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2015年7月 3日 (金)

虫体同定

Lyctidae264 右の写真はいつもお世話になっているハウスビルダーさんから、虫の死骸を送付頂きました。ヒラタキクイムシの種類の同定依頼です。

同定した結果、近年急増している外来種のアフリカヒラタキクイムシでした。今回の発生部位は複数の渡っており、洋室フローリングと押入れ内で使用していた桐のすのことのことでした。

フローリングは発生箇所から判断すると、後から産み付けられたものではなく、フローリング製造段階で既に産卵されていたものと考えられました。

今回比較的体長の大きな個体が多かったため、在来種のヒラタキクイムシではないかと考えていました。発生している個体がアフリカヒラタキクイムシであったことを考慮すると、桐材が要因と考えられます。桐材はでんぷん質を多く含むため、幼虫の成育がよく、成虫も大きくなる傾向にあります。ヒラタキクイムシ類については、桐材は特に注意が必要です。

アフリカヒラタキクイムシの被害範囲は想像以上に広く、見えている被害だけではないケースが殆どです。そのため安易な被害部位の撤去交換しても、数年後には再発を繰り返すので注意が必要です。

ヒラタキクイムシ成虫脱出孔から、市販の殺虫スプレーを注入するのは効果が高いと色々なホームページに記載されています。内部へ確実に注入することができれば駆除することが可能でしょうが、実際には確実に注入することが非常に困難なため、再発を繰り返す事例が殆どです。特に被害の甚大となるアフリカヒラタキクイムシでは再発事例が非常に多くなっており、初期対応のミスによって結果的に対策費用が嵩む場合が多くなっています。

当社ではヒラタキクイムシ対策を行っていますが、虫体の同定を行った上で現場調査を行い、対策を立案します。なお、虫体の同定作業も有料です。詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考下さい。

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