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2017年7月24日 (月)

選択肢

Prevention311 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。新築中物件での、防腐防蟻処理です。

この物件のポイントは建物の構造で、パッシブソーラーシステムです。当然ですが、一般的な薬剤は使用してはいけません。太陽エネルギーによって暖められた空気を床下へ送り込み、室内へ流入させて部屋を暖めるシステムですので、一般的な薬剤では揮発して室内側に流入します。

個人的な見解ですが、きちんとした構造であれば、シロアリの侵入リスクは低く、完成後定期的なシロアリ調査を実施し、早期発見早期対応すれば問題ないと考えます。しかしながら、建築基準法では構造の要件を満たさない場合、薬剤処理による対策が必須となります。構造の問題から使用できる薬剤はホウ酸製剤ぐらいしかなく、処理を実施しました。

可笑しな話ですが、ホウ酸製剤を施薬すればシロアリの侵入を防止することができると限りません。これはホウ酸の特性上の問題であり、処理した場所に食害を受けないというものです。食害を受けないので安全と考えるのは危険で、シロアリは未処理部分に到達し食害する場合もあります。それらを理解した上で、今後の点検調査が非常に重要となるのです。

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