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2015年9月28日 (月)

ヒラタキクイムシではありません

Tenebrionidae05 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。昨年新築された物件で、室内にヒラタキクイムシらしき甲虫が徘徊しているとのことです。

早速現場にお伺いし要所要所を点検調査を行いましたが、ヒラタキクイムシの被害現場で見られる成虫脱出孔や木粉の堆積は確認されません。すると2階階段の壁面で徘徊する甲虫を発見、捕獲同定を行った結果、コクヌストモドキでした。

コクヌストモドキは穀物害虫として有名な種で、一般家庭では小麦粉や米びつ、菓子やパン類から発生することが知られています。しかし、新築家屋ではまだ清掃が行き届いた状態ですので、これらの穀物類からの発生とは考え難い状態です。

新築家屋では、野外から屋内に大量に飛来、侵入するケースが報告されています。原因として建材に含まれている何らかの化学物質が誘引源になっているのではないかと言われていますが、原因については現在のところ明らかになっていません。しかし、数ヶ月~数年で発生は自然と収まるようですので、どうしても駆除が必要と希望されない限りそのまま放置するのでよいと思います。ちなみにコクヌストモドキは人への刺咬事例はなく、危害が加えません。

害虫が発生したからといってすぐに薬剤を撒こうとする害虫防除業者は、お薦めできません。まずは発生している昆虫の種類を調査し、生態と害を調べた上で防除が必要なのか、防除するのであればどんな方法が安全で駆除できるのかを徹底的に調査した上で対処すべきなのです。当社では安易に薬剤を撒くのではなく、害虫の生態からよりよい対処方法を模索し対策を実施しています。詳細につきましては阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考下さい。

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