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2016年9月25日 (日)

住宅医スクール2016大阪

Seminar100 昨日は、一般社団法人住宅医協会主催の住宅医スクール2015大阪で講師を務めさせて頂きました。ご依頼頂いた講義内容は、先日東京や浜松で行った内容と同じく『防蟻対策の実務-シロアリ駆除と予防法の実例』です。

シロアリ駆除と予防は、本来全く違うものです。シロアリ駆除は巣系を意識して、一網打尽にすることであり、予防はシロアリの侵入を防止するものです。しかし、多くのシロアリ防除業者は、駆除と予防を同時に行う防除処理を行いますが、薬剤大量散布する方法ですので、シロアリの巣系は駆除できていません。しかし大量散布しているため再侵入できない結果、家屋をシロアリから守れています。但し薬剤大量散布は、お住まいの方からすれば薬剤曝露のリスクを伴います。設計者やビルダーさんの中には、安全に配慮して薬剤大量散布を嫌うかたも増えてきています。

薬剤は駆除を目的とするのであれば、大量散布の必要はありません。シロアリの生態や建物の構造に配慮し、薬剤の特性を効率よく発揮させることができれば僅かな量で対応することが可能です。予防は薬剤処理でも可能ですが、安全に配慮するのであれば薬剤を撒かないのが一番です。その代替としては定期的に実施するシロアリ調査、床下点検が有効です。シロアリの生態を考慮すれば、早期発見早期対応で十分可能なのです。

薬剤は安全性がきちんと評価された合成系薬剤が殆どですが、過信は禁物です。安全性表は現時点のものであり、未来永劫安全であることを表して訳ではないのです。天然物の薬剤も増えていますが、天然物イコール安全ではありません。毒性が極めて高いものほど、天然物が多いのです。安全は毒性だけでなく、曝露のリスクも加味しなければならないのです。

このような話しを90分という時間で納めるのは非常に大変で、内容は右へ左へと動くため、聴された方は大変だったと思います。しかし昼一番の講義で睡魔の襲われる時間にも関わらず熱心に聴講頂きました。

今回の講義でも話しさせて頂きましたが、シロアリ対策の根幹はシロアリの生態を理解することです。今後も更に精進し、シロアリの本当の生態やシロアリ対策について中身のある講義にしていきたいと思います。当社では、シロアリに関するセミナーを行っています。お問合せは阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いします。

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