2009年7月 9日 (木)

詐欺罪では立件できないのか

今日の夕刊やウェブであった通り、また同じような事件がありました。

埼玉県川越市のシロアリ防除業者の社長と従業員が特定商取引法違反(不備・虚偽書面の交付)の疑いで逮捕されました。

『床下を確認させて欲しい』などと言って家屋に上がっていますので、点検商法に該当するため特定商取引となります。そしてシロアリ防除工事の契約を結んだ際、契約書に一定期間内であれば無条件に解約できるクーリングオフの方法を記載していなかったため、書面の不備となりました。また、会社代表者名を記す欄に別の役員の名前を記載したため、虚偽書面の交付となっています。

それよりも問題なのは、床下からビニル袋に生きたシロアリと被害木片を持って帰ってきて見せたそうです。勿論、これらは床下から持って上がってきたかもしれませんし、元から持って入ったのかもしれません。

以前、上場されているシロアリ防除業者が生きたシロアリを持って入り、お施主さまに見せたケースがありました。このようなケースは明らかに詐欺ではないでしょうか。厳しい処罰を与えて欲しいものです。

悪徳業者の手段は巧妙です。阪神ターマイトラボのウェブサイトの『悪徳業者対策』をご参考下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 8日 (水)

私には詐欺との違いがわかりません

Prevention51 昨日は兵庫県三田市内でのシロアリ予防でした。この物件ではヒラタキクイムシが発生したため、壁の合板をリフォームしたことに伴ってシロアリ予防を行った次第です。

シロアリ予防はもちろんのこと、ヒラタキクイムシ成虫の産卵抑制も目的に処理を行いました。

ちなみのこの床下は布基礎+防湿コンクリート構造です。ところが、洗面や玄関ホールに床下調湿材が撒かれています。

通常の床下では、土の表面から水蒸気が蒸発するため湿度が高くなり易くなりがちです。そのために、防湿コンクリートが施工してあるのです。その上に床下調湿材を撒くということはどういうことでしょう。はっきりいって無駄としか言いようがないでしょう。このような無駄なもののために坪当たり1万円以上もするというのは、おかしいのではないでしょうか。はっきり言って、私には詐欺との違いがわかりません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 7日 (火)

噴き出す蟻道

Inspection119 昨日は大阪府堺市内でのシロアリ調査でした。この物件では、2階の壁から蟻道が噴き出しています。

この蟻道はもちろんイエシロアリのもので、この物件では6月の上旬に羽アリが発生したそうです。ちなみにこの蟻道の一部が群飛孔にもなっています。蟻道の一部を壊すと大量の兵蟻がお出迎えをしてくれました。

この物件では、ある事情により駆除予防ではなく、駆除処理しか行いません。それだけに最良の方策を考えたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 6日 (月)

何が『問題ありません』なのか

Kanzai110 一昨日のアメリカカンザイシロアリの現場からの1枚です。

羽アリは2階台所の窓枠付近から発生しました。丁度その上に点検口があったので確認すると、アメリカカンザイシロアリの糞が溜まっています。

お施主さまによるとあるシロアリ防除業者が点検に来た際、点検口から覗いて確認されたそうですが、『問題ありません』と言われたそうです。

断熱材が少し移動させれば見えるのです。アメリカカンザイシロアリのことを知っていれば当然調べたはずです。なぜ『問題ありません』と言ったのか理解できません。シロアリ防除業者であれば少しは勉強していて欲しいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 5日 (日)

ヤマトシロアリではありません

Kanzai109 先日、羽アリが発生したので調査して欲しいとの依頼を受け、昨日西宮市内のお宅へ伺いました。

お施主さまはヤマトシロアリの羽アリではないのかと思っておられたようですが、羽アリの正体はアメリカカンザイシロアリの羽アリでした。

西宮市内のこの地域では5月中旬から羽アリが見られ、梅雨時期の日中によく確認されています。但し、冬場の小屋裏などでは羽アリが確認されているので、アメリカカンザイシロアリだから○月~○月に出ると時期を限定してはいけません。

築15年程度経過しているようですが、前の持ち主が10年程前にシロアリ駆除を行ったとの情報があるようです。果たしてアメリカカンザイシロアリの駆除を行ったのか、ヤマトシロアリの駆除を行ったのかわかりませんが、今後の調査でその辺りは判明すると考えられます。

いずれにしてもアメリカカンザイシロアリの対策で重要なのは、調査であり、調査できる環境を整えることです。その辺りを十分考慮しながら対処したいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 4日 (土)

大掃除は重要です

Inspection118 先日お伺いした宝塚市内のお宅からの1枚です。このお宅では和室の端、タンスの陰にあたる箇所の畳にシロアリの被害が確認されました。床下側から確認すると、蟻道が2本ほど立ち上がり、大引や床板などに被害が確認されました。相当以前からシロアリが侵入していた模様です。

こうした被害は早期発見が可能です。昔は家具を移動させて大掃除していましたが、この大掃除が重要です。大掃除をきちんとしていれば、こうした被害は早期発見が可能なのです。

今回は蟻道が2本しか上がっていないので、駆除に使う薬剤はわずかです。結果的には、良かったのでしょうが、早期発見できていればもっと少なくて済んだのでしょう。早期発見はシロアリ業者だけしかできないものではありません。お住まいに方の普段からの注意が重要なのです。そして、おかしいと思ったときは信頼のできる業者さんに相談することが重要です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 3日 (金)

雨上がりの外壁に

Millipedes04 昨日は『壁にムカデが沢山いて困っている』というお問合せから、地元西宮市内のお宅へお伺いしました。

ご存知の方は既におわかりかと思いますが、これは右の写真の通り『ヤスデ』です。丁度今の時期、雨上がりの日に外壁を登っているシーンをよく見かけます。

ヤスデは見た目は気持ち悪いのですが、腐植質を食べる有機物分解者として土壌生態系の重要な役割を持つ益虫です。噛んだり刺したりすることはありませんが、体から不快な分泌物を出し異臭を放ちます。

益虫とはいえ、見た目気持ち悪いので駆除して欲しいとの依頼があります。この場合、薬事だけに頼るのではなく、住みにくい環境づくりと組み合わせて対策を立てます。薬剤を使用する場合、単に撒くという作業だけでは駆除できません。注意しなければないない事項を考慮し、工夫して、薬剤使用量を減らして処理することがプロの仕事ではないでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 2日 (木)

駆除完了

Inspection117 昨日は先日シロアリ駆除を行った物件での作業を行いました。シロアリがきちんと駆除できているか、家屋に侵入していたアリがどのような状況なのか、床を支えるための床束の設置を行いました。

写真は駆除を行った箇所の様子ですが、無事駆除が完了しているようです。中央に白いカビが見えますが、致死したシロアリがカビに侵されている様子です。

この物件では駆除、予防合わせてわずか数リットルしか薬剤を使用していません。室内に出ていたアリも、床下側から侵入していたようですが、これもきちんと駆除できていたようです。

シロアリ駆除に使用した薬剤はカテゴリーとして殺虫剤に該当します。そのため、アリにしてもシロアリにしても、きちんと生息部位や活動場所に薬剤処理できればきちんと効果を発揮するのです。

薬剤を撒いても駆除できないのは、生態を無視してだた薬剤を撒いただけなのです。生態から処理するべき箇所を絞り込めば、沢山薬剤を撒く必要はないのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 1日 (水)

ウェブサイト更新

今月も阪神ターマイトラボのウェブサイトを更新しました。

今回のトップページ画像は、蟻道の一部を壊した際に見られたイエシロアリの兵蟻(兵隊アリ)の様子です。強大な巣系を構築するイエシロアリの駆除は簡単ではありません。

薬剤に頼った処理では駆除しきれなケースが見受けられます。これは、イエシロアリの個体を用いた薬剤試験で評価しているためです。シロアリは個体で生息している訳ではなく、大きく強固な集団で生息していますので、巣系を把握した上でより最適な施薬により駆除する必要があります。駆除と予防を同時に行うのではなく、駆除と予防を分けて考える必要があるのです。

阪神間では既に6月中旬からイエシロアリの群飛が確認されています。一般的には海岸線沿いに生息すると言われていますが、近年では内陸部での発生も確認されています。それだけに正しい知識を持つシロアリ技術者に対策を取って貰うことをお薦めします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月30日 (火)

どこに住んでいるかが重要です

Inspection116 先日、本年3月に駆除処理を行った物件の点検にお伺いしました。この物件では、生息する場所に数リットル程度の処理を行っただけで、必要のない場所には処理していません。そのため、外部にシロアリの監視ステーションを数箇所設置しています。

今回、監視ステーションの設置状況の確認、特に設置した場所が適切かどうか、ステーション内の状況がどうなのかを確認しました。いずれも特に問題なく、設置場所も適切であると考えられました。

庭のある場所でヤマトシロアリの生息が確認されています。しかし、庭にシロアリが生息しているからと言ってもその状況が重要です。特に今回は建物から遠いので全く問題ありません。

シロアリの多くは土の中で生息している昆虫です。庭におとなしく生息しているシロアリに目くじらを立てるのは可哀想です。建物の侵入して被害を与えるシロアリだけを対象にすべきではないでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«換気口の前に物は置かないように