緩慢な動きのヤマトシロアリ
右の写真は飼育中のヤマトシロアリ飼育ケースを底面から見た様子です。非常に緩慢な動きながらも、この寒い時期でも活動しています。
先日羽アリの発生したカンモンシロアリと比較すると、動きが極端に違います。カンモンシロアリはこの寒い時期でも活発に活動しています。しかし、ヤマトシロアリは緩慢です。
カンモンシロアリとヤマトシロアリでは見た目に全く区別はできません。研究者の報告によると、腸内原生動物が僅かに違うだけだそうです。しかし、生態はかなり異なるようです。
シロアリは飼育してみないとわからないことが沢山あります。しかも飼育観察すると、現場で見る現象が再現できることもあります。これら観察を通じて、薬効試験へフィードバックしています。世間で行われている薬効試験は現場を再現しておらず、参考にならないのが理由です。
当社ではシロアリ飼育、各種試験を行い、シロアリ駆除技術の開発を行っています。詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照下さい。
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