シロアリ調査隊

久しぶりにアメリカカンザイシロアリ飼育ケース内からの報告です。

羽アリは先月末から数日に１頭づつ発生しています。一斉に発生するという状況ではありません。

実際の現場で、このような発生のしかたでは発生したかどうかはわからないでしょう。アメリカカンザイシロアリ発生のサインは経験がものを言います。僅かな糞の堆積であったり、落翅虫の木材侵入の木粉であったり、落翅であったりをきちんと見極める目を持つことが重要です。

実際の現場では、糞の発生が確認された柱に薬剤を塗布している事例もありました。明らかにアメリカカンザイシロアリの生態を理解していない証拠です。私の対処方法が絶対的に正解であるとは言いません。しか、し世間で行われている方法の中にはナンセンスであることが多くあります。もっと、アメリカカンザイシロアリのことを勉強して欲しいと思います。