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2009年3月 6日 (金)

啓蟄(2)

Reti009 昨日はイエシロアリの飼育ケース内からご紹介しましたが、今日はヤマトシロアリの飼育ケース内からのご紹介です。

ヤマトシロアリも冬場は僅かしか動きません。しかし、イエシロアリよりも低温に強いヤマトシロアリでは温度上昇に敏感で、今月に入り活発に活動しています。

ゴールデンウィーク前後には羽アリが発生することを考慮して逆算すると、そろそろ動きが活発になってもおかしくはありません。

昨年に比べて真冬でもヤマトシロアリを見るケースが増えてきました。ある方は地球温暖化と言われますが、住宅の高気密・高断熱化によってシロアリが年中活動しやすい環境を提供していることが問題ではないでしょうか。特に基礎外断熱構造を持つ住宅では、年中活動し、被害が甚大で社会問題にもなっています。

高気密・高断熱化は人間も快適ですが、シロアリなどの昆虫にとっても快適なのです。そのことを頭に置いて対策を立てる必要があるのではないでしょうか。

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