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2017年4月30日 (日)

調査用トラップ

Trap30 昨日は継続的に対応している兵庫県内の宿泊・レクレーション施設にお伺いしました。この施設ではIPM管理で害虫対策を行っています。

IPM管理では6ヶ月以内ごと、定期に統一的な調査を実施しています。トラップ調査が基本で、その調査結果に基づき発生防止のための必要な措置を講ずることとなっています。

この施設では、元々ゴキブリの生息し難い完了でもあることから、トラップ捕獲事例はありません。しかし、厨房等外部から持ち込まれ可能性の高い場所では、一部薬剤との組み合わせも必要です。

当社がIPM管理を始める前は、他の害虫防除業者が薬剤処理による対策を実施されていました。当社がIPM管理を始めたころ施設管理担当者さまは、薬剤を撒かなくても大丈夫なのかという懸念もあったようです。実際にトラップ調査を行い管理していく状況で、ゴキブリ等の害虫を見ることがない現実、薬剤の必要性が部分的でよいことにご理解を頂いたようです。

IPM管理はトラップ調査をするだとか、薬剤を使わないとかを求めるのではなく、重要なのは広い観点で現場を見て、色々な手法でゴキブリの生息を問題のない範囲に抑制することが重要なのです。この手法は、単にゴキブリだけでなく、シロアリを始めとする他の害虫でも対応可能です。ですので当社では基本的にIPMで、調査をベースにした害虫対策を実施しています。

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2017年4月29日 (土)

蟻道を再生させること

Reproduction01 右の写真は、昨日ご紹介したシロアリ駆除の現場で撮影した1枚です。布基礎面に、シロアリが構築した蟻道が地面から土台にかけて伸びています。

シロアリ調査の段階で、蟻道の一部を壊して生息確認を行っています。その際、重要なのは蟻道の壊し方です。

安易に蟻道を壊すと、シロアリは蟻道を再構築することなく、放棄していまいます。そうなると、薬剤処理をしてもコロニー(巣系集団)を駆除することができません。コロニーの駆除ができていない場合、薬剤処理ができなかった場所などから再侵入するケースもあるのです。

シロアリのコロニーを駆除する場合、集団の動きを利用して薬剤処理します。薬剤特性などを考慮して処理を行うと、コロニーが上手く駆除できるのです。すると、必要以上の薬剤も必要なく、無駄な薬剤を使うこともありません。

薬剤の大量散布では、概ねコロニーの駆除は困難です。コロニーの中枢へ薬剤が届く前に、忌避して逃亡します。駆除を掲げながら、本当に駆除できているのは一握りのシロアリ技術者がいるシロアリ防除業者だけですので、ご注意下さい。

シロアリ駆除は、シロアリ調査の段階から始まっています。きちんシロアリ調査できることが、きちんとシロアリ駆除ができることに繋がっているのです。

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2017年4月28日 (金)

無駄な穿孔は避けること

Extermination556 昨日はシロアリ駆除のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。先日シロアリ調査を実施した物件です。

事前のシロアリ調査では、シロアリ被害や蟻道の構築、空中蟻道(群飛孔)など広範囲に確認されています。

一般的にはシロアリ駆除処理と称して、大量の薬剤を撒きます。被害部には、穿孔を行い薬剤注入処理を行いますが、ビット径の大きなドリルを用い、多くの箇所に穴をあけます。実はこの作業には、幾つかの問題があります。

穿孔する意味は、シロアリの生息部に薬剤を効率的に注入することが目的です。それであれば、穿孔径が大きくある必要はなく小径で十分であり、その方が躯体への影響は少なくて済みます。挙句の果て被害のない箇所に無駄な穿孔を行う業者がありますが、シロアリ駆除の原理原則を無視したものとしか言いようがありません。シロアリ駆除に長けている技術者に限って穿孔数や処理量が少ないのです。少ない薬剤量でシロアリ駆除出来る訳がないと言われるシロアリ防除業者に、シロアリ技術者はいないので注意しましょう。

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2017年4月27日 (木)

今年最初の

Lyctidae346 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。フローリングから、木粉の堆積が確認されている物件で発生しているのは、外来種のアフリカヒラタキクイムシです。

この物件では、昨年のこの時期に初めて木粉の堆積が確認されました。虫体採取、同定した結果、アフリカヒラタキクイムシであることを確認しました。被害が拡大する前にフローリングの全面撤去をお薦めしましたが、ハウスビルダーさんは部分撤去で対応することとなりました。

その後、晩秋から初冬までコンスタントに、木粉の堆積が確認されました。その都度、薬剤注入を繰り返していますが、あくまで対処療法であり根治までは相当時間を要するものと考えられます。

ちなみにこの事例での問題点は、国産無垢のフローリングからアフリカヒラタキクイムシが発生している点です。これは、国内流通段階で輸入木材から発生したアフリカヒラタキクイムシが産卵したものと考えれます。こうなると手の打ちようがなく、輸入段階での対策が必要であると考えれますが、実際には難しいでしょう。

アフリカヒラタキクイムシが発生している物件で、市販の殺虫スプレーを注入するだけで対応可能と安易に考えられる事例を多く見受けます。これは大きな間違いで、初期対応を失敗すれば大きな被害に繋がるため、ご注意下さい。

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2017年4月26日 (水)

基礎外断熱の非破壊シロアリ探知機調査

Ttd198 昨日は兵庫県内でのシロアリ定期点検でした。この物件は基礎外断熱構造で、8年前に基礎外断熱上端部分から羽アリが発生しました。

この物件では、基礎外断熱部分から部分シロアリ駆除処理を行っています。以降、予防処理の替わりに非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査を行うとともに、シロアリ監視ステーションを埋設して点検調査管理を行っています。今回の点検調査でも、シロアリの侵入や生息は確認されませんでした。

非破壊シロアリ探知機は、基礎外断熱面から調査探知を行いますが、非破壊シロアリ探知機が勝手にシロアリを見つける訳ではありません。ポイントはシロアリがどのように動くのかを把握した上で、この非破壊シロアリ探知機を使いこなす必要があります。

非破壊シロアリ探知機のような機器は、使用する人間の質が問われます。シロアリの生態を理解している人間が使ってこそその性能を発揮できます。シロアリの動きや建物の構造は千差万別ですので、非破壊シロアリ探知機の使用マニュアルについて云々いう方はそもそもシロアリをご存じないのです。このような方にとっては、非破壊シロアリ探知機は『豚に真珠』でしかありません。挙句の果て、この優秀な機器を『使い物にならない機器』というのです。

基礎外断熱構造ではシロアリの動きを把握することは重要であり、そのための非破壊シロアリ探知機も有用な機器の一つです。当社では、非破壊シロアリ探知機も使用しながら基礎外断熱構造のシロアリ対策に取り組んでいます。お問合せは阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いします。

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2017年4月25日 (火)

発生想定ポイント

Prevention299 昨日は継続的に対応している兵庫県内の宿泊・レクレーション施設にお伺いしました。この施設ではIPM管理する必要がある面積以下ですが、基本的にIPMで管理を行っています。

IPM管理では6ヶ月以内ごとに1回、定期に統一的に調査を実施し、当該調査の結果に基づき発生を防止するため必要な措置を講ずることとなっています。発生のし易い場所では2ヶ月に1回、その生息状況等を調査し、必要に応じ、発生を防止するための措置を講ずることとなっています。

施設管理者の方と相談し、当該施設では発生のし易い場所について、2ヶ月毎に薬剤処理を行っています。処理については使用する薬剤の選定を行い、安全について最大限の配慮を行い処理を実施しています。

管理が行き届いていることもあり、ゴキブリの発生は確認されていないことから、今後もこの状態を継続していきたいと思います。

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2017年4月24日 (月)

蓄積したデータから見えるもの

Lyctidae345 右の写真は、先日アフリカヒラタキクイムシ対策としてライトトラップを設置している物件から回収した捕虫紙です。

写真の赤い部分は、正の走光性により誘引捕獲されたアフリカヒラタキクイムシです。写真の黒い部分は、天敵であるシロオビカッコウムシです。

シロオビカッコウムシの生態については研究者が少なく、よくわかっていないことが多い昆虫です。シロオビカッコウムシはヒラタキクイムシ類を捕食することから、シロオビカッコウムシの生息はヒラタキクイムシ生息数の減が期待されるものと考えていました。

しかしこの物件ではこの捕獲数の傾向が続いており、アフリカヒラタキクイムシの捕獲数はなかなか減りません。在来種よりも繁殖数が多く、繁殖力が強いため捕食が追い付かない可能性もあります。天敵で防除できるかと期待したのですが、あくまで抑制程度であり過度の期待は禁物のようです。

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2017年4月23日 (日)

梁から垂れ下がる蟻道

Inspection914 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。改築予定の古民家でのシロアリ調査です。

この古民家が随分人が住んでいなかったことこから、シロアリ被害が広範囲に確認されています。その代表的なのは写真の部位で、天井の梁から空中蟻道が垂れ下がっています。

見るからに甚大な被害ですが、その一番の要因は雨漏れです。ヤマトシロアリが生息するのには水分が必須です。そのため、湿気の高い水廻りや湿気の滞留し易い建物北側で生息し易いと言われています。実際には地中から水分を取っていますので、供給源さえあればどこでも生息できます。そのため雨漏れという水分の供給源さえあれば、高所でも生息可能です。

シロアリ被害を始めとする生物劣化の原因の殆どが雨漏れ等の水漏れが原因です。雨漏れが一度でも確認されたら放置せず、早急に対応されることをお薦めします。その対応を怠るとシロアリ被害等で余計な出費がかかるのです。

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2017年4月22日 (土)

羽アリの出口

Inspection913 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。

この物件では、昨年の5月に羽アリが発生したとのことです。その後、羽アリの発生が収まったので大丈夫だろうと思われていたそうですが、羽アリの時期が近づいたことでハウスビルダーさんに相談にされたのが発端です。

早速羽アリの発生した現場へお伺いすると、被害らしいものは見当たりません。発生したのはある事業所の事務所のトイレです。構造的には床下がなく、土間コンクリートの隙間から発生したようです。

物件の責任者の方は羽アリの発生は止めて欲しいとのことですので、工夫を凝らして地中にあるコロニーの駆除方法を考えたいと思います。

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2017年4月21日 (金)

空中蟻道の群飛孔

Inspection912 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。

協会加盟のシロアリ防除業者で数年前にシロアリ防除工事を実施され、保証期間が過ぎたことからしつこく再消毒(殺虫剤を大量散布するのに消毒といこと自体がナンセンス)を勧められているとのことです。小員がお世話になっているハウスビルダーさんにお施主さまが相談されたことから、当社でシロアリ調査を行うこととなった次第です。

床下側から目視等調査を行った結果、古い被害跡と共に穿孔注入処理跡も多く確認されました。但し、問題と考えたのは写真にもある空中蟻道です。地面から立ち上がった空中蟻道は、羽アリの出口である群飛孔です。空中蟻道の周辺には倒れた空中蟻道が数本確認されています。

シロアリ防除業者が仕様書に基づいて薬剤の大量散布を行った場合、空中蟻道は折れて倒れます。直立した空中蟻道があるということは、薬剤処理以降に形成されたものと判断されます。仕様書では布基礎や束石周辺を薬剤処理しますので、未処理部分から空中蟻道が立ち上がるケースは少ないながらもあります。但し、これには盲点があるのです。

きちんとシロアリ駆除できていれば地中のコロニーは壊滅している筈ですが、空中蟻道が立ち上がるということは地中のコロニーは壊滅できていないということです。シロアリ駆除予防処理と称して薬剤の大量散布をしていますが、実際にはシロアリのコロニーを駆除できていないことは多々あるのです。シロアリ技術者からすれば、薬剤の大量散布でシロアリのコロニーの駆除は極めて困難です。コロニーを駆除しようとすると、使用量は少なくなるのです。

いずれにしても、地中にシロアリのコロニーがあることは明白です。だからと言って薬剤処理が必須という訳ではなく、定期的な点検調査を行い早期発見に努めれば問題ありません。但し、点検調査を怠ると知らない間に家屋内へ侵入している場合があるため注意が必要です。

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2017年4月20日 (木)

補虫紙検定

Lyctidae344 右の写真は、先日アフリカヒラタキクイムシ対策でお伺いした物件に設置しているライトトラップから回収した捕虫紙です。

この物件はマンションの一室で、室内フローリングにアフリカヒラタキクイムシ成虫脱出孔が多数確認されています。

フローリングについては、昨年の夏に物理的対策及び化学的対策を実施しています。それ以降、新たな成虫脱出孔や木粉の堆積は確認されていません。

これで対策が完了と思ってはいけません。見えない場所で発生しているかどうかを、きちんとモニタリングする必要があるのです。その結果が写真の通りで、アフリカヒラタキクイムシの複数匹成虫が捕獲されています。これこそ、見えない場所で発生していることの証明です。ですので、この対策を考えることが重要なのです。

害虫防除業者の中に、室内側で被害が確認されなくなったので完了とされる場合があります。明らかに知識不足なので、このような業者に頼むと再発のリスクがあるので注意が必要です。

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2017年4月19日 (水)

基礎内断熱

Prevention298 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。新築物件における防腐防蟻処理です。

この物件では、基礎の内側に断熱材が貼り付けてある基礎内断熱構造です。このケースでは、使用する薬剤に注意が必要です。

断熱材の多くはポリスチレン樹脂が原材料となっていますので、使用する薬剤によっては溶けてしまいます。溶剤を多く使用している油剤などでは、数時間で溶け始める製品もあります。

注意が必要なのは、最近主流となっている木部処理用乳剤です。防腐剤や防蟻剤を乳剤化させるため極性の低い溶媒を使うケースや、逆に極性の高い溶媒を使うケースがあります。そのため、短時間で断熱材を溶かすケースは少なく、時間経過とともに少しずつ溶かすケースもあるのです。乳剤を希釈した水は数時間~数日で揮発し、使用されている乳化剤も数日から数箇月で分解します。残された溶媒がポリスチレンを溶かしますが、溶けた状態を左右するのは溶媒の含有量です。乳剤に使用されていた量が多く、極性の低い溶媒であれば、より溶けやすくなるのです。これが短時間で起きるのではなく、長時間要してから起こる現象なので厄介です。

壁内で使用する防水紙も同様で、使用する薬剤に注意が必要です。薬剤メーカーさんには、長期間の接触試験を行い、安全である旨のデータを提示頂きたいものです。

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2017年4月18日 (火)

続く喫食

Bait59 昨日は、イエシロアリ対策で大阪府内の物件にお伺いしました。昨年の秋に誘殺ボックスを設置、毒餌処理を開始した物件です。毒餌剤を喫食させるためのシステムは当社オリジナルのもので、イエシロアリの生態を考慮したものとなっています。

晩秋まで毒餌剤の喫食速度が落ちず、冬季を迎えました。真冬はは全く活動が確認されない状態でしたが、啓蟄を過ぎる頃には再侵入し喫食が再開されました。今回の点検では、毒餌剤にカビの発生が確認されたため、一旦撤去し再度毒餌剤を施薬しました。

これまでに毒餌剤の喫食量を考慮すると、巣系は相当大きそうであることが考えられます。本巣があると想定していた住宅が取り壊された影響がどう出るかまだ不明ですが、いずれにしても毒餌剤の喫食を促進させ、早期駆除に努めたいと思います。

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2017年4月17日 (月)

石場建て伝統構法

Prevention297 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。先日シロアリ調査を実施し、蟻害や腐朽の確認された古民家でのシロアリ対策です。

石場建ての伝統構法は通気性が非常に良いのが特徴ですが、地面と木部の近さがシロアリ対策を考える上での大きなポイントとなります。通気性が良好であれば、シロアリが侵入しないという訳ではなく、乾燥はシロアリ対策となりません。空気の淀む場所は、乾燥状態にある床下では特に侵入経路となり易いので注意が必要です。

それら箇所に注意をしながら、シロアリ対策を実施しています。薬剤を限定的に使用し、薬剤曝露リスクを少しでも抑制することが重要だと当社では考えています。一般的に実施されている協会仕様書の薬剤の大量散布は、薬剤曝露リスクの向上以外に高コストであることも問題なのです。

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2017年4月16日 (日)

古い被害に見えても

Inspection911 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。

比較的年数の経過した物件で、部分的に石場建と布基礎が混在しています。ちなみに、これまでに羽アリが発生した経験はないとのことです。

床下側からの点検調査では、想像以上に蟻道の構築が確認されました。写真は石場建部分の蟻道ですが、古い被害に見えて現在も活動中のヤマトシロアリが確認されました。

被害が古いため、既にシロアリが放棄したと勝手に判断するのは危険です。必ず現在も活動中かをきちんと調査した上で、必要な対策を実施する必要があります。ちなみに放棄された蟻道もありますが、放棄された蟻道に対して薬剤処理はナンセンスです。高額な薬剤処理ではなく、安価なシロアリ調査を定期的に行い、早期発見に努めれば問題ありません。但し、シロアリ駆除技術を持たないシロアリ防除業者に依頼してもシロアリ駆除はできませんので、薬剤大量散布による駆除予防を勧められますのでご注意下さい。

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2017年4月15日 (土)

増減

Lyctidae343 昨日はヒラタキクイムシ対策で、大阪府内の物件にお伺いしました。この物件で発生しているヒラタキクイムシは、外来種のアフリカヒラタキクイムシです。

この物件はマンションで、アフリカヒラタキクムシの発生箇所は目視可能な範囲ではなく、壁内や床下などに使用されている下地材から多く発生しています。

お施主さまにも協力を頂き、物理的対策と化学的対策を組み合わせて対応しています。そして、モニタリングと捕獲による生息数減を目的にライトトラップを設置して管理しています。

一昨年から対策を開始、今年のモニタリング結果としては、対策がより効果的であった箇所は発生を抑制することができました。しかし、昨年度確認されていなかった箇所で、捕獲されました。設置場所からすると、他の場所で発生し飛来によって捕獲されたものと考えられました。概ね発生源は掴めていますので、対策の実行とライトトラップの移設で対応したいと思います。

アフリカヒラタキクイムシは対策方法を間違えると、大きな被害をもたらします。安易な部材交換は、交換コストが高い割に被害が甚大となるためお薦めできません。適切な対処が求められますが、こうすれば対処できるというマニュアルはありません。必ず現場の状況を確認し、適切な対処方法を立案することが重要なのです。

当社のヒラタキクイムシ対策は現場調査と種の同定が必須です。なお、現場調査と種の同定は有料となりますので阪神ターマイトラボのウェブサイトからお問合せをお願いいたします。

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2017年4月14日 (金)

ベタ基礎を過信してはいけない理由

Prevention295 昨日は、いつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、奈良県内の物件にお伺いしました。新築物件で、長期優良住宅における住宅性能表示制度劣化対策等級3に対応する防腐防蟻処理を行いました。

ややこしい書き方をしていますが、公益社団法人日本しろあり対策協会の仕様書に準拠した薬剤の大量散布です。正直なんという無駄な処理としか言いようがありません。

そもそもベタ基礎なので、シロアリは侵入し難い構造です。但し、ベタ基礎だからと言って安心ばかりはしていられません。コンクリートの接合部から侵入する事例は、決して少なくはありません。

シロアリはコンクリートを貫通させることは、殆どないでしょう。しかし、接合部では徐々に隙間を広げて侵入してきます。写真の部位は玄関周辺で典型的な侵入箇所と言っても過言ではありません。この写真を見て、どのようにシロアリが侵入するかを説明できないシロアリ防除業者は勉強不足ですのでご注意下さい。

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2017年4月13日 (木)

定期点検調査

Ttd197 昨日はシロアリ調査のため、大阪府内の物件にお伺いしました。この物件は、非常に古い建物を移設した商業集合施設です。前回シロアリ調査を行って以降2年が経過したことから、オーナー様から依頼を頂いた次第です。

床下のある範囲については、目視等による点検調査を行い、床下のない範囲については、非破壊シロアリ探知機を用いた点検調査を行いました。

前回の点検調査では、便所壁面で非破壊シロアリ探知機にシロアリの生息反応を探知し、シロアリ駆除処理を行っています。今回の非破壊シロアリ探知機を用いた調査では、当該箇所も含めシロアリの生息は確認されませんでした。また、床下側からの点検調査でもシロアリの被害、侵入及び生息は確認されませんでした。

前回のシロアリ駆除処理は、ピンスポットで実施しています。薬剤の大量散布ではなく、シロアリの生態と薬剤の特性を生かした処理をすれば、コロニー毎駆除することが可能です。きちんとシロアリ駆除できているからこそ、今回の点検調査でもシロアリ未生息という結果が得られたのです。

部分的なシロアリ駆除と定期的な点検調査は、薬剤大量散布によるシロアリ防除処理と比べ、薬剤の曝露リスクを低減できるメリットやシロアリ対策費用を大きく抑制できるメリットがあります。安全、安心、安価なシロアリ対策につきましては阪神ターマイトラボのウェブサイトからお問合せをお願いいたします。

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2017年4月12日 (水)

保護色

Inspection910 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、兵庫県内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。

この物件は築100年を超える古民家で、現在リフォームのため一部解体工事中です。概ね床板の撤去が終わったことから、シロアリ調査を実施し具体的なシロアリ対策の立案が今回の目的です。

既に建築士の先生の調査で、複数のシロアリ被害や蟻道の構築が確認されているとのことです。それらを含め小員がシロアリ調査を行った結果、建築士の先生が気付かれなかったシロアリ被害や蟻道の構築を確認することができました。その1例が右の写真で、基礎面に蟻道の構築が確認されています。

蟻道が基礎面の色と異なる場合は見易いのですが、まるで保護色のような蟻道もあります。なかなか慣れないと、これら保護色に近い色をした蟻道はとても見難いのです。ちなみにこの蟻道を非破壊シロアリ探知機で調査すると、シロアリの活動が探知されました。古民家だから既にシロアリは放棄していると考えてはいけません。きちんと調査し、その結果からどのような対策が有効かを考える必要があります。当然ですがこの後どのような構造になるのかも重要ですので、お施主さまや建築士の先生、工務店さんと打合せを行い、より効果的なシロアリ対策を立案したいと思います。

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2017年4月11日 (火)

厄介な構造

Extermination555 昨日は、大阪府内の物件にシロアリ駆除でお伺いしました。先々月にシロアリ調査を実施しています。

シロアリ被害は勝手口で確認されていますが、問題点は建物の構造です。傾斜地に建っている物件ですが、高い側に増築が行われています。そのため、勝手口は1階にあるように見えますが、隣接する部屋は2階なのです。ちなみに隣接する箇所が増設部分の接点部分になっています。

問題の勝手口付近ですが、床下のない構造です。増築の方法としては、残念としかいいようがありません。それが証拠に増築接点部分の1階にあたる壁面では、雨漏れ跡が確認されています。

被害部から薬剤注入処理を行うと、1階の増築接点部分から薬剤のしみ出す様子も確認されました。壁内木部に水の供給される状態にあることから、営巣箇所や生息場所としての要件が揃っています。これを意識しながら薬剤注入処理を行いました。

当該物件ではこの場所以外にも被害があり別コロニーであると考えられ、これを意識しながらシロアリ駆除処理を行いました。シロアリ駆除は薬剤を注入すればよいというものではなく、シロアリの生態を考慮し薬剤の特性を生かす処理をしてこそシロアリ駆除なのです。

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2017年4月10日 (月)

補虫紙検定

Lyctidae342 昨日は、前日までのアフリカヒラタキクイムシ対策でのライトトラップの捕虫紙検定を行いました。

ライトトラップの設置は小屋裏及び天井裏で設置していますが、室内側では目視で対応できるため壁内等見えない場所での発生を把握するために設置しています。

対策を始めて7年が経過、築10年以上の物件ですが、まだアフリカヒラタキクイムシの捕獲が確認されています。室内側での被害は確認されていませんので、壁内等で発生していることとなります。

モニタリングを行っている中では、きちんとした対策を施すと経過に伴い減少傾向となるのが一般的です。しかし、室内側では被害が確認されていないにも関わらず、増加する場合があります。壁内にある生息箇所で増殖していることを表しており、何も対策をしないと大きな再発につながります。

一番誤解されている点は、新しい木材しか発生しないと思われている点です。木材が古くなるとヒラタキクイムシ類の餌となるでんぷん質が変性すると考えられていますが、10年程度では変性しません。実際に15年以上経過した物件でも、未だに大量発生しているのです。いずれにしてもきちんとモニタリングを実施した上で、最適な対策を講ずることが重要です。モニタリングを実施せず、駆除完了したと判断することほど怖いものはないのです。

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2017年4月 9日 (日)

天敵

Lyctidae341 昨日は、前日に引き続き愛知県内でのアフリカヒラタキクイムシ対策でした。

アフリカヒラタキクイムシ発生初期では、被害材の撤去及び交換、薬剤による対策を実施しています。以降、アフリカヒラタキクイムシの特徴的な生態である正の走光性(光に集まる性質)を利用し、ライトトラップによる捕獲、モニタリングを行っています。

捕虫紙に捕獲された虫体を見ると、アフリカヒラタキクイムシ以外に捕獲される昆虫があります。ヒラタキクイムシ類の天敵であるシロオビカッコウムシです。

今回もシロオビカッコウムシが捕獲された捕虫紙がありましたが、天敵が捕獲されたからといって喜んでいられません。今回の事例のうち、アフリカヒラタキクイムシの捕獲数は僅かだったのに対しシロオビカッコウムシの捕獲数が多いと、捕獲数以上にアフリカヒラタキクイムシが生息している可能性も考えられます。

捕獲数によって今後の対策が変わります。アフリカヒラタキクイムシだからこの薬剤を使ってなどという発想は、薬剤を撒くしか能のない防除業者ですのでご注意下さい。事実、ネットで調べ成虫脱出孔から殺虫スプレーを注入し、数年後には被害が増大し穴だらけになってからお問合せを頂くケースが多くなっています。いい加減な情報が氾濫していますので、こちらにもご注意下さい。

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2017年4月 8日 (土)

増減を前提に考えること

Lyctidae340 昨日はヒラタキクイムシ対策で愛知県内の物件にお伺いしました。元々はお施主さまからヒラタキクイムシでご相談頂き、ハウスビルダーさんにご協力頂きながら対策を行っており現在に至っています。ちなみにハウスビルダーさんは、外来種のアフリカヒラタキクイムシで困っておられる物件が数件あるとのことから、2日間に渡って実施しています。

アフリカヒラタキクイムシ発生初期では、被害材の撤去及び交換、薬剤による対策を実施しています。以降、アフリカヒラタキクイムシの特徴的な生態である正の走光性(光に集まる性質)を利用し、ライトトラップによる捕獲、モニタリングを行っています。捕獲結果ですが、徐々に減っていくと考えられがちですが、捕獲数は増減があります。

築年数が経過し、木材が古くなると発生しないと記載されてる資料やウェブサイトを見かけますが、真っ赤なウソです。実際の現場を見れば一目瞭然で、築年数が経過しても発生はずるずると続きます。場合によっては大発生するケースもあるのです。

発生は目視できる箇所だけと限定することは危険で、壁内でも発生しているケースはあります。ある昆虫の専門家の方がアフリカヒラタキクイムシ被害現場で、虫孔数を計測されていることがありましたが、虫孔数を計測して有効なのは年毎に継続して計測し、統計的活用する場合に有効だけであって、被害状況を確認するために虫孔数を計測しても意味がありません。ライトトラップの捕獲数も統計的に活用し、次の対策をどうするのかを考えるために活用されるものなのです。

捕獲数について注意しなければならないのが、僅かな個体数です。この僅かな個体を無視すると、数年かけて増殖し、結果的に再発する可能性があります。モニタリングは生息数を確認すると共に、捕獲によって生息数を減らせることにもなりますので、ライトトラップの設置は極めて有効なのです。但し、設置場所には注意が必要で、どこにでも置けばよいというものではありません。設置場所は、これまでの経験と実績に基づいて設置されるものなのです。

今後もモニタリングを継続するとともに、より効果的な対策を立案し実行していく予定です。アフリカヒラタキクイムシの被害は、安易な対策により再発を繰り返す事例が非常に多くなっています。アフリカヒラタキクイムシ対策の第一歩は現地調査ですが、当社の調査は有料ですのでご注意下さい。

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2017年4月 7日 (金)

特徴的な被害

Damage58 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。先日から対策を実施しているリフォーム中の物件です。

この物件では、2階の出っ張り部分の胴差まで大きな被害が確認されています。調査を進めるとその原因は、通し柱が侵入経路となっているのが確認されました。今回被害のない胴差と交差する柱について、モルタルの撤去をお願いしました。

それが右の写真で、被害は軽微ですが胴差近くまで食痕が確認されています。これは柱の構造的な問題がその大きな要因であり、それに加えて雨漏れの要因が重なったものと判断されました。

前回、被害の酷い胴差と通し柱に駆除処理を行っています。そのため、通し柱に近い柱では酩酊するシロアリが確認されたものの、遠い側の柱では活発に活動するシロアリが確認されました。ヤマトシロアリを象徴する特徴ですが、これを理解していないとシロアリ駆除はできません。

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2017年4月 6日 (木)

定期点検調査

Ttd196 昨日はヒラタキクイムシ及びシロアリ対策で、愛知県内の物件にお伺いしました。

ヒラタキクイムシは外来種のアフリカヒラタキクイムシの被害が確認されています。当社が対策を実施する前に、部材交換が実施されていますので目視可能範囲での被害は収まっています。但し、生息モニタリング用として設置しているライトトラップにはまだ捕獲が確認されています。壁内での発生ですので、見た目に被害はありませんが、きちんと対応しておかないと増えるケースもあるため注意が必要で。

シロアリ対策については、シロアリ調査及び床下点検を行いました。お施主さまが薬剤を用いたシロアリ対策は避けたいとのご希望から、点検調査によるシロアリ対策を実施しています。今回の点検調査でも、シロアリの被害、侵入及び生息は確認されませんでした。床下から点検調査が不可な箇所については、非破壊シロアリ探知機を用いて調査を行いましたが、特に問題はありませんでした。

健康上の問題から、シロアリ対策の一つである薬剤処理を避けられるお施主さまは多くおられます。薬剤の安全性を売りに薬剤処理を勧める場合もありますが、絶対に安全な薬剤などなく、必ず問題点はあるのです。世の中の全ての化合物には必ず毒性はありますので、安全ですという言葉は詐欺と言っても過言ではないのです。何も撒かないほど安全なものはなく、早期発見すればきちんと対応可能なのです。

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2017年4月 5日 (水)

再侵入

Bait58 右の写真は、イエシロアリ対策でお伺いした大阪府内の物件で撮影した1枚です。6ヶ月前に誘殺ボックスを設置、毒餌処理を開始した物件です。毒餌剤を喫食させるためのシステムは当社オリジナルのもので、イエシロアリの生態を考慮したものとなっています。

10月末までは毒餌剤を順調に喫食、11月に入ると急激に喫食速度の低下、12月は僅かな活動、1月は全く活動が確認されない状態でした。お施主さまにはまだ駆除は完了していないので継続が必要とお話ししていた通り、今回の点検調査では再侵入が確認されました。

今回侵入数がかなり多かった要因として、本巣があると想定していた住宅が取り壊されていたことと考えられました。いずれにしても、毒餌剤の喫食を促進させ、早期駆除に努めたいと思います。

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2017年4月 4日 (火)

被害と対策

Damage57 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。現在改築中の古民家で、具体的なシロアリ対策に関する打ち合わせです。

改築後の構造がどのようになるかを考慮してのシロアリ対策ですが、計画では防湿シート敷き込みでした。コストが合わなくて土間コンクリート(防湿コンクリート)を諦められたとのことです。土壌の状態や周辺の環境を調査確認すると、防湿シートはかえって湿気を滞留させシロアリを呼び込むことになるため、お薦めできないとお話しさせて頂きました。

その他の問題点として、梁に多数の孔が確認されました。これらは古い木材でよくみられるシバンムシ類による被害です。現在も活動中のケースが多いのですが、今回の対策では当面表面処理を行い、今後木粉の堆積が確認された段階で対策を実施することとしました。いずれにしても処理の時期等考慮が必要ですので、お施主さまとコミュニケーションを取りながら対応したいと思います。

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2017年4月 3日 (月)

定期点検調査

Ttd195 昨日は床下点検及びシロアリ調査のため、大阪府内の物件にお伺いしました。この物件は、7年前にシロアリ対策でお問合せを頂いた物件です。

7年前の床下点検及びシロアリ調査では、シロアリの被害、侵入及び生息は確認されませんでした。ベタ基礎+ねこ土台ですので、シロアリの侵入し難い物件と言えます。

今回の点検調査も前回の点検調査と同様、シロアリの被害、侵入及び生息は確認されませんでした。床下から点検調査が不可な箇所については、非破壊シロアリ探知機を用いて調査を行いましたが、特に問題はありませんでした。

床下点検は単にシロアリ生息の有無を調べるものではなく、床下の環境や健康状態を調べます。給排水管からの水漏れはないか等も調査します。シロアリ対策というと、薬剤を撒くことだけと考えられるケースが殆どようですが、薬剤を撒かない選択肢もあります。薬剤を撒きませんので、これ以上の安全はありません。高額なシロアリ薬剤処理費用も不必要ですので、よりコストパフォーマンスの高いシロアリ対策なのです。

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2017年4月 2日 (日)

新たな侵入

Kanzai216 昨日は、アメリカカンザイシロアリ対策で兵庫県内の物件にお伺いしました。この物件は経年で対策を行っている物件で、2年振りに小屋裏点検調査を行いました。

今回の点検調査では、ここ7~8年虫糞は確認されていなかったのに、今回新たな虫糞の堆積が確認されました。薬剤注入処理を行ったところ、屋外に近い側へ薬剤が流出しているものと判断されました。その結果から、外部から飛来した羽アリが定着したものと考えられました。

今回小屋裏側で羽アリの死骸が複数確認されましたが、いずれも落翅前に致死していたことから小屋裏側での定着は阻止できているものと考えられました。

アメリカカンザイシロアリはその生態を考慮し、徹底的な点検調査、最適な駆除処理、効率的な定着防止対策を組み合わせることが重要です。詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照下さい。

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2017年4月 1日 (土)

ウェブサイト更新

Top201704 今月も阪神ターマイトラボのウェブサイトを更新しました。今回のトップページ画像は、過去に撮影したヤマトシロアリ羽アリ群飛直前の様子です。兵庫県内の物件で、大黒柱に穴があき兵蟻が護衛をしながら羽アリがウロウロしている様子です。

この物件は、土台や柱などヒノキを使っており、シロアリに強いという謳い文句の住宅でした。シロアリからすれば、木材は全て餌でしかありません。複数の木材が使用されていれば選り好みをすることもありますが、ヒノキしかなければヒノキを食害します。ヒノキがシロアリに強いというのは、現場に携わるものからすれば眉唾でしかありません。

阪神間では、4月中旬から5月中旬にかけての群飛(羽アリの飛び出す行動)を迎えます。羽アリが発生すると慌ててシロアリ防除業者に連絡し、高濃度殺虫剤の大量散布を行うシロアリ防除処理を行います。この処理ではお住まいの方の薬剤曝露リスクが向上するため、安全とは言い切れません。そして問題になるのが、シロアリ防除費用が高額であるということです。

シロアリ防除業者の中には、安価を売りにするケースもあります。その場合、一昔前に安全性の劣る薬剤を使用されるケースがあるため、注意が必要です。新しい薬剤は、有効成分が毒性区分で普通物ですが、古い薬剤は有効成分が劇物ながらも施工液は普通物です。決して施工液が普通物で間違いないのですが、幾ら安全性がよくても、大量に使用すれば問題であり、過ぎたるは猶及ばざるが如しです。必要最小限の薬剤量で十分対処は可能です。

当社では、シロアリの侵入経路をシロアリ調査によって徹底的に調べ、生息範囲を加味した上で、必要最小限の薬剤量でシロアリ対策を行います。お問合せは阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いいたします。

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