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2007年12月31日 (月)

大晦日

今日はいよいよ1年の終わり大晦日ですね。大晦日は祭神様を祀るための準備が行われる日です。神社では1年間の罪やけがれを祓う行事として大祓いが行われ、寺院では108つの煩悩を取り除くため除夜の鐘がつかれます。

信仰は問わず重要なのは、自分が今年1年何をしたか反省することが重要ではないでしょうか。今年の言葉は『偽』に表されるよう、人の道を外れることをした方が多かった1年でした。私は人から喜ばれるような仕事をしてきたつもりですが、もう一度よく考え、人の道を外れたことをしていないかきちっと反省したいと思います。

今年お逢いした方々の出逢いに感謝し、来年も更に飛躍したいと思います。

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2007年12月30日 (日)

引越し

Kanzai104 昨日はアメリカカンザイシロアリの生息が確認されており、今回リフォームを予定されているお宅へお伺いしました。

今回リフォームするのに伴い、移動する家具にアメリカカンザイシロアリが生息していないかどうかを確認する作業です。一時的な引越し先へ移動させる家具もあれば、預かって貰う家具もあります。お施主さまが、一時的な引越し先や預かってもらう先へアメリカカンザイシロアリを広げてはならないという原則をご理解頂いたことが大きいと思います。

アメリカカンザイシロアリについては、本年に入り岡山県でも発生が確認されました。アメリカカンザイシロアリは遠くまで群飛した報告例はないため、離れた地域での発生は人為的なものと言われています。アメリカカンザイシロアリの生息する木材を使って家を建てた場合、アメリカカンザイシロアリの生息する輸入家具、引越しによって移動した場合などいろいろなケースがありますが、いずれも人為的な移動であり、アメリカカンザイシロアリの生息が予想できなかった場合です。

今回の調査ではある家具で脱糞孔が確認され、非破壊シロアリ探知機『ターマトラック』で調査した結果、生息が確認されました。生息域を広がることを防ぐことができ、今年最後の現場仕事として納得できる内容でした。

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2007年12月29日 (土)

決算準備

Accounting01 会計士の先生からの指導で、会計ソフトを導入することとなりました。

これまではフリーソフトで管理を行っていましたが、固定資産税の関係でちゃんとしたソフトを導入したほうが良いですよと言われて導入することとなりました。

ソフト自体は随分前に購入したのですが、ハードディスク内の掃除が出来ていなかったのです。今回ハードディスク内の掃除も終わったので、インストールです。できるだけ遡って入力しようと思います。この正月の課題ですね。

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2007年12月28日 (金)

年末挨拶

昨日は事務所で事務処理の一日でした。一昨日から薬剤メーカーさんや卸さんの年末挨拶に来られました。

薬剤メーカーさんは、ノンケミカルやレスケミカルが進みどこも厳しいでしょうが、駆除では必ず必要なので『安全』で『効果の高い』、『品質の良いもの』を開発頂きたいものです。

夜には阪神土建労働組合の新加入の研修会に行ってきました。私もサラリーマン時代に労働組合の役員の経験があるので、なんだか懐かしい感じでした。

いよいよ明日は年末最後の現場です。締めの仕事としてこれまで同様きっちりと丁寧に行いたいと思います。

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2007年12月27日 (木)

リフォーム時のシロアリ対策(2)

昨日のリフォームに伴うシロアリ対策で、『点検できる構造』についての続きです。

アメリカカンザイシロアリの駆除では、リフォーム時の薬剤散布は有効な手段ではありません。木材表面に薬剤を散布しても、木材中に生息するアメリカカンザイシロアリと接触しないので十分に効果が発揮できません。アメリカカンザイシロアリの場合、生息場所へピンポイントで薬剤を注入処理することが重要です。

この場合、濃度の濃い薬剤を多量に注入しても過剰すぎてあまり意味がありません。メーカーの規定濃度の薬剤は、長期(5年間)の残効性を持たせるため濃すぎます。ましてや室内なので濃い薬剤を注入することが安全性でリスクを負うこととなります。殺虫するのに最小限の量で十分なのです。

一方、アメリカカンザイシロアリでの予防は極めて難しいと言えます。屋外とのいろいろな隙間から羽アリが侵入します。そのため、ありとあらゆる場所への処理が必要となりますが、処理面積が大き過ぎ、処理量も大きくなるため、これもまた安全性のリスクを負うこととなります。処理する場合には、リスクマネジメントを行い、薬剤の種類と処理量・処理濃度の選択を慎重に行う必要があります。

それよりも重要なのは『点検できる構造』です。常に点検を行い、早期発見できれば、より最小限の薬剤量で対処が可能となります。これはなにもアメリカカンザイシロアリに限ったことではありません。ヤマトシロアリなどにも共通することで、大量に薬剤を散布する必要ないのです。

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2007年12月26日 (水)

リフォーム時のシロアリ対策(1)

昨日はリフォームに伴うシロアリ対策の件で、兵庫県神戸市へお伺いしました。この物件はアメリカカンザイシロアリが生息し、現在駆除対策が進行中です。今回はリフォームを行う大工さんとの打ち合わせです。

現在は和風の真壁構造ですが、リフォーム後は洋風の大壁構造にしたいというのがお施主さまの希望です。

真壁構造では柱が剥き出しになっているため、砂状の糞など発見しやすい構造ですが、大壁構造で中の壁や柱に生息した場合、発見が遅れることが考えられます。

ここで重要となるのが、『点検しやすい構造』にするということです。アメリカカンザイシロアリの侵入ポイントや生息ポイントとして挙げられるのが小屋裏や1階天井裏です。

一般的な小屋裏では、侵入口さえあれば侵入することが可能ですが、中で行動し易い構造とは言えません。また、1階天井裏では、侵入口がない場合が多く、侵入しにくい構造です。

今回の打ち合わせでは、侵入可能で、重量の耐えれる1階天井裏、行動し易い小屋裏をお願いし、快諾を得ました。

後はしっかりと点検を行い、必要に応じて必要な処理を行うだけです。安心して住める家に協力できればと思います。

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2007年12月25日 (火)

糞掃除

Cleaning01 アメリカカンザイシロアリを飼育している容器内の掃除を行いました。

3ヶ月毎に掃除をしていますが、あっという間に砂状の糞がたまります。掃除することで糞の排出速度がわかります。

糞の排出については、前脚でするのか後脚でするのか意見が分かれていました。私の見た排出孔では、数珠状の触角が見え隠れしながら糞が排出されていましたので、どうやら前脚または口器で排出しているようです。但し、絶対前脚であると言い切れません。どなたか後脚で糞を排出されているのを見た方がおられましたらご連絡下さい。

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2007年12月24日 (月)

休日

昨日は、自宅の大掃除のため仕事はお休みを頂きました。

ちなみに事務所で全く仕事をしなかった日は、宿泊出張を含めて4日目です。しかし、パソコンだけ自宅へ持って帰って仕事をしているので一緒です。

みなさんは大掃除は終わりましたか?良い仕事をするためには整理整頓しましょうね。

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2007年12月23日 (日)

相互理解と協力

アメリカカンザイシロアリの駆除を手掛けている物件で、来月からリフォームが始まります。

リフォームを担当する大工さんから、シロアリ対策でお電話を頂きました。お施主さまのシロアリ対策を最優先に考えたいとのことから、お電話を頂いたようです。

大工さんも出来る限り私の要望を取り入れたいとのことで、具体的な打ち合わせに参加することとなりました。私の師匠にも相談し、方向性纏めました。

今回のケースで最も重要なのが、アメリカカンザイシロアリに対するお施主さまの理解度、大工さんの理解度が重要です。お互いが協力していきたいと思います。

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2007年12月22日 (土)

整理整頓

年末も近づき年賀状など、新年に向けての準備をしています。昨日は資料を作りながら、実験をしながら、片付けをしています。一つのことに没頭すると行き詰るので、同時に2つのことをよくします。

私は、決して掃除は得意ではありませんが、人からは概ねキレイ好きと言われます。整理整頓にはいつも気をつけており、すればするほど効率が上がります。

整理整頓できない方が、『どこに何があるか把握できており問題ありません』と言われることがあります。しかしこれまでの経験上、整理整頓できていない人だと、資料にしてもすぐに取り出すことができません。また、取り出せたとしても、汚れていたりしていろいろと問題があります。でも、たまに取り出せると、整理整頓できていなくても大丈夫と誤解してしまい、整理整頓はしなくなります。

私は常に整理整頓を心掛けています。効率よく、良い仕事をしたいので。

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2007年12月21日 (金)

資料作成

ここ数日、コンサルティング関係の仕事で資料を作成しています。

結構依頼する側に簡単に言われますが、いざ作成するとなると結構大変で、資料集めに始まり、資料のまとめ、原案作成、下原稿、校正繰り返しなど多岐に渡ります。

今回の資料はプロ向けの資料でないため、できるだけわかりやすい言葉で表現しなければなりません。実はそこが一番難しいのです。

もう少し頑張って良いものに仕上げたいと思います。

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2007年12月20日 (木)

機転の利いた発想

Prevention19 昨日は大阪府堺市でのシロアリ予防施工でした。リフォーム中に併せての処理です。

ここの物件では、浴室及び脱衣室は大幅なリフォームではなく、壁紙や巾木の張替えなど小規模のものでした。以前、下見に来た際気付いていたのですが、床下への侵入口はなく処理に工夫が必要と考えられました。

しかしこの大工さんの機転に驚きました。脱衣所はフローリングなので、開口部をつくるのは大変な作業です。そこでこの大工さんは布基礎の一部を補修するのに伴い、布基礎に点検口をつくったのです。残念ながら人が入れるだけの大きさではありませんが、中を見ることは可能で、手も入れることができます。これならなんとか処理することが可能です。思いもつかない床下点検口に感心した物件でした。

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2007年12月19日 (水)

建設国保

Association01 昨日は知り合いの紹介で阪神土建労働組合西宮支部へお伺いしました。

私は個人事業なので通常は国民健康保険に加入します。しかし、業務上で怪我した場合など、労働災害保険がないため、不安でした。

電気工事関係の知り合いは建設国保に加入しています。電気工事は、建設産業の職種としてわかり易いのですが、私のようなシロアリ駆除業では該当できるかどうかわかりません。そこで、阪神土建労働組合に詳しく聞いてみると、シロアリ駆除業は建設産業の職種として、『建築防虫工』として認められており、加入用件を満たしているとのことでした。

労働災害保険にも加入でき、各種技術講習が受けることができるため、早速加入手続きを行いました。今まで業務中の災害に不安がありましたが、これで少し安心ですね。

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2007年12月18日 (火)

保温

Breeding01 朝の寒さも進んできた今日この頃ですが、飼育しているイエシロアリのケースも保温を始めました。

飼育ケース内に温度計を入れて管理していますが、さすがに朝方は飼育ケース内の温度が下がってきました。飼育ケースをアンカで暖める方式で、ケース内の温度が下がり過ぎず、上がり過ぎず調節しています。

本来はゲージで囲み、ゲージ全てを温調すれば良いのでしょうが、費用がかかり過ぎるためこのような方式となっています。

今年もこの方法で冬を乗り越させてあげたいと思います。

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2007年12月17日 (月)

アメリカカンザイシロアリ-22

Kanzai022 先日、大きな飼育ケースで飼っているアメリカカンザイシロアリの羽アリを確認しました。

どうやら脱出孔にひっかかったまま死んでしまったようです。今回の群飛は翅の数からすると、この死んだ羽アリ以外に1頭だけだったようです。

これでこの飼育ケース内で確認された羽アリは年間4回目(3月、6月、8月、12月)となりました。昨年と比較しても、群飛時期が一定しているとは言えません。

羽アリは一度に沢山の数が出るため、群れて飛ぶという意味で『群飛』と呼ばれていますが、このようにわずか2頭しか飛んでいない場合は群れて飛ぶとは言えませんね。教科書に書いてある生態とは異なっているので、さらに観察していきたいと思います。

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2007年12月16日 (日)

10年保証

先日ある同業者さんと話しをしていた内容です。

ある業者が新築のシロアリ予防で10年保証をしているという話しでした。社団法人日本しろあり対策協会が規定している防除施工標準仕様書通りに施工した場合、5年間の保証となっています。これにはきちんとした理由があります。

認定を受けた薬剤を規定通りに希釈し規定量散布した場合、5年経過しても効果のある有効成分量が残っており、残効性も確認されているため、5年保証なっているのです。

10年保証を行っている業者はどのようにしているのでしょうか?仮に有効成分量を倍にしたとしても、10年間効果が持続するとは限りません。残効性試験や残留分析を行い客観性のあるデータを示しているのでしょうか?もし投下薬剤量を増やさず10年保証しており、かつ客観性のデータが示されない場合は詐欺と言っても過言ではありません。

また、投下薬剤量を意図的に増やしていればどうなるのでしょうか?農薬の何百倍となるような高濃度を薬剤を撒くことに抵抗はないのでしょうか?

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2007年12月15日 (土)

床下の生物

Snake01 先日の現場での出来事です。

右の写真の中央部にぶら下がっているのはなんでしょう?実はヘビの脱皮したあとの抜け殻です。たまたま当日はヘビの姿は見えませんでしたが、今までに何度かヘビの姿を見たことがあります。

私は大阪市内の中心部で生まれ育ちました。その生家の床下にも大きなアオダイショウが住んでいました。しかし、そのアオダイショウが死ぬとクマネズミが増えてしまいましたが、これも生態系の変化と言えます。ヘビは家の守り神と言われますが、ネズミの繁殖を防ぐという意味では守り神なのですね。

ちなみに私は巳(ヘビ)年の生まれですが、ヘビは大の苦手です。

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2007年12月14日 (金)

シロアリ防除に役立つ豆知識(4)

引き続き社団法人日本木材保存協会発行の『シロアリ防除に役立つ豆知識』の中から『シロアリ防除概念の変化』の記事をご紹介します。

記事では『薬剤によるシロアリ防除が大勢を占めているが、薬剤によるアレルギーやシックハウス症候群に代表されるように、大量の薬剤によるシロアリ防除への反省と批判の高まりが新たな防除法を模索する引き金になったことも事実である。』と記載されています。

現実的に私のところへ『物理的工法を施されている物件に、薬剤処理を提案したいのですがどうすればよいでしょうか?』と問い合わせがあります。何がなんでも薬剤処理をして商売したいのでしょうが、前術の理由から物理的工法を採用されているのに、逆行する薬剤処理を提案される防除業者の考え方は、私には理解できません。

また、記事では『シロアリ防除の概念は、明らかに薬剤依存度が少ないあるいは皆無の方法を組み合わせて、特定の方法に限定することなく、相互の特徴を活かしつつ欠点を補足する方法へと変化している。(中略)人間の健康や環境への配慮が原動力になっていることは疑う余地がない。』と記載されています。

これらを理解せず、薬剤処理と商売にこだわった方法はいずれ衰退するでしょう。衰退させないなために動くところもあるでしょう。しかし、世論はこの流れがあることは事実です。わたしはこれまで進めてきた『健康と環境に配慮した工法』を更に進めて行きたいと思います。

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2007年12月13日 (木)

シロアリ防除に役立つ豆知識(3)

引き続き社団法人日本木材保存協会発行の『シロアリ防除に役立つ豆知識』の中から『ハイテクによるシロアリの探知』の記事をご紹介します。

この記事では『住宅内での防蟻薬剤の使用に対する社会の目が非常に厳しくなってきている現状から考えると、確実な駆除を達成するには、シロアリ被害の「探知」技術というものが今後重要性を増してくることは明らかだ。』と記載されています。

そこで紹介されている機械が『AE検出器』と『ターマトラック』です。この業界の方であればご存知なので詳細は割愛しますが、この小冊子では『結果を正しく解釈するためには経験がある程度必要になることはやむをえない。』とされています。私は国内で最もターマトラックを活用する人間と自負しておりますが、まだまだ経験不足だと思っています。これらの機械は事務方の人間が言うような簡単に使いこなせる機械ではありません。そのため、これらAE検出器やターマトラックは役に立たない機械と囁く方もおられます。使いこなしてこそ機械の真価が問われるのに、使ってもいないのに言われるとは・・・。

但し、残念なのは国内で開発されたAE検出器が現在販売休止中であることです。米国や仏国でもあるそうなので、どこか取り扱いして貰えるとあり難いのですが。

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2007年12月12日 (水)

シロアリ防除に役立つ豆知識(2)

引き続き社団法人日本木材保存協会発行の『シロアリ防除に役立つ豆知識』の中から『新しい防蟻剤』の記事をご紹介します。

土壌処理の記述では、『1平方メートル当たり3リットルの薬液を散布すると仮定すると、1階の床面積が100平方メートルの場合、散布薬液総量は300リットルとなり、有機リン系のクロルピリホスであれば約3キログラムの原体を床下に撒くこととなる。現在の制度では5ヶ年間の保証期間しかなく、住宅の耐用年数内に幾度となく土壌処理を繰り返す必要がある。』と記載されていました。

私が講師をさせて頂く、防除業者向けのセミナーでいつも話しをさせて頂く内容がまさにこの内容です。有機リン剤は農薬などでも使われていますが、比べ物にならない位薄い濃度で使用され、作物の収穫時には残留しないよう最新の注意が払われています。しかし、家屋では長期の保証期間と引き換えに大量散布することで、これまでにいろいろな被害を起こしたのが事実です。

現在、使用されている薬剤は安全性が飛躍的に向上しました。しかしこの小冊子では、新しい防蟻剤の非忌避性や遅効性などの特徴・能力を生かし、『土壌処理剤としていかに少量の防蟻剤で十分な効果を引き出すことができるかどうかが商品開発のポイントであろう。』と記載されています。

安全性が飛躍的に向上したとしても、大量散布すれば問題がおこるのではないか、少量の防蟻剤の使用を薦められています。

私のこのような方針に賛成です。薬剤は必要最小限の量にすべきと考えています。

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2007年12月11日 (火)

シロアリ防除に役立つ豆知識(1)

先月、社団法人日本木材保存協会の木材保存士登録更新研修を受講しました。その際、頂いた資料に『シロアリ防除に役立つ豆知識』という小冊子を頂きました。とても素晴らしい小冊子なので、その記事の中から4回にわたってご紹介したいと思います。

今日は『イエシロアリとヤマトシロアリどちらが水を運ぶ』という記事をご紹介したいと思います。

・イエシロアリでは唾液嚢が貯水嚢として機能すると書かれた本があると紹介

・ヤマトシロアリでも唾液嚢は存在すると紹介

・ヤマトシロアリではこの唾液嚢は水を飲んで補充するのではなく、体液から補充されると紹介

これらの内容からすれば、私たち現場サイドの人間から見たときの『ヤマトシロアリは水を運ぶ』は実質当っていると考えられます。確かに飲んだ水を運ぶ訳ではないのでしょうが、唾液から木を湿らせて食害することは十分可能なのです。

そうなると湿気のあるところばかりが食害される訳ではありません。また、湿気対策が抜本的なシロアリ対策でないことは十分理解できます。

自分たちに都合のよいことばかりではなく、学術的にも正しいことを紹介してくれるこの団体の発展を祈りたいと思います。

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2007年12月10日 (月)

四面楚歌(2)

Prevention18 昨日は大阪府八尾市内でのシロアリ新築予防でした。

ベタ基礎、基礎パッキンの新築住宅なので、シロアリの発生は極めて低いと言えます。しかし、このような場所では発生する確率は高くなります。それが右の写真です。

勝手口の基礎がコンクリートブロックで作られています。コンクリートブロックはその構造上、どうしても隙間が発生しやすくなります。隙間があればシロアリの侵入ルートとなるのです。

そしてこの前にあたる部分が通風孔がなく、床板を貼ってしまうと全く見えない空間となってしまうのです。もしここに被害がでると対応が大変難しくなります。

勝手口の外側には出入りするための段差の台がコンクリートで作られる予定でしょう。そうなるとこの段差と基礎の間に隙間ででき、基礎とコンクリートブロックの隙間、コンクリートブロック同士の隙間から家屋内へ侵入するルートを作り上げてしまいます。

今回入念に処理しました。今後の点検ではこのような構造であることを念頭に置きながら点検する必要があります。本来は新築時にこのような構造でなければ良いのですが。

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2007年12月 9日 (日)

商品開発(2)

現在、シロアリ駆除の現場で使うための器具を自作中しています。

以前から考えていたことで、今年の前半から試行錯誤を繰り返しています。シロアリフォーラムのメンバーである東海白蟻研究所の星野さんも同じ発想で考えてられているそうで、何度か電話で情報交換を行いました。

ほぼ完成に近づきあり、いろいろなデータも揃ってきました。来シーズンには実戦投入できるとともに、どこかの研修会で紹介できるかもしれません。私の使い方にあっているので満足できる器具ですが、自作なため見た目はあまりよくないのが欠点ですね。

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2007年12月 8日 (土)

研究所

Pond01 昨日は大阪府河内長野市内でのシロアリ既築予防でした。

河内長野市は、私が以前勤めていた薬剤メーカーの研究所があります。現在、主流となっている薬剤の研究開発に従事していました。薬剤の開発には時間がかかり10年ほど前に勤務していたのに、現場主流なんですね。私のシロアリに関する基礎知識はこの研究所で培われたといっても過言ではありません。

この日は昼からの現場だったのでお昼を寺ヶ池公園の駐車場で食べました。ここには野球場もあり、河内長野のリーグ戦に出ていました。また、公園内にある寺ヶ池は、当時よく釣りをしましたが、現在は残念ながら釣禁となっています。

今回の現場はリフォームに併せての処理でしたが、工期の関係でリフォーム中の処理はできず、完成後の処理となってしまいました。本来は、リフォーム中に工事するのが良かったのですが・・・。

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2007年12月 7日 (金)

商品開発

シロアリ対策を行う上でいろいろな商品が出回っています。私も以前はシロアリ薬剤の開発に携わっていました。

商品開発を行う上で重要なのは、期待する効果が十分に得られるかどうかと使い勝手が良いかどうかです。

注意しなければならないのが、効果にしても使い勝手にしても現場で使えるかどうかが重要です。そのため、何度か現場試験を通じて開発が行われ、市場に出回るべきなのです。

ただ残念なのは、『市場に出して問題点が出てから改良すればよく、まず市場に出すことが重要』と考える商品が出回ることです。実際の現場で使う私たちの立場からすれば、現場で欠陥が見つかれば、施工ミスにつながるということです。

お施主さまは私たちを信用して施工をお願いされます。そして私たちは英知を尽くし、施工に当ります。そこで、不良な商品によって施工ミスに繋がると、私たちを信用してくれたお施主さまに申し訳が立ちません。

商品開発される方は、現場の意見を聞きながら、慎重な商品開発をお願いしたいものです。但し、私のように特殊な使い方をする場合のニーズは極めてニッチなので、難しいですね。

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2007年12月 6日 (木)

意図するのもが・・・

一昨日紹介した物件では、シロアリの生息状況を把握するために探知ステーションを設置しています。

これまで使用していたステーションは残念ながら生産中止となってしまいました。まだある程度在庫はあるものの、今後に使用できるものを探さなくてはなりません。

これまで使用していたステーションは、そのままでは全く使い物になりません。幾つもの改造を施して使用していました。そのおかげで何とか使用できるものとなっていたのです。

しかし、現在、市販されているステーションはベイト工法を行うためのものであり、探知するためではありません。ベイト工法のステーションでは点検のし易さやベイトの投入のし易さを求められますが、探知するためのステーションではもっと違うところが求められるのです。

これから市販されているステーションの中で、改造によって使えるものを探したいと思います。

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2007年12月 5日 (水)

情報を得る努力

Inspection26 昨日は、一昨日に引き続き西宮市内でのシロアリ対策でした。

現在被害の出ていない物件でのシロアリ対策では、調査が最も重要です。非破壊シロアリ探知機を活用するのも一つの手ですが、土の状態を調べることも重要です。これらから得られる情報は沢山あります。素人目にはわからないかもしれませんが、経験を積むといろいろな情報が得られてくるのです。

いろいろな手法・手段を用い、情報を集めて対策を考えることが重要だと考えています。しっかりと調査せず、薬剤を撒いて終わりなどあってはならないことです。

建物は同じ構造で同じ条件のものはありませんし、シロアリの動きも法則はありません。なのでシロアリ対策にマニュアルは難しいのです。その現場に環境を把握した上でより最適な対策を立てることが最も重要なのではないでしょうか?

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2007年12月 4日 (火)

便利なショップ

Shop01 最近、大関酒造の南側にコーナンプロができました。以前からコーナンはありましたが、横にコーナンプロがオープンしたのです。

コーナンプロには職人さん向けの商品が沢山あり、朝7時から夜9時開いているのでとても便利です。いままでは、いろいろなところのショップを回っていたのですが、これからはここでほとんど揃いそうです。

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2007年12月 3日 (月)

見えない部分ほど

Inspection25 昨日は西宮市内のマンションにおけるシロアリ対策でした。

マンションだからといってシロアリの被害を受けないとは限りません。しかしながら、過剰な処理は必要ありません。シロアリの動きに注意して把握することが重要です。

シロアリの被害は一目でわかるものから、よく観察しないとわからないものもあります。写真は支柱の被害ですが、見える部分ではほとんど被害がないものの、少し掘って観察すると土の中では被害が進行しています。

シロアリの動きを把握し点検することがシロアリ対策で最も重要なことではないでしょうか。

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2007年12月 2日 (日)

ピンポイント(3)

Ttd25 昨日は西宮市内でのアメリカカンザイシロアリの駆除でした。秋に室内部分を駆除した物件で、今回は気温も下がったことから小屋裏(天井裏)の駆除です。

アメリカカンザイシロアリの駆除で重要なのは、しっかりと点検することが重要です。砂状の虫糞、落翅、木屑などを如何に見逃さず点検できるかがポイントです。

これらアメリカカンザイシロアリが残したサインを元に非破壊シロアリ探知機『ターマトラック』で生息場所を精査します。生息が確認されれば、ピンポイントで薬剤を注入処理します。

アメリカカンザイシロアリの予防方法はいまのところありませんが(安全を無視して居住空間に薬剤を大量処理すれば別なのでしょうが)、急激に進行する訳ではないので、地道に少量の薬剤をピンポイントで処理するのが良いのではないでしょうか。

それにしても気温が低くなったとはいえ、まだまだ小屋裏は暑く汗だくになりました。

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2007年12月 1日 (土)

Web更新

今月も阪神ターマイトラボのWebを更新しました。

今月のトップページはアメリカカンザイシロアリの職蟻と兵蟻です。1mほどある巾木から採取した3頭です。場合によっては1mの巾木から100頭以上の虫が取れる場合もあります。

アメリカカンザイシロアリはまだまだ生態がわかっていません。当然、駆除技術もまだまだですが、当社では飼育し、生態を観察するとともに、薬剤試験を行い、少しでも駆除技術に役立つ情報を発信していきたいと思います。

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