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2011年10月12日 (水)

完了したように見えますが

Bait23 昨日はは京都市内の宿泊施設でのシロアリ対策でした。シロアリ監視ステーションの点検調査と非破壊シロアリ探知機を用いた定期調査です。

シロアリ監視ステーションへシロアリが侵入が確認されていたため、脱皮阻害剤を有効成分とする毒餌剤を施薬しています。これは薬剤処理ができない構造であるための対処です。

前回の点検では、毒餌を喫食中のヤマトシロアリが確認されましたが、今回の点検では、生息が確認されませんでした。

毒餌を喫食させる方法では、ヤマトシロアリの駆除が終了したものと考えられがちです。しかしこれは間違いで、コロニーの一部のみ駆除され、分断されたコロニーはまだ活動しているものと考えた方が妥当です。これはヤマトシロアリの生態によるもので、ヤマトシロアリのコロニーは頻繁に分断と融合を繰り返します。そのため、コロニーの全てが駆除される前に分断し、この監視ステーションへの喫食を放棄した可能性が極めて高いのです。

毒餌剤を喫食させるヤマトシロアリの駆除については、ヤマトシロアリがいなくなったから駆除が完了したと考えるのは危険です。コロニーが容易に分断することを十分理解した上で、対策を行う必要があるのです。

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