カンモンシロアリ落翅虫
先日、好意にしている九州のシロアリ防除業者さんからカンモンシロアリの羽アリを頂きました。相当数の落翅虫(翅を落とした羽アリ)が得られたことから、個別に飼育して観察しています。
カンモンシロアリは湿気の高い条件から比較的湿気の低い条件まで対応できるようです。ちなみに写真は比較的乾燥状態で飼育しているペアですが、水を与えると直ぐに水を飲みにきます。
水を取るのはヤマトシロアリでも見られますが、この乾燥条件での飼育は難しく、乾燥に強いカンモンシロアリの特徴と言えるでしょう。
軒下まで被害を与えるカンモンシロアリですが、大顎の形状はヤマトシロアリと変わらないため、種の同定には専門機関での判断が必須となります。まだまだ生態が詳しく分からないシロアリですので、注意深く観察していきたいと思います。
| 固定リンク
コメント