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2017年5月15日 (月)

見えない場所で羽アリは発生しています

Damage59 昨日はシロアリ調査で、奈良県内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっているハウスビルダーさんからご紹介頂いた、別のハウスビルダーさんからの依頼です。

シロアリ被害は、リビングのフローリングで確認されており、それが右の写真で大きな被害が確認されています。この物件の問題建物の構造で、パッシブソーラーシステム構造です。小屋裏で暖めた空気を床下へ送り込み、部屋を暖める構造で、一部は室内に暖かい空気が入ります。

基礎の構造はベタ基礎ですが、構造的な問題によってシロアリは侵入しています。対策としては、薬剤の種類と使用量に注意が必要です。安全性が高いと言われている薬剤であっても、協会仕様書のように大量散布は絶対に行ってはなりません。強制的に床下の空気を取り入れるシステムですので、薬剤曝露は避けることができません。ましてや大量散布すると薬剤が気化し、長期に渡って吸い込むのです。それが引き金となり、化学物質過敏症になることもありうるのです。

それだけに、シロアリ対策は慎重に進める必要があります。以前同じような被害の現場で、ある建築士の先生がホウ酸で処理することを勧めました。残念ながらホウ酸も安全な物質ではなく、年間に何人も中毒患者を発生させ、ペットを死に至らしめているのです。全てのものには毒性がある絶対原則を忘れた結果と言っても過言ではありません。安全性が少しでも高いものを用い、最小限の薬剤量で処理することが重要となるのです。そのためにもシロアリの生態を理解することも非常に重要です。

お施主さまはパッシブソーラーシステム構造は乾燥しているので、シロアリはつかないと説明を受けたようです。残念ながらシステムを考えた方は、乾燥に対応できるシロアリの能力をご存じなかったことが今回の悲劇を招いたのです。

ちなみにこの物件でお施主さまは羽アリを見たことがないとのことでしたが、床下からの通気口内では羽アリの死骸がクモの巣にかかっていました。床下側で羽アリが発生していることを示唆しています。プロの視点での調査と素人の調査では、比べものにならないのです。但し、シロアリ防除業者の極僅か一部の人間だけが本当のプロなので注意が必要です。

当社は、シロアリ技術者としてのプロ意識と確かな知識でシロアリ対策を提案します。シロアリ調査、駆除、対策お問合せは阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いいたします。

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