策でお世話になった兵庫県内の物件にお伺いしました。浴室の入口枠から羽アリが発生したとのことから、シロアリ調査と駆除処理でお伺いしました。

一昨年のシロアリ対策では、玄関にシロアリ被害が確認されたことから、駆除処理を実施しています。家屋自体はベタ基礎で、床下側からの点検調査ではシロアリ被害、侵入及び生息は確認されていませんでした。今回被害部を確認すると腐朽が進むとともに、蟻道の構築も確認されています。

前回調査時撮影した写真を確認すると、変色も殆どありません。床下側から点検調査を実施した際の写真では、乾燥状態の水漏れ跡は確認されているものの、その程度は僅かシロアリの生息も確認されていませんでした。前回の調査時には浴室基礎内側へシロアリは侵入しており、シロアリ調査後に入口枠へ侵入したものと判断しました。

シロアリ駆除処理は、浴室中心に実施しました。その他の箇所については、ベタ基礎ですので処理する必要はありません。在来工法の浴室は、構造的にシロアリの侵入し易い箇所です。リフォーム時にはユニットバスにするなど、構造的な対策を施すことをお薦めします。

| | コメント (0)

2019年5月14日 (火)

工場事務所で発生した羽アリ

工場事務所で発生した羽アリ 昨日はいつもお世話になっている害虫防除業者さんからの依頼で、大阪府内の工場にお伺いしました。工場敷地内にある軽量鉄骨の事務所内で羽アリが発生したとのことから、シロアリ調査のためお伺いしました。

 現場の責任者さんにお話しを聞くと、ゴールデンウィーク中に事務所のキッチン入口枠付近からワラワラと羽アリが大量発生したとのことです。その羽アリを粘着ローラーで捕獲されていたのが右の写真です。この羽アリは今のシーズンに見られるのは、ヤマトシロアリの羽アリです。シロアリの羽アリは、名前から体色が白いと考えられているかたがおられるようですが、体色は黒色です。翅が4枚とも同じ大きさが特徴ですが、羽アリ発生後に一定時間が経過すると翅を落としますので、大量の羽が落ちた状態となります。

羽アリが出終わったからといって、安心してはいけません。羽アリはシロアリの集団のごく僅かな一部であり、集団はまだまだ活動していますので、きちんとシロアリ調査を行い、最適なシロアリ対策を考えることが重要です。

今回の事例は軽量鉄骨の事務所で羽アリが発生しましたが、シロアリは木造住宅にだけ発生する訳ではありません。事務所やマンションなど室内に木材が使われていたら、その木材がシロアリの餌となるのです。今回は工場地帯での発生でしたので、シロアリにとっては事務所内の木材は貴重な餌だったに違いありません。

| | コメント (0)

2019年5月13日 (月)

土間床構造でのシロアリ駆除処理

土間床構造でのシロアリ駆除処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の店舗にお伺いしました。先月末に羽アリが発生しシロアリ調査を実施した物件での、シロアリ駆除処理です。休日での施工希望から、この日の処理となりました。

この物件の問題点は、床下空間のない土間床(逆ベタ基礎)構造です。シロアリの羽アリは床面と壁面の隙間から発生した模様です。非破壊シロアリ探知機を用いた調査では、柱などの木部に生息は確認されませんでした。目に見えない隙間から羽アリは発生したものと考えられましたが、集団の生息は地中と判断しました。

このようなケースでのシロアリ駆除は結構厄介で、隙間から地中の集団へと上手く薬剤を送り込まなければなりません。とりあえず隙間からゆっくり薬剤を流し込む処理を行いました。

建物内に被害が確認されないのに、羽アリだけが発生するケースはあります。このようなケースで、無駄に薬剤を処理するのは費用の無駄使いです。建物に被害がないのですから、シロアリと対話しながら処理すべきだと小員は考えます。

| | コメント (0)

2019年5月12日 (日)

和室に大量の羽が落ちている

和室に大量の羽と死骸 昨日は以前シロアリ点検調査でお世話になった方からのご紹介で、兵庫県内の物件にお伺いしました。午前中外出後帰宅すると、和室に大量の羽アリと羽、死骸が落ちているとのことから、点検調査のためお伺いしました。

阪神間で4月下旬から5月上旬にかけて発生する羽アリは、ほぼ間違いなくヤマトシロアリの羽アリです。実際に死骸を確認したところ、ヤマトシロアリの羽アリでした。ヤマトシロアリの羽アリは、概ね正午前後に発生します。今回のケースでは、お施主さまが午後の早い時間に帰宅されたため、生きた羽アリが確認されました。羽アリは発生後数時間が経過すると、翅を落とします。1匹で4枚の翅を落としますので、大量の翅が室内に残された状態となります。よく室内で大量の羽が落ちているという現象がこれに当たります。

床下側の点検調査を行うべく畳を上げてみたところ、床下点検口はありませんでした。他の部屋にも床下点検口はありませんでしたので、改めて床下点検口を新設した上でシロアリ調査を実施し、侵入経路と生息範囲を特定し、シロアリ対策を考える予定です。

羽アリの発生はシロアリ生息のサインであり、適切な対策を取ることが重要です。羽アリが出なくなったから、殺虫スプレーを噴霧したからといって、シロアリの集団(コロニー)を駆除した訳ではありません。シロアリ技術者にシロアリ調査をして貰い、適切なシロアリ対策を施すことが重要です。但しシロアリ防除業者の中で、本当のシロアリ技術者は僅かですのでご注意ください。

| | コメント (0)

2019年5月11日 (土)

間もなく羽アリが飛び立ちます

群飛直前の羽アリ 昨日はいつもお世話になっている住宅管理会社さんからの依頼で、大阪府内の飲食店にお伺いしました。ゴールデンウイーク中に、厨房勝手口ドア枠付近から羽アリが発生したとのことから、シロアリ調査でお伺いしました。

物件は古い長屋を改築した飲食店で、部分的にしか床下に入ることはできません。飲食スペース側の点検調査では、年数の古さから古いシロアリ被害跡が確認されました。厨房は土間床(逆ベタ基礎)構造ですが、その勝手口枠にシロアリ被害が確認されました。

店舗の方にお話しを伺うと、5/3と5/4で羽アリが発生したとのことで、5/5の朝に被害箇所へセロハンテープを貼り付けてからは発生していないとのことです。しかしこの日の点検調査では、右の写真の通りセロハンテープは破られ、中から群飛待機中のヤマトシロアリ有翅虫(羽アリ)が確認されました。この状態になると、間もなく羽アリが飛び立つ状態となっています。

羽アリはあと数日で収まりますが、付近ではヤマトシロアリのコロニーが存在し、家屋内の木部を侵食し続けることがあります。シロアリ駆除では、こうしたシロアリのコロニーを駆除することが重要です。シロアリ駆除では大量の薬剤は必要なく、薬剤の特性やシロアリの生態の知識があれば少量の薬剤で駆除が可能です。

一般的なシロアリ防除業者は、協会仕様書に基づき薬剤の大量散布を行います。これでもシロアリ駆除できる場合がありますが、処理コストは高額となります。最近では安価なシロアリ防除処理をPRする業者もありますが、殺虫成分が劇物の安価な薬剤を使用している場合ありますので注意が必要です。

| | コメント (0)

«室内で舞い飛んだ羽アリ