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2009年7月31日 (金)

アメリカカンザイシロアリ-48

Kanzai057 今年になって2匹目の羽アリです。飼育中のアメリカカンザイシロアリのケース内で確認できました。

前回は6月に羽化しています。これは前々回から半年間期間が開きました。今回は1ヶ月程しか経過していません。

昨年、一昨年と年に4回、およそ2~4ヶ月毎、季節に関係なく出ていました。羽化する数は1~数頭で、日々観察していないと見逃しがちとなります。翅が既に落とされて、羽アリが羽化したことを後で知らされるケースも少なくありません。

発生頭数が少ないと現場では極めて気付きにくいのではないでしょうか。しかも、その殆どが再び木に潜り込んで繁殖してしまいます。ただ、救いなのは食害スピードが遅いことでしょう。これら羽アリ対策をどうするかも重要な課題です。

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コメント

乾材白ありは しつこいし困るとききました 兵庫県でも神戸近辺まできてるそうなので怖いです。

投稿: けい | 2009年7月31日 (金) 22時47分

アメリカカンザイシロアリの本当の怖さは、生態をよく知らずに薬剤を撒き散らす人間です。家屋に生息する絶対数は少なく食害速度も遅いため、正しい対処をしていくことが重要です。テレビなどのマスメディアでは、新種だとか、駆除困難だとか大袈裟な表現をされます。これも問題点の一つでしょう。

ちなみに兵庫県内にある地域では、既に30年以上前から生息が確認されています。しかし、被害地域が急速に広がりません。これはアメリカカンザイシロアリの生態に由来します。必要以上に怖がる必要はないのですが・・・。

アメリカカンザイシロアリに駆除マニュアルも無ければ根本的な予防方法もありません。必要なのは生態を勉強し、創意工夫して処理できる技術者です。

投稿: シロアリ調査隊 | 2009年7月31日 (金) 23時29分

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