« 2017年2月 | トップページ | 2017年4月 »

2017年3月31日 (金)

平行線

Lyctidae339 昨日はアフリカヒラタキクイムシ対策としてライトトラップを設置している物件のお施主さまから、捕虫紙を送付頂いたので捕獲状況確認を行いました。

アフリカヒラタキクイムシの捕獲数については、前年度と殆ど変わりありませんでした。この物件の発生箇所は特定できているものの、部材撤去は不可、薬剤処理極めて困難なため、現状捕獲による対策しか手法がないのが現状です。

対策当初よりも捕獲数は大きく削減はできているものの、もう少し生息数を減らしたいところです。フェロモントラップの実用化研究も進んでいるようですので、早期開発を待ち望みたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月30日 (木)

3年振りに

Kanzai215 昨日は、アメリカカンザイシロアリ対策で兵庫県内の物件にお伺いしました。以前から対策を実施している物件で、3年振りに点検調査でお伺いしました。

今回の点検調査では、小屋裏の1箇所で虫糞の堆積が確認されました。生息感はあまり感じられませんでしたが、念のため薬剤注入処理を行いました。

アメリカカンザイシロアリ有翅虫(羽アリ)の死骸が数匹確認されましたが、いずれも落翅前に致死しており、定着防止処理効果によるものと考えられました。当該地区は周辺で多数の発生が確認されていますので、外部から容易に侵入可能です。だから適切な定着防止処理は有効なのです。

アメリカカンザイシロアリ対策に仕様書はなく、仕様書頼りのシロアリ防除業者に駆除などの対策は困難です。当社はアメリカカンザイシロアリの生態を考慮し、対策を立案します。お問合せは阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月29日 (水)

冬仕舞い

Maintenance07 昨日は、一昨日に続いての古民家の現場でのシロアリ駆除でした。作業自体は午前中で終わったことから、施工車のタイヤをスタッドレスタイヤからノーマルタイヤへの入れ替え作業を行いました。

阪神間では雪に見舞われることは皆無に近いのですが、近畿も中部に入る積雪した道路を走ることが多くなります。今年は特に雪が多く、京都市内でもかなり積雪した道路を走行することがありました。

近畿地区では二月堂のお水取りが終わる頃には、積雪の影響を受けることがなくなったのですが、例年にない忙しさだったことから、やっと交換できました。

条件次第ですが早い場所では、来週にはヤマトシロアリ羽アリの群飛を迎えます。再発物件では4月中旬、通常の群飛はゴールデンウィークから中旬までに発生します。それまでに対応する必要のある物件を多く抱えており、できるだけ早く対応したいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月28日 (火)

現在も活動中

Extermination554 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、兵庫県内の物件にシロアリ駆除お伺いしました。

改修中の古民家で、広範囲にシロアリ被害が確認されています。取り敢えずシロアリ駆除処理を先行して実施し、必要に応じて侵入防止処理を施す予定です。

ちなみにシロアリ被害は甚大で、右の写真のような箇所も数箇所確認されました。右の写真の箇所ですが、既にシロアリは食害を放棄したように見えますが、実際にはまだ生息及び活動しています。

このような梁の被害部へ薬剤注入処理を行う場合、薬剤の垂れが問題となりますが、リフォーム中ではある程度の垂れは許容範囲内となります。それでもできるだけ薬剤が垂れないよう丁寧な処理を心掛けたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月27日 (月)

こんなところにまで

Extermination553 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。リフォーム中の物件でシロアリ被害が確認されたとのことです。

早速現場で確認すると、2階の出っ張り部分の胴差まで大きな被害が確認されています。調査を更に進めると通し柱にも被害があり、シロアリの活動も確認されました。シロアリはこの通し柱が侵入経路でした。

胴差がここまで大きな被害となったのは、雨漏れが原因です。また発見が遅れた原因は、通し柱が束石に乗った状態ではなく、地面に接した状態にあること、モルタルで包まれていたことです。地中から通し柱に侵入したシロアリは、外敵が侵入し難いモルタルで囲まれたことで容易に侵入しました。これに雨漏れが重なり、モルタルで包まれたことで湿気が逃げることがないことで上部にまで登りました。

結果的には、通し柱の構造に問題なければ侵入できなかったでしょうし、雨漏れを早期発見できていれば被害の拡大はなかったでしょう。これらを考慮すると、シロアリ対策において構造の問題とメンテナンスの問題が非常に重要であり、シロアリ対策は薬剤散布だけではないのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月26日 (日)

蟻害ではなく腐朽

Rot03 連日、いつもお世話になっているハウスビルダーさんの物件にお伺いしました。これだけ多くの雨漏れとシロアリ被害が確認された結果、ハウスビルダーさんとお施主さまが相談されて建物全体の調査を行うこととなりました。

とりあえず建物四つ角の通し柱について調査すべく、壁を壊して内部の状態を確認した結果が右の写真です。これを見られたハウスビルダーさんから、腐朽単独の被害なのかシロアリ被害も含まれているのか判断を委ねられました。

この被害はシロアリによるものではなく、腐朽単独の被害です。腐朽だからと言って放置してはいけません。また、腐朽の程度にもよりますが、防腐剤の塗布だけでは不十分な場合もあります。防腐剤は腐朽菌の進行を抑制するものであり、木材の強度を復活させるものではありません。今回の被害はかなり腐朽が進行していますので、木材の入れ替えや補強などの対策が必要です。それらを補完するために防腐剤の処理は有効となるのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月25日 (土)

流出するシロアリ

Extermination552 昨日に引き続きいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。リフォーム中の物件でのシロアリ対策です。

雨漏れしている壁面を撤去すると、通し柱などにシロアリ被害が確認されました。シロアリの生態に通じたシロアリ防除業者さんであればおわかりだと思いますが、奥深く被害門材で活動しています。

お施主さまは被害木材があっても、シロアリは既にいないのではお考えのようでした。そこで、被害木材に薬剤中に薬剤注入処理しました。

結果は、被害材内部からシロアリが流出する様子をご確認頂きました。見た目生息しないように見えても実施には生息しているケースがあるため注意必要です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月24日 (金)

侵入経路

Extermination551 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。この物件では毎年ムカデが発生して困っているとご相談を受け、数年前から対策を行っています。

ムカデ対策として一般的に行われているのは、建物の外周へ粉状薬剤を撒く方法です。しかし、この物件は平屋の長屋で、当該住戸の外周は表と裏に2間づつしかありません。そのため、外周処理では効果が期待できません。そのため、床下側から対策を実施しています。

床下では色々な隙間があり、ムカデの侵入経路は多岐に渡ります。そのため、これら侵入経路や活動場所、潜伏場所への処理が中心となります。ポイントはムカデの生態を考慮することであり、マニュアル通りに撒けばよいというものではないのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月23日 (木)

広範囲な被害

Extermination550 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ駆除処理でお伺いしました。先日から対応しているリフォーム中の物件です。

元々は洋室2階の窓枠にシロアリ被害が確認されていました。下から登ったものではなく、ダイレクトに羽アリが飛来、営巣したものでした。その原因となったのは、雨漏れです。

リフォームを実施しながらの対策となっていますが、リフォームが進行する度にシロアリ被害が見つかります。右の写真の箇所も新たに確認されたシロアリ被害箇所です。ここもまた2階の天井付近ですが、これまでの被害部とはつながっていませんので、新たなコロニーとなります。

この物件では既に4箇所の被害が確認されており、いずれも雨漏れが要因の一つです。雨漏れ自体は構造上の問題が大きな要因ですが、日々の管理も重要です。雨漏れは放置せず、早急に対応して下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月22日 (水)

広範囲に

Inspection909 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、兵庫県内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。この物件では広縁にシロアリ被害が確認されていますが、お施主さまが年末の大掃除の際に気付かれたとのことです。

早速、床下側から点検調査を行った結果、被害の確認された広縁は勿論、床下の広範囲にシロアリ被害、侵入及び生息が確認されました。このケースでは、床下内で複数のコロニーが蔓延る状態にあるため、丁寧な駆除処理は必須です。

問題はコロニー数の多さ、建物の構造からある程度の侵入防止処理が必要です。但し、一般的に実施されている薬剤大量散布は、薬剤曝露リスクの問題や処理コスト高の問題からお薦めできるものではありません。そのため、処理ポイントを絞り込んだ処理で対応を考えたいと思います。安全で安価なシロアリ駆除、侵入防止処理をご希望の方は、阪神ターマイトラボのウェブサイトからお問合せをお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月21日 (火)

捕獲

Trap29 昨日は、先日いつもお世話になっているハウスビルダーさんを通じてお伺いした大阪府内の物件にお伺いしました。室内で、クロバネキノコバエ類の発生が確認されている案件です。

室内に観葉植物などの発生源がないことから、ハウスビルダーさんに依頼して雨漏れがないかどうかの確認をしてもらっています。しかしながら、雨漏れはありませんでした。

あと残る可能性としては、浴室が挙げられます。浴室入口枠など腐朽があると、発生源になるケースがありますが、こちらも問題ありませんでした。もしかしたら浴室内で漏水し、生息環境が整った状態にあるかもしれません。

ちなみによくクロバネキノコバエ類を見かける箇所で、小型のライトトラップを設置しました。設置後わずか数日ですが、ある程度の数が捕獲されました。捕獲されるとともに、目撃報告も減っており、当面継続して様子を見たいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月20日 (月)

解体して見えたもの

Damage56 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。浴室等を中心にリフォーム中の物件でのシロアリ対策です。

この物件では、元々浴室の入口枠にシロアリ被害が確認されていました。そこで、昨年の秋にシロアリ調査を実施しました。シロアリ調査の結果では、被害は数箇所で確認されたものの生息は確認されませんでした。そのため、過剰なシロアリ対策である薬剤に大量散布は実施せず、定期的なシロアリ調査を実施することとしました。

なお、浴室の被害は広範囲に及んでいると判断し、リフォームを提案、そのリフォームに合わせてシロアリ対策を実施するよう推奨させて頂きました。そして今回浴室の解体が終了したため、シロアリ対策でお伺いした次第です。

シロアリ被害は天井の梁にまで被害が及んでおり、お施主さまやハウスビルダーさんからはリフォームの実施、併せてのシロアリ対策の実施に評価を頂きました。シロアリ対策イコール薬剤散布ではなく、大切な家屋をどのように保全しながら長持ちさせるかが重要であり、私たちシロアリ技術者はどのようなお手伝いができるかを考えるのが重要な仕事なのです。家屋保全に必要なシロアリ対策をご希望の方は、阪神ターマイトラボのウェブサイトからお問合せをお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月19日 (日)

抱腹絶倒

Bait57 右の写真は、先日シロアリ駆除でお伺いした現場で撮影した1枚です。玄関にシロアリ被害が確認されたお施主さまが被害部を撤去し、市販のシロアリ対策商品を設置されています。

このシロアリ対策商品は、インターネットで人気となっているシロアリハンターという商品です。自分でできるや巣まで壊滅できるというキャッチフレーズの商品です。

商品の性能からすると、中の毒餌剤を食べると必ず効果が発揮されます。問題は食べさせることができるかどうかという点です。ちなみに写真のような設置方法では、何年経ってもシロアリが食べにくることはありません。

類似する毒餌剤を使って駆除するベイト工法もそうですが、ヤマトシロアリには向きません。ヤマトシロアリは小集団のコロニーを家屋内で複数形成するため、それら全てのコロニーに毒餌を食餌させる必要があるのです。実験室で実際のコロニーを使って試験をしたことがありますが、単一のコロニーであっても壊滅する前に毒餌剤の食餌を止めるケースもあります。

ヤマトシロアリは臆病で慎重なシロアリですので、食べさせることが困難である、食べさせ続ける困難であることが不適の理由です。インターネットのレビューを見ると、あたかも効果があったような記載があります。羽アリが出ると、毎年必ず羽アリが出るとお考えの方が多いようですが、シロアリは状況に応じて羽アリを出すのです。ですので駆除完了を、翌年の羽アリの発生で判断するのは極めて危険なのです。それとシロアリを見かけなくなったというのと、駆除完了は全く違います。シロアリが生息していた箇所をいじくれば、殆どのケースでシロアリは戻ってきません。見えなくなったと駆除完了と判断することも極めて危険なのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月18日 (土)

処理すべき場所

Extermination549 昨日はサクラアリ対策で、兵庫県内の物件にお伺いしました。この物件では、昨年の晩秋に羽アリの発生が確認されています。啓蟄も過ぎそろそろサクラアリも活動し始める時期ですので、処理を行いました。

サクラアリの多くは地中に営巣する種類のアリですので、床下土壌に営巣している様子をよく見かけます。都市部では、屋外がコンクリートで覆われているため、アリからすれば営巣できる場所が少なくなります。土壌がある床下があればアリが営巣するのは、必然とも言えます。

アリ対策について、メーカーさんや同業者から具体的な方法について問い合わせを頂きます。残念な問い合わせに、どの薬剤を使えば良いかというものがあります。極端な話し薬剤は何でも良く、ポイントは対象となるアリの生態であり、薬剤の特性をどう生かすかです。それに応じて処理方法と処理範囲を考えれば良いのです。だから大量に薬剤処理する必要はないのですが、きちんと処理すべき場所を限定しなければならないのです。

サクラアリ、トビイロケアリ、ルリアリなどの室内徘徊性のアリ対策のお問合せは、阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月17日 (金)

ライトトラップ管理

Lyctidae338 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんが管理されている物件にお伺いしました。大阪府内の物件で、外来種のアフリカヒラタキクイムシが発生しています。

この物件では、いつもお世話になっているハウスビルダーさんとは異なるハウスビルダーによってリフォームが行われ、その直後からアフリカヒラタキクイムシが発生していたとのことです。運悪く、リフォーム終了後にそのハウスビルダーさんが倒産したとのことです。その後を受け、いつもお世話になっているハウスビルダーさんが対応することとなり、駆除等の対応を小員が行うこととなった次第です。

被害部の撤去、薬剤処理を含め総合的な対策を実施、その後のモニタリングとしてアフリカヒラタキクイムシの正の走光性を利用したライトトラップによる管理を行っています。昨年同時期にライトトラップを設置しており、今回捕虫紙の回収及び捕獲状況の確認を行いました。捕獲結果ですが、数匹のアフリカヒラタキクイムシの捕獲が確認されました。

室内側では被害が確認されていないことから、壁内など見えない場所での発生が考えられます。モニタリングを継続し、今後の対応を考えたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月16日 (木)

状況判断

Extermination548 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ駆除でお伺いしました。

昨年の秋にシロアリ調査を行った物件で、鉄骨構造の防湿コンクリートの床下です。シロアリは布基礎と土間コンクリートの接点部分で確認されたクラックから蟻道を構築して侵入していました。

鉄骨構造で床下が土間コンクリートの場合、シロアリは侵入できないと思い込むケースが多く、ついついシロアリ対策を怠りがちです。シロアリ対策が重要と言って薬剤の大量散布は、費用が嵩む割に効果がはっきりせず、コストパフォーマンスの悪い対策と言えます。定期的に床下側からのシロアリ調査を行い、早期発見に努めるシロアリ対策もあります。コストを大きく抑制できる上、薬剤を使わないので薬剤曝露リスクを低減することが可能です。

シロアリの被害や生息が確認された場合でも、薬剤の大量散布の必要はありません。薬剤の特性を生かし、必要最小限量の薬剤で対応は可能です。但し技術が伴わない場合、必要最小限での薬剤処理は対応できず、薬剤大量散布を勧められますのでご注意下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月15日 (水)

確定申告

Tax16 例年通り期日直前となってしまいましたが、昨日無事に確定申告と納税が終了しました。害虫駆除業というカテゴリーで考えるとオフシーズンなのですが、有難いことにこの数年年中忙しい状態が続いています。

経理処理はその合間を縫って対応しているため時間を要しましたが、何とか間に合いました。納税は国民の義務であり、大切な税金を良い使い方をして頂きたいものです。

ほぼ年中忙しいため、儲かっているのでしょうと言われることが多いのですが、私たちの行っているシロアリ対策は、必要最小限の薬剤量で対処する方法です。

薬剤の高濃度大量散布では施工金額も高額となりますが、必要最小限に薬剤処理では施工金額も比較的安価となります。商売としてはお薦めできる方法ではありませんが、お施主さまにより安全な方法を安価で提供できます。儲け主義ではなく、より安心して暮らしていけるためのシロアリ対策を提案できるよう日夜研究に励んでいきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月14日 (火)

積極的予防

Extermination547 昨日はシロアリ駆除処理のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。この物件は、以前シロアリ対策でお世話になったお施主さまからの紹介で、昨年11月にシロアリ調査を実施しています。

シロアリ被害は玄関壁面で確認されましたが、床下側ではシロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。このようなケースでの必要な対策は玄関周辺でのシロアリ駆除です。シロアリ侵入リスクの低い床下側へ、高額な費用をかけて薬剤を撒くことは無駄としか言いようがありません。

シロアリ駆除としては、被害の確認されている玄関壁面へ薬剤処理を行いました。シロアリ駆除としてはこれで十分ですが、玄関周辺では構造に配慮が必要です。玄関は隙間が多く存在する構造ですので、地中の巣系から侵入し易いため近年多く侵入する事例が報告されています。そのため、部分的な薬剤処理は予防処理として非常に有効です。

どこにどれだけの量の薬剤を処理するかは、シロアリ技術者の度量によります。技術力のない業者に限って、必要以上に穴をあけ多くの薬剤を使いますのでご注意下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月13日 (月)

季節に関係なく

Kanzai214 先日二十四節気の啓蟄の日を迎え、飼育中のイエシロアリの様子ご紹介しました。今回は飼育中のアメリカカンザイシロアリの様子です。

このコロニーは、普段から木材表面で活動しています。当然ですが、光など全く気にしません。振動を与えるとすぐに隠れますが、直に表に出てきて活動します。

ちなみにこのコロニーは冬場など全く関係なく、普通に活動しています。気温の低い時間帯には少し動きが鈍くなる程度ですが、振動を与えると素早く隠れます。

どちらかと言えば温暖な地域のシロアリというイメージがありましたが、相当寒さには強いようです。シロアリは飼ってみると、いろいろなことがわかります。シロアリと付き合って30年程になりますが、まだまだ新しい発見があります。まだまだ勉強していかないこといけませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月12日 (日)

フローリングにあいた穴

Lyctidae337 昨日はお問い合わせを頂いた住宅管理会社さんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。築10年を超えるマンションで、フローリングに複数の穴が確認されているとのことです。

早速現場で、被害状況の確認と調査を行いました。虫孔から被害材内部にある虫体死骸を採取し同定を行った結果、外来種のアフリカヒラタキクイムシでした。

繁殖力の強い外来種ですので、きちんとした対応が必要です。年数が経過した木材は餌となるでんぷん質が変性し、食害を受けないと記載されているインターネットの情報がありますが、10年や15年程度ではでんぷん質は変性しません。実際の現場で被害を見たことがない、いい加減な情報発信なので注意が必要です。アフリカヒラタキクイムシの場合、見える場所だけではなく壁内で発生している可能性も考慮しなければなりません。

現時点では空き部屋状態ですが、売り主と買い主のどちらが負担するかで揉める可能性があるとのことです。当方としてはきちんとした対策を提案し、後は住宅管理会社さんの調整次第となります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月11日 (土)

想像以上

Damage55 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。先日からご紹介している物件で、2階窓付近壁面に営巣が確認された物件です。

今回は坪庭を挟んで反対側の壁部分のシロアリ調査で、既に外壁が撤去された状態です。その状態が右の写真で、通し柱表面に蟻道が確認されており、被害は屋根まで続いています。

これの原因も雨漏れで、屋根の取り合い部分の構造に問題があります。この物件を建築したハウスビルダーは既に倒産しており、設計者もわかりません。明らかに言えることは、当初から雨漏れに弱い構造であったことは明確で、デザインを優先した結果でしょう。重要なのはデザインではなく、大切な家を末永く使える構造であることです。

それと同時に住まい手は、雨漏れに対しては早急に対応することが重要です。雨漏れを放置し、生物劣化が進行すると余計な修復費用がかかってしまうのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月10日 (金)

増築された部分で

Inspection908 昨日は以前シロアリ駆除でお世話になったお施主さまからの紹介で、大阪府内の物件にお伺いしました。勝手口の枠にシロアリ被害と生息が確認されたことから、シロアリ調査でお伺いした次第です

右の写真がその被害の様子で、現時点ではシロアリの姿は確認されていません。この物件の築年数は結構年数が経過していますが、増築が2度行われています。今回被害が確認されたのは、最も新しく増築された部分です。

この増築部分には、床下点検口がないという致命的な欠陥があります。増築した業者には、床下の管理を行う意識が欠落しており、当たり前にしなければいけないことができていないということになります。基礎にコンクリートブロックが使われており、隙間だらけでシロアリに侵入して下さいと言わんばかりの構造です。

とは言え、床下換気口から確認できる範囲にはシロアリ侵入の形跡はなく、部分的な駆除処理で十分対応可能と判断されました。なお、最も古い建物の床下についてシロアリ調査を行った結果、床下地面に群飛孔が確認された他、地面に放置された木片にシロアリ被害が確認されました。この程度であれば床下全体の処理の必要性はなく、定期的なシロアリ調査で対応可能と判断されました。

お施主さまの意向としては長期的に建物を保全するのではなく、コスト面を加味したシロアリ対策を希望されており、当社のスタンスと一致するものでした。シロアリ対策は、高額な薬剤全面処理だけでありません。シロアリ駆除とシロアリ調査を組み合わせたシロアリ対策もあるのです。但し、実施可能なシロアリ防除業者は限定的ですので、ご注意下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 9日 (木)

2階の浴室で

Extermination546 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。リフォーム中の物件で、浴室を解体した際にシロアリが確認されたとのことからシロアリ調査及び駆除処理でお伺いしました。

右の写真はその解体した様子で、所々にシロアリ被害が確認されています。浴室土台は既に原型はなく、土化していたとのことです。

ここで特筆すべきことは、この浴室は2階にあるということと、この物件は鉄骨で1階は店舗、水を使うことが殆どない環境です。

シロアリは地中から進行した訳ではなく、羽アリが飛来しペアリングした後、営巣したものと考えられました。営巣できた要因は安定した水の供給であり、その原因は雨漏れと浴室からの水漏れです。

鉄骨の物件であっても室内では木材が使用されており、水漏れという要因があれば生物劣化が起こります。水漏れを放置してはいけない、それこそがシロアリ対策であり生物劣化対策の基本なのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 8日 (水)

雨漏れを放置した結果

Damage54 右の写真は、昨日ご紹介した物件で撮影した1枚です。シロアリ被害は2階の窓周辺で確認されており、雨漏れが主たる原因により当該箇所で営巣及び繁殖しているものと考えられました。

写真の部位は、その窓と接している外壁です。外壁面にはクラックも確認されており、雨水の浸入が考えられシロアリの不安があることから、外壁面の一部を壊して確認されたとのことです。この被害がシロアリであるのかの確認もご依頼頂きました。

結論的にはシロアリの被害はなく、被害は腐朽です。雨水の浸入によって、外壁内木部が朽ちた状態にあり、強度的には外壁のモルタルで持っている状態です。こうなると外壁内部を補強しても、木材腐朽菌が残っている状態ですので、すぐに腐朽が進行しますのできちんとした対処が求められます。

いずれにしても、雨漏れの放置は生物劣化を引き起こします。雨漏れが確認された段階で放置せず、必ず専門家に相談し正しい対策を実施することが重要です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 7日 (火)

土は介していません

Damage53 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。先々月にシロアリ調査を実施した物件で、2階の窓際でシロアリ被害の確認された物件です。

修復のための作業が開始され、被害部壁面の撤去を室内側と屋外側から進めていたところ、壁内で甚大な被害が見つかったとのことです。念のため、状況を確認してほしいとのことからお伺いした次第です。

早速現場を確認すると、特徴的な食べ方をしています。雨水の動きに忠実で、食害ゾーンや生息ゾーンなどきちんと分かれています。このような被害を観察すると、ヤマトシロアリの生態がよくわかるのです。

ちなみにこの被害は土を介しておらず、当該箇所に羽アリが飛来し営巣したものと判断されました。稀ですがヤマトシロアリもこのようなケースがあるので、注意が必要です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 6日 (月)

啓蟄

Copt021 昨日は二十四節気の一つである、『啓蟄』でした。啓蟄とは、虫が冬眠から目覚め活動を始める頃という意味です。

ちなみにシロアリは冬眠しませんが、大きく活性が落ちるため夏場と比べると食害は広がりにくくなります。

右の写真は、当社で飼育中のイエシロアリです。先月は動きも緩慢で、徘徊する虫数も少なかったのですが、今は随分とその数も増え動きも活発になってきました。

シロアリの活動は見えない場所で起こりますので、対策を考えることが重要です。薬剤を撒くことだけが対策ではなく、早期発見に努めることもシロアリ対策です。

当社では、シロアリ調査による早期発見をシロアリ対策の基本としています。薬剤に絶対安全なものはありません。天然物由来であっても、大量散布にはリスクはあるのです。そのため当社では、薬剤を使わない選択肢もあるのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 5日 (日)

放置してはいけません

Kanzai213 昨日はアメリカカンザイシロアリ対策で、兵庫県内の物件にお伺いしました。この物件では一昨年、糞の堆積が確認されたことからお問合せを頂き、調査にお伺いしています。

室内側での糞の堆積はあくまで被害の一部であり、建物全体の点検調査を行ったうえで対策を立てる必要がある旨を説明させて頂いています。

当社ではインフォームドコンセントを重視していますので、ご納得を頂いた上で対策を実施することとさせて頂いています。この物件では、提案書を含めた資料を送付させて頂いた以降、ご連絡はありませんでした(当社では強引に対策を薦めません)。

お施主さまはインターネットで調べられ、自分でできる対策を参考に実施されたとのことです。ホウ酸製剤等を塗布したり、殺虫スプレーを脱糞孔から注入したりされたとのことです。しかし残念ながら期待した効果は得られず、前よりも糞の堆積量が増えたとのことです。

当社以外に他のシロアリ防除業者にも話しを聞かれたそうですが、殆どの業者がアメリカカンザイシロアリの駆除は行っていないとのことでした。一部の業者で実施可能とのことでしたが、その処理方法はお施主さまが実施した素人療法と差がないものでした。

アメリカカンザイシロアリの適切な対策を施し、少しづつ生息密度を落として行かなければなりません。そのためにはアメリカカンザイシロアリの生態を理解した上で対策を実施する必要があるのです。シロアリ防除業者の中には、薬剤はどれがよいなどと話しをする方がおられますが愚問です。今の薬剤は高性能ですので、ポイントはどう使うかが重要なのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 4日 (土)

古民家シロアリ対策

Extermination545 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生さんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。昨年シロアリ調査実施済の古民家で、シロアリ駆除のためお伺いしました。

この物件では、建物全体的にシロアリ被害が確認されており、一見古い被害のように見えましたが、いずれも活動中のシロアリが確認されています。

シロアリ駆除処理としては、被害部へゆっくりと薬剤注入処理を行うとともに、シロアリの侵入経路へ薬剤処理を行いました。効率的にシロアリを駆除するために、駆除に適した薬剤を最適な処理濃度で処理することにより、効率的な駆除が可能となります。薬剤の大量散布をしなくとも、シロアリの駆除は可能なのです。

ヤマトシロアリは小集団のコロニーを形成し、被害の古い物件では複数のコロニーが存在します。それらコロニーを一つ一つ丁寧に潰していくのが、ヤマトシロアリの駆除なのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 3日 (金)

厄介な構造

Inspection907 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの紹介で、建築士の先生と一緒に大阪府内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。

この物件では、階段下の収納に甚大なシロアリ被害が確認されています。その物件の最大の問題点は、建物の構造にあります。

建物の半分は床下がありますが、半分は床下がありません。その床下のない部分の構造が問題で、ベタ基礎ではなくコンクリートブロックを敷き込んである構造です。コンクリートブロックの接点部分にはモルタルが詰めてありますが、時間経過と共に隙間が発生してもおかしくない構造です。そのため、幾らでもシロアリは侵入できる構造と言えます。

目視可能な床下部分では、基礎面に蟻道の構築や床下表面に群飛孔も確認されていますので、コロニーの多さや活性の高さが伺えます。建物の構造を加味して、質の高いシロアリ対策を提案したいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 2日 (木)

伝統工法でのシロアリ駆除処理

Extermination544 右の写真は、一昨日シロアリ駆除処理でお伺いした物件で撮影した1枚です。いつもお世話になっている設計事務所さんからの依頼です。

この物件は、リフォーム中の古民家で、伝統工法ですが何度もリフォームされているようです。シロアリ被害は、和室の畳で確認されていました。そのため、リフォームのタイミングでシロアリ対策を行うこととなった次第です。

当初大工さんとの打ち合わせでは、床板に被害があると考えられていたため、既存床板を撤去後にシロアリ対策を行う予定でした。しかし、実際には床板に被害は殆どなく交換しなくてもよいこととなったことから、床下側からシロアリ調査と同時にシロアリ駆除処理をおこないました。

かなりの年数が経過した古民家ですが、何度もリフォームが実施され元々の伝統工法からかなり変更されています。シロアリは面白いもので、石場建て部分ではシロアリの侵入は確認されず、石場建てから高さの低い基礎へ変更された部分で確認されました。幸いにも被害が大引までで、床板には上がっていません。

それでもシロアリ被害は広範囲の確認され、シロアリ駆除作業は難航しました。通常、伝統工法の古民家の多くは、床下高が比較的高い物件が多いのですが、この物件では匍匐前進もままならない床下でした。これは地域的な要因があるのかもしれません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 1日 (水)

ウェブサイト更新

Top201703 今月も阪神ターマイトラボウェブサイトを更新しました。今回のトップページ画像は、壁内のシロアリ被害の様子です。

この被害はキッチンの壁面に蟻道の吹き出しが確認されたことから、ハウスビルダーさんによって開口部が作られ確認しました。数年前にリフォームが実施されていますが、その際シロアリ被害があったとのことです。しかし、シロアリの生息が確認されなかったことから、新たに入れた木材にはホウ酸製剤の塗布を実施されたそうです。

ここまで被害が酷くなった理由としては、雨漏れが挙げられます。雨漏れは生物劣化の原因となりますので早急に対応に必要ですが、元々の判断ミスが大きな要因です。それにしても、ホウ酸製剤の過信は禁物です。新築のように条件が揃った状態では有効な薬剤ですが、駆除には明らかに不向きです。食毒性が強いので、駆除では使い手を選びます。薬剤の大量散布しかしていないシロアリ防除業者には無理で、プロのシロアリ技術者が使ってこそ意味のある薬剤です。

一部でホウ酸製剤の伝播性が言われていますが、現場での使用事例研究から伝播性がないことは明白です。シロアリ駆除で考えるのであれば、極めて少量の使用で安全性の確保できる薬剤がありますので、そちらを使う方が安価で得策です。高価な薬剤を大量に使うのは如何なものかと思います。

ちなみにシロアリ予防は、薬剤に頼らなくても対応可能です。定期的な点検調査を行い、早期発見に努めれば、不要な薬剤と費用を削減することが可能です。安全な薬剤でも大量に使うこと自体に問題がありますし、費用も高額です。当社では、薬剤に頼るのではなく、定期的な点検調査を主体に、必要最小限の薬剤でシロアリ対策を行います。詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照の上、お問合せ下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年2月 | トップページ | 2017年4月 »