2012年1月27日 (金)

アメリカカンザイシロアリ-68

Kanzai081アメリカカンザイシロアリの飼育ケースを年末に大掃除して以降、糞はきちんと排出されています。飼育ケース内ではあまり季節に関係なく活動しているようです。

その糞の中に混じって有翅虫(羽アリ)の死骸が確認されました。年末に大掃除をしていることから、年明け以降に発生したものと考えられました。

大掃除の際、水やりをしたため活性が上がったのかもしれません。室内飼育なので年中羽アリが出るのではと、以前聞かれたことがあります。実際の現場では、小屋裏などは真冬でも温度が上がるため、寒いから羽アリが出ないということはないのです。実際の現場で、2月に羽アリを確認しています。

シロアリの教科書やホームページに書かれていることの多くは、傾向的なことであり現場で起こっていることの事実を網羅している訳でないことをきちんと理解しておくことが重要なのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年1月26日 (木)

処理する範囲

Prevention125昨日は東大阪市内での新築防腐防蟻処理でした。この現場で大工さんから『水谷さんって木に薬剤を処理する時の場所って他の業者さんと違いますよね』と聞かれました。

一般的なシロアリ防除業者さんの場合、協会の仕様書に基づいて処理を行いますので、基礎天端から1メートルを処理します。

当社の場合、建物の構造を見ながら処理を行いますが、1メートル未満のこともあれば1メートルを超えるところもあります。その代表的な場所に窓枠周辺が挙げられます。

窓枠はコーキングの劣化によって雨水が浸入し、シロアリ侵入の呼び水となる場合もあれば、結露水によってカビの原因となります。それらを防止するために処理を行うのです。仕様書では一般的な建物について規定されていますが、全てを網羅している訳ではありません。シロアリ防除業者さん(或いは防除施工員さん)の判断で、仕様書に捉われず処理されることがあります。ただ決められた通りに処理するのではなく、現場をよく見ることがシロアリ技術者には不可欠なのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年1月25日 (水)

床下調査で見つかるもの

Inspection354右の写真は先日シロアリ調査でお伺いした床下の様子です。基礎と土台の隙間にカビの発生が確認されています。

この場所は浴室の入口部分にあたります。浴室入口タイルのクラックから水がしみ込んだものと考えられました。

その後、この浴室はユニットバスへとリフォームされることが決まりました。それに合わせてシロアリ対策を施す予定です。

床下のシロアリ調査では、単にシロアリが生息しているか否かを調べるだけでなく、床下の健康状態を調べることも重要です。

当社のシロアリ調査は有料です。詳細は阪神ターマイトラボのホームページをご参考下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年1月24日 (火)

処理方法に正解はない

Damage29先日お問い合わせ頂いたことについてご紹介したいと思います。基礎外断熱構造におけるシロアリの駆除方法についてです。

基礎外断熱部分にシロアリが侵入すると、暖かく湿気の逃げない断熱材内部ではシロアリが年中活動します。そして餌である木を求めて壁内を上部へと登ります。

基礎外断熱構造の住宅では、エアサイクル構造であるため、壁内や小屋裏など乾燥した状態にあります。しかし、ヤマトシロアリは水を運ぶことができ、蟻土で覆うことで内部の湿気を逃さないことができるため、被害は高所に及びます。

このようにヤマトシロアリであっても短期間で広範囲に被害が広がる基礎外断熱構造ですが、駆除方法に正解はありません。というのも状況に合わせて処理する必要があるからです。

お問い合わせ頂いた方のお話しでは、シロアリ防除業者さんの提案は基礎外断熱を全て外してしまうというものです。この方法も決して間違いではなく、ある意味正解です。

また、基礎外断熱構造で被害が確認されている場合にベイト工法で対応するのも正解でしょう。但し、マニュアル通りの施工してもヤマトシロアリは駆除できません。現場の状況に応じて工夫して処理することが重要なのです。

ヤマトシロアリだからこの方法、このような被害だからこの方法などと決め付けるのではなく、現場を見てよりベストな判断をした上で対応することが重要なのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年1月23日 (月)

ディーラー車検

Shop02昨日、業務車を車検のため購入したディーラーさん出しました。国道2号線上甲子園にあるホンダカーズ兵庫上甲子園店さんです。

これまで車検は他で行っていました。これはディーラーさんの車検では不必要なことまで行うことが理由です。まだまだ使える部品などを交換の目安といって交換することに納得いかなかったためです。

しかし、最近ではディーラーさんも変わってきており、正しく整備して必要な部品を確認して交換するという方法になっています。なので、今回からディーラーさんで車検をお願いすることとなりました。

これは私たちのシロアリ防除も同じで、不必要なところまで薬剤を撒く仕様書主義が、薬剤曝露リスクを向上させ、高額になっていた原因です。きちんと調べて必要なところだけ処理することで、薬剤曝露リスクを下げ、より安価なシロアリ対策をお薦めするのが当社のスタイルです。不必要車検時の交換に通じるものがあると思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年1月22日 (日)

土壌処理

Extermination292昨日は京都府木津川市内でのシロアリ駆除でした。

この物件では蟻道が1本づつ、計2本立ち上がっているため、目に見えるコロニーは2つです。これらを駆除するために土壌に対して灌注処理を行いました。

カテゴリーとしては土壌処理になるのでしょうが、一般的なシロアリ防除業者さんが行う土壌処理とは異なります。

土壌処理とは薬剤を大量に撒くことであり、シロアリ駆除を目的としていません。あたかも空爆するかの如く、処理する方法なのです。

この物件で使用した薬剤量は3リットルです。駆除する目的であれば十分過ぎる量です。何百リットルも撒かないとシロアリ駆除できないというのはナンセンスなのです。中には酷い業者になると何百リットル使っても駆除できない事例もあることはもっとナンセンスでしょう。

ちなみにシロアリを駆除する場合全てに土壌灌注処理が有効ではありません。状況に応じて判断されるため、今回の事例では灌注処理をベースに、他の方法と組み合わせて処理を行っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年1月21日 (土)

床下点検で見つかるもの

Inspection353昨日ご紹介した現場からもう一つご紹介したいと思います。右の写真は配管周辺の様子です。

配管周辺の土壌が濡れた状態となっています。配管のどこかに亀裂があるか、接続部などからの水漏れと考えられます。

これは床下の点検があってこそわかるものです。床下点検がなければ、水漏れはいつまでも発見されずじまいです。

床下を点検することは、シロアリの侵入や被害の発見以外にも、床下の健康状態を調べるためのものといっても過言ではありません。当社では、有料調査を通じて、必要なシロアリ対策の提案、床下健康状態の報告を行っています。

ちなみに悪徳業者にかかるとこの水漏れは格好の餌食です。配管からの水漏れを修理した後に『床下が湿気ているので、湿気対策を取らないと大変なこととなります』と不安を煽り、不必要な床下換気扇や床下調湿材(備長炭や竹炭などを含む)を高額で工事させることがありますのでご注意下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年1月20日 (金)

上に木があるとわかっていたのか

Inspection352昨日は西宮市内でのシロアリ調査でした。この物件はこれからリフォーム予定の物件で、床上に被害らしきものがあることから調査依頼を頂きました。

床下側から確認をすると基礎面に蟻道の構築が確認され、土台や大引にまで被害が広がっていました。今回基礎面に確認された蟻道の中で、写真のように地面から一直線に土台と大引の交差部へ立ち上がっているもののありました。

この写真を見ると『シロアリは木のある場所がわかる』と思われがちですが、シロアリは木があるとわかって登る訳ではないのです。とりあえず登ってみて、餌である木があるかどうか判断するのです。

そこに餌があれば、乾燥と外敵から身を守るために蟻道を構築するのです。途中に障害物がなければ写真のように最短距離できれいな蟻道を構築するのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年1月19日 (木)

侵入した要因の一つ

Inspection351右の写真は先日お伺いした物件で撮影した1枚です。基礎のコーナー部分に蟻道が立ち上がっています。

蟻道の立ち上がったコーナー部分の地面を少し掘ってみると、コンクリート面に木が張り付いていました。

これは基礎工事を行う際に使用された型枠の残りです。剥がす際にきれいに外せず、残ったものと考えられます。

型枠が残らないよう剥離剤が使用されています、ここでも品質と価格の問題が存在します。勿論、型枠業者さんの技量も大きいところ多いうようで、知り合いの型枠業者さんの話しでは、施工単価の引き下げにより安価で請負う業者が増加にし、それに伴って技量低下の問題も発生しているそうです。

建設業界に共通する問題であり、シロアリ防除業者も同じです。これはマニュアル至上主義が呼んだ弊害といっても過言ではないのでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年1月18日 (水)

これはシロアリによる被害です

Inspection350昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で大阪府豊中市内の物件へシロアリ調査でお伺いしました。

被害が屋外見え掛りとなっている土台に被害が確認されました。一見、腐朽による被害にも見えますが、内部には蟻土が確認されたため、シロアリで被害あるということです。

この部位は浴室にあたります。そのため、床下側から確認することができません。このようなケースでは浴室基礎内側からシロアリが侵入し、壁内で使用されている木材などに被害を与えます。

今回は浴室リフォームを予定されていることから、既存浴室撤去時にシロアリ対策を施すこととなりました。薬剤処理と物理的な対策を組み合わせて対策を考えていきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«吐出圧