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2008年12月11日 (木)

ピンポイント処理

Extermination56 昨日は以前より管理している神戸市内のアメリカカンザイシロアリの現場でした。これまでに駆除処理を行っていますが、アメリカカンザイシロアリの場合、1度の処理で駆除できる訳ではありません。何度も繰り返し駆除を行い、徐々に生息密度を落として行きます。アメリカカンザイシロアリの場合、周囲にも生息することがあるため、外部侵入も考えられます。そのため、定期的な調査と駆除が必要です。

アメリカカンザイシロアリの場合、極めて少数でコロニーを形成することがあります。そのため、そのコロニーの場所を特定し、ピンポイントで駆除することが重要です。

一昨年から薬剤を泡で注入する方法で駆除処理を行っています。アメリカカンザイシロアリの糞を探し、脱糞孔を見つけて、非破壊シロアリ探知機でシロアリの生息場所を特定します。そこへ薬剤を泡状に注入して駆除します。

このようにアメリカカンザイシロアリはピンポイントで対処する必要があります。無暗に穿孔注入されている例を見ますが、これでは薬剤を大量に使うだけで、非効率的であり、安全性に関するリスクは向上するばかりです。

アメリカカンザイシロアリの駆除にマニュアルはありません。シロアリの生息するピンポイントに薬剤を注入すれば良いのですが、言うは易しで実際に行ってみればこの難しさがわかると思います。安易に考えられ、経験のないシロアリ防除業者が施工を行った結果、不十分な対応でクレームとなる場合がありますので、ご注意下さい。

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