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2016年3月 5日 (土)

穿孔がもたらした悲劇

Damage48 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生のご紹介で、ある地域の物件にお伺いしました。

この物件では、あるシロアリ防除業者がシロアリ予防処理をした直後から、お施主さまが体調不良をおこされたとのことです。既に保証期間が過ぎてはいるものの、季節によってはまだ気分が悪くなるとのことです。

使用された薬剤は、合成ピレスロイド様化合物と有機塩素系の共力剤が含まれています。いずれも良く知る、臭気として感じることのできる薬剤ですが、室内及び床下では臭気として認識できませんでした。

しかし、お施主さまが化学物質過敏症のため、私たちが感じるよりも遥に低濃度の薬剤でも反応するものと考えれました。室内をくまなく調査をしていると、室内に穿孔跡が確認されました。18mmという大きなビットを用い、一つの柱に6か所も縦方向に穿孔されていたのです。この穿孔箇所に薬剤注入をしたとすると、気分が悪くなるのは当然です。

既に時間が経過し過ぎており、もっと早い時期に相談を頂いていれば気中の薬剤濃度測定などの手段が取れたでしょう。しかし、現時点で測定しても、検出限界以下となるのは見に見えています。

このようなケースでは、できるだけ早い段階で専門家に相談する必要があったものと思います。施工を請け負った工務店や実施したシロアリ防除業者に言っても、のらりくらりとさせるためご注意下さい。

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