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2017年3月19日 (日)

抱腹絶倒

Bait57 右の写真は、先日シロアリ駆除でお伺いした現場で撮影した1枚です。玄関にシロアリ被害が確認されたお施主さまが被害部を撤去し、市販のシロアリ対策商品を設置されています。

このシロアリ対策商品は、インターネットで人気となっているシロアリハンターという商品です。自分でできるや巣まで壊滅できるというキャッチフレーズの商品です。

商品の性能からすると、中の毒餌剤を食べると必ず効果が発揮されます。問題は食べさせることができるかどうかという点です。ちなみに写真のような設置方法では、何年経ってもシロアリが食べにくることはありません。

類似する毒餌剤を使って駆除するベイト工法もそうですが、ヤマトシロアリには向きません。ヤマトシロアリは小集団のコロニーを家屋内で複数形成するため、それら全てのコロニーに毒餌を食餌させる必要があるのです。実験室で実際のコロニーを使って試験をしたことがありますが、単一のコロニーであっても壊滅する前に毒餌剤の食餌を止めるケースもあります。

ヤマトシロアリは臆病で慎重なシロアリですので、食べさせることが困難である、食べさせ続ける困難であることが不適の理由です。インターネットのレビューを見ると、あたかも効果があったような記載があります。羽アリが出ると、毎年必ず羽アリが出るとお考えの方が多いようですが、シロアリは状況に応じて羽アリを出すのです。ですので駆除完了を、翌年の羽アリの発生で判断するのは極めて危険なのです。それとシロアリを見かけなくなったというのと、駆除完了は全く違います。シロアリが生息していた箇所をいじくれば、殆どのケースでシロアリは戻ってきません。見えなくなったと駆除完了と判断することも極めて危険なのです。

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