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2017年4月 9日 (日)

天敵

Lyctidae341 昨日は、前日に引き続き愛知県内でのアフリカヒラタキクイムシ対策でした。

アフリカヒラタキクイムシ発生初期では、被害材の撤去及び交換、薬剤による対策を実施しています。以降、アフリカヒラタキクイムシの特徴的な生態である正の走光性(光に集まる性質)を利用し、ライトトラップによる捕獲、モニタリングを行っています。

捕虫紙に捕獲された虫体を見ると、アフリカヒラタキクイムシ以外に捕獲される昆虫があります。ヒラタキクイムシ類の天敵であるシロオビカッコウムシです。

今回もシロオビカッコウムシが捕獲された捕虫紙がありましたが、天敵が捕獲されたからといって喜んでいられません。今回の事例のうち、アフリカヒラタキクイムシの捕獲数は僅かだったのに対しシロオビカッコウムシの捕獲数が多いと、捕獲数以上にアフリカヒラタキクイムシが生息している可能性も考えられます。

捕獲数によって今後の対策が変わります。アフリカヒラタキクイムシだからこの薬剤を使ってなどという発想は、薬剤を撒くしか能のない防除業者ですのでご注意下さい。事実、ネットで調べ成虫脱出孔から殺虫スプレーを注入し、数年後には被害が増大し穴だらけになってからお問合せを頂くケースが多くなっています。いい加減な情報が氾濫していますので、こちらにもご注意下さい。

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