解体か飼育か
先日シロアリフォーラムメンバーであるサトーシロアリ技研(福岡県古賀市)の佐藤さんから、シロアリの生息が確認されている杭を採取したとのことから送付頂きました。
この杭には関門海峡周辺で生息の確認されているカンモンシロアリの生息が確認されています。カンモンシロアリはヤマトシロアリの亜種で、外見上区別がつきませんが生態はややことなります。有翅虫(羽アリ)の群飛時期は真冬の2月に発生します。ちなみに今回の杭では既に有翅虫が確認されたとのことです。
難しいのが生態観察です。杭を解体すると有翅虫や副生殖虫(継承生殖虫)を採取でき、観察することが可能ですが、飼育することは困難です。最終的には飼育することとし、今後の有翅虫の群飛など観察していきたいと思います。
当社では、シロアリ飼育を通じて生態観察を行っています。生態観察することで、シロアリ対策に役立てたいと考えています。詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考下さい。
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