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2016年8月24日 (水)

ベイマツにあいた穴

Inspection849 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。梁に虫食いのような、穴が確認されているとのことです。

早速現場確認を行うと、右の写真のような直径1~2mm程度の穴が数箇所確認されました。ちなみにこの梁の材質は、米松です。

材質面から考慮すると、木材害虫であるヒラタキクイムシ類ではありません。米松は針葉樹であり、広葉樹系材料のみ食害するヒラタキクイムシではないとこを示唆しています。

針葉樹を食害する昆虫としてカミキリムシ類は、虫孔の大きさがもう少し大きいため、カミキリムシ類でないことを示唆しています。同様に針葉樹を食害するシバンムシ類は、古材を好むこと及び虫孔の大きさはもう少し大きいことから、シバンムシ類でないことを示唆しています。

消去法で残るのは養菌性キクイムシ(アンブロシアビートル)です。孔道内に明確なアンブロシア菌糸あれば確定だったのですが、やや怪しい菌糸が確認されただけでした。それでも、可能性としては養菌性キクイムシの可能性が極めて高く、養菌性キクイムシであった場合は生木時の被害であり、製材後に被害が広がることはないでしょう。

被害があるからといって、虫が生息しているとは限りません。きちんとした調査を行うことが重要です。害虫被害調査のお問い合わせは阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照のうえお問合せ下さい。

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