IPMの流れ~大量散布からの脱却
昨日は、岐阜県しろあり対策協会からの依頼で研修会の講師として講演させて頂きました。
今回の講演テーマは、『しろあり防除業におけるIPMの導入』です。この講演テーマには、岐阜市から岐阜県しろあり対策協会へ一通の依頼文書が発端です。
その文書とは、『しろあり防除の薬剤使用による近隣への配慮について』です。農林水産省・環境省から通達されている『住宅地等における農薬使用について』等、化学物質等による健康被害の防止を呼びかけています。これに準じた形で、しろあり防除に関しても近隣住民や周辺環境に配慮した工法や薬剤の使用方法等により、適切に措置する旨を記した内容です(岐阜市役所/化学物質に関する取組をご参考下さい)。
今回行政からの依頼は、これまで協会が行ってきた薬剤の大量散布に一石を投じるもので、今後全国的な動きになると考えられます。しろあり防除においても、IPMへの流れが出来ていくものと考えられます。
岐阜県しろあり対策協会ではこうした行政からの依頼に答える形で、今回の研修会となりました。私は日本しろあり対策協会に加盟しておりませんが、岐阜県の協会の皆さんは真剣に取り組みたいということでご依頼を頂き、出来る限りの内容で講演させて頂きました。しろありIPMは、これからのしろあり防除の流れとなるものですから、今後も継続して専心したいと思います。
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