« 防腐剤と一緒に | トップページ | 捕虫紙検定 »

2015年12月26日 (土)

屋外で確認されるシロアリ被害

Damage44 昨日は業務車の修理のため、修理工場へ納車しました。修理が上がるには少し日数がかかるとのことです。未提出の報告書、依頼されている資料などなんとか年内に仕上げるため、パソコンとにらめっこの日が始まります。そこで今日は、現場で確認されたシロアリ被害について紹介したいと思います。

右の写真は、外壁の木部で確認された被害です。日本家屋の門扉外壁でよく見られる構造ですが、古民家でよく見られる石場建てのような構造です。石の上に土台があり、その土台や柱に被害が確認されています。これはよく見られる現象ですが、これだけ地面に近ければシロアリは容易に木部に侵入することが可能です。問題はこのようなケースでのシロアリ対策です。

一番問題でほぼ詐欺に近いのが、『門扉外壁に被害があるので、家屋も薬剤処理が必要です』というケースです。シロアリ調査によって家屋内にシロアリの侵入や生息が確認された場合は、薬剤処理が必要でしょう。その場合でも、シロアリ技術者が対応すれば駆除処理をベースにシロアリ対策を考えればよいのです。シロアリが侵入や生息していないのに、薬剤を撒くのはナンセンスです。

このようなケースでの正解は、被害部でシロアリの生息が確認されれば、部分的な駆除処理だけを行えばよいということです。生息していなければ何もしなくてもよく、生息していればシロアリ技術者によってコロニーを駆除するような処理をすればよいのです。

このような物件で、ある老舗で有名なシロアリ防除業者はこの門扉外壁周辺の土壌に対して、薬剤注入する方法を提案されていました。土壌に対する薬剤注入処理は、環境破壊に繋がりますので、必要な場合にのみ必要最小限量の薬剤処理べきなのです。一部のハウスメーカーで採用されている、建物の周囲の土壌にパイプを埋め、定期的に薬剤を注入するという方法は地下水汚染の原因にしかなりません。農薬(殺虫剤)と比べて何百倍も濃い薬剤を地中に流し込むなど、環境を無視した方法でしかありません。薬剤は必要なケースで必要なだけ使えば良いのです。大量に撒くことを前提にすると、未来に何を残したいのかと言いたくなります。

|

« 防腐剤と一緒に | トップページ | 捕虫紙検定 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/200707/62942418

この記事へのトラックバック一覧です: 屋外で確認されるシロアリ被害:

« 防腐剤と一緒に | トップページ | 捕虫紙検定 »