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2011年1月24日 (月)

薬剤は撒けば効くというものではない

Extermination234 昨日ご紹介した講演の中で話題になったことからご紹介したいと思います。その話題とはホウ酸製剤です。

ホウ酸製剤はシロアリ防除剤として注目されています。ホウ酸は自然界に存在し、目の洗浄剤としても使われています(だからと言って安全ではなく、大量に摂取すれば毒です)。最近では木材保存剤の性能試験と性能基準を定めたJIS・K1571が改正され、ホウ酸製剤が認められる方向になっています。

確かにホウ酸はシロアリに対して効果があります。しかし、ただ単に撒いただけでは効果は発揮されませんし、穿孔して注入した場合でも効果は得られない事例は沢山あるのです。写真は昨年の一昨年、昨年と続けて羽アリの出た現場で、穿孔跡は一昨年にホウ酸が注入処理された跡です。しかし実際には全く効果がなく、昨年羽アリが再発しました。

この結果だけを見ればホウ酸に効果がないということになりますが、これは処理に問題があるからです。ホウ酸は特に処理する条件を間違えてしまうと全く効かない薬剤です。即ちシロアリの生態と薬剤の特性を知るものだけが使える薬剤であり、誰でも使える薬剤ではないのです。

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