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2016年8月17日 (水)

無意味な穿孔処理

Inspection845 昨日はシロアリ調査のため、大阪府内の物件にお伺いしました。本年5月に和室押入れから羽アリが発生したとのことです。

早速床下側から点検調査を行ったところ、広い範囲でシロアリの構築した蟻道と被害が確認されましたが、同時にシロアリ防除処理跡も確認されました。蟻道のうち現時点でヤマトシロアリが活動しているものと既に放棄されているものが混在していました。

お施主さまにお話しを聞くと、およそ15年前にも羽アリが発生したため、シロアリ駆除予防処理を実施したとのことです。それが右の写真で、土台に穿孔跡が見えています。これはマニュアル施工と言われる方法です。

これを見てどのように思われるでしょうか。シロアリ防除業者からすれば、土台に穴をあけることは普通であり、何とも思わないかもしれません。しかし一般の方からすれば、この大袈裟な穴は何の意味があるのだろうと思われます。シロアリ防除業者は、穿孔した穴にノズルを突っ込んで、薬剤注入をし、木材の中に薬剤を入れることを主張されます。しかし、実際に木材中の薬剤濃度を分析したことのありますが、この方法では木材中に薬剤は入りません。ということはこの穿孔注入処理は全くの無意味なのです。それよりも、問題のない土台に穴をあけて強度低下させています。

マニュアル施工ではシロアリの動きや建物の構造に関係なく、マニュアル通りに施工するためこのような弊害が生まれます。当社では薬剤の大量散布をベースとしたマニュアル施工は推奨していません。シロアリに動きと建物の構造に合わせ、必要最小限の薬剤量でシロアリ駆除します。詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照下さい。

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