アメリカカンザイシロアリ-21
木に潜り込んだ落翅虫が糞を出し始めて2ヶ月が経過(木に潜り込んでから9ヶ月)しました。
順調に虫糞を排出していたところでふと気付きました。『見えていないところからも糞を出しているのだろうか?』と思い、透明の飼育ケース底面を良く見ると脱糞孔が確認できました。
右の写真が透明ケース底面から撮影した状態です。下の木の上あたりに脱糞孔が確認されます。
写真右側に虫糞が溜まっていますが、この木の側面にも脱糞孔が確認されます。ちなみにこの木は1匹しか入っていません。となると糞は1ヵ所から排出するのではなく、数ヵ所から排出することとなります。
実際の現場では虫糞の存在がアメリカカンザイシロアリの生息の目安となります。しかし、見える側に虫糞がでれば良いのですが、壁の内側に脱糞孔を開けられたときには目安となるものがありません。糞が出なくなったから大丈夫ではなく、非破壊シロアリ探知機やAEセンサーなどの機械的な生息確認が必須ですね。
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