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2014年3月29日 (土)

被害状況によって

Lyctidae210 先日ご紹介したアフリカヒラタキクイムシの物件では、あるシロアリ防除業者や薬剤処理をしています。結果的に防除効果がなかった理由についてお問い合わせを頂きましたのご紹介させて頂きます。

ヒラタキクイムシで問題となるのは幼虫です。右の写真は被害を受けた合板の断面の様子で、この合板では上から2番目の層が被害を受けています。合板の層は食べ尽くされ、中には木粉状の糞(フラス)が詰められた状態にあります。幼虫はこの木粉の中で生息しています。

表面から薬剤処理をしても、内部にまで薬剤は浸み込むことはありません。薬剤と幼虫が接触しなれば効果がないのは当たり前なのです。ホウ酸製剤では木材内部に浸み込むことを謳っている事例がありますが、実際に浸み込みません。ホウ酸製剤が木材内部に浸み込むためには、ある種の条件が揃わないと浸み込まないのです。現場で何度もホウ酸製剤を表面処理された合板から虫体が出てくるシーンを見てきています。これが実態であり、過度な謳い文句にだまされてはいけません。

成虫脱出孔からノズル付の殺虫スプレーを注入する方法も有効とされていますが、内部にフラスがあまり詰まっていない状態であれば有効な場合もあります。しかし、写真のようにフラスが大量に詰まっていると、注入された殺虫スプレーが十分に拡散できず効果不足となるのです。

薬剤処理で対応可能かどうかは被害状況によります。現場を調査せずに対応することはできませんので、現場調査は必須です。当社のヒラタキクイムシ対策は現場調査も有料となっておりますので、詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照下さい。

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