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2014年12月29日 (月)

カンモンシロアリ羽アリ

Kanmonensis10年末の大掃除に合わせてシロアリ飼育ケース内を確認すると、シロアリの羽アリが確認されました。右の写真にあるとおり、カンモンシロアリの羽アリです。

このカンモンシロアリは、福岡県古賀市のサトーシロアリ技研さんから頂いたコロニーです。この個体は群飛した訳ではなく、コロニーでうろうろしている個体です。来月の下旬から2月の下旬にかけて、一斉に群飛すると考えられます。

カンモンシロアリはヤマトシロアリの亜種で、腸内の原生動物に違いがあるとされています。実際の現場では空中蟻道をつくることがあり、ヤマトシロアリより羽アリの発生が早い分、寒さに強く今の時期でも活動しているのかもしれません。

シロアリは飼育することで、文献に書かれていない生態が見えてきます。シロアリ駆除の基本はシロアリの生態を考慮することです。当社ではシロアリの生態研究を通じて、シロアリ駆除技術向上に努めています。詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考下さい。

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