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2014年3月30日 (日)

天敵の増加

Lyctidae211 昨日はヒラタキクイムシ対策で岡山県内の物件にお伺いしました。この物件で発生しているヒラタキクイムシは外来種のアフリカヒラタキクイムシです。建築士の先生及びハウスビルダーさんの絡んだ仕事です。

初めてお伺いする前にご相談を頂いた際、合板の部材交換をお願いしておりました。初めてお伺いした際は、室内で飛び回るほど大発生が確認されていました。室内での合板使用率は低く、ほぼ部材交換も行われていたので、大発生の要因ではないと考えました。

その後の調査により、発生源は土壁内部に使用された小舞竹であることがわかりました。問題は小舞竹への薬剤処理は、構造的に難しいということです。そこで、捕獲、生息数の減少を目的にライトトラップの設置を行いました。

昨年同期は3000匹以上のアフリカヒラタキクイムシ成虫の捕獲、今期は精査していないものの、50匹以下となりました。トラップには天敵であるシロオビカッコウムシの捕獲も確認されており、捕獲に加え天敵による効果により捕獲数が減少したものと考えられました。

このライトトラップは正の走光性(光に集まる性質)を有するアフリカヒラタキクイムシに有効ですが、今回の物件のように合板が殆ど使用されておらず、生息場所が特定できる事例では極めて有効です。しかし、合板がある物件では、ライトトラップによる捕獲だけでは対応できないので注意が必要です。

アフリカヒラタキクイムシ対策は、現場の構造、被害状況や生息状況に応じてオーダーメードの対策を立案することが重要です。詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照下さい。なお、画一的な方法で対応は行っていませんので、現場を見てない段階での対策内容や費用については回答できないことをご了承下さい。

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