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2014年6月23日 (月)

築年数が古くても

Lyctidae219昨日は不動産仲介業者さんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。築年数の古いマンションの1室で壁面クロス表面に小さな穴が開き、巾木やフローリングに木粉の堆積が確認されているとのことです。

現場に同行し確認すると、ヒラタキクイムシによる被害と考えられました。ヒラタキクイムシ対策を行うにあたっては、種類の特定を行うことが必須です。ヒラタキクイムシの種類によって生態が異なるため、対策の内容も異なります。

壁面クロス表面の小さな穴は、ヒラタキクイムシ成虫が木材内部から這い出るための脱出孔です。巾木やフローリングに堆積した木粉は、木材中に生息するヒラタキクイムシ幼虫が木材を食べることによって排出された糞(フラス)です。木材のでんぷん質を栄養としていますので、消化できない繊維質が木粉として排出されます。この木粉は、食害を受けた木材中に詰められた状態であるため、成虫が屋外に這い出る際、同時に排出されます。そのため、成虫発生時にしか見られない現象となっています。

今回、被害木材内部より成虫死骸を取り出し同定を行った結果、被害が甚大となる外来種のアフリカヒラタキクイムシでした。現時点で被害は狭い範囲で発生していますので、できるだけ早い対策が必要です。ここで対策を間違えると、年々被害が拡大して甚大な被害となるので注意が必要です。

ヒラタキクイムシ対策は、前述の通り種類と特定することと、現場の状況を判断して対策を立てます。そのため、現場を見ないうちに対策を立てることや費用などを算出することはできません。ヒラタキクイムシ対策につきましては阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考下さい。

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