シロアリ調査隊

先日ご紹介したアメリカカンザイシロアリの飼育ケース内からご紹介したいと思います。

先週確認された羽アリの翅や死骸、糞などを掃除した際、確認し易いように併せて置いてある木片に活動中の働きアリ（擬職蟻）が確認されました。

この時期のイエシロアリやヤマトシロアリの職蟻は動きがとても鈍いのが特徴です。しかし、アメリカカンザイシロアリの擬職蟻の動きは早く、少々の寒さでも十分活動します。

暖かい小屋裏で活動するケースの多いアメリカカンザイシロアリですが、温度の適応能力は高いものと想像できます。実際の現場で、冬場であっても有翅虫（羽アリ）が活動している事例もあるので、年中注意が必要ではないかと考えられます。