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2018年4月 7日 (土)

発生から10年が経過しても成虫脱出孔は確認されます

発生から10年が経過しても成虫脱出孔は確認されます 昨日は一昨日に引き続き、愛知県内でのヒラタキクイムシ対策でした。いつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、対象は外来種のアフリカヒラタキクイムシです。

複数の物件で発生が確認され薬剤処理等の学的防除と、ライトトラップによるモニタリング兼捕獲目的の物理的防除などを組み合わせて対応を行っています。

アフリカヒラタキクイムシもある一定年月が経過すると、近親交配により生息数が自然減少すると言われる方がおられますが、これには幾つかの疑問を感じます。一つは人工飼育した場合、短期間(1~2箇月)で成虫となりより近親交配が進むと考えられますが、年月が経過しても生育劣化は見られません。二つ目は現場での事例で、今回の現場のように発生から10年以上経過しても生息数は減りません。年度毎の上下はあるものの、決して少ない生息数ではないのです。

これらの結果から、木材中に含まれるでんぷん量に影響しているものと考えます。食害が進み木材中のでんぷん量が減ると、生育不良となります。しかし新たにでんぷんを多く含む木材を見つけ生息できると、生息数は急激に増えるのです。そう考えると、家屋内の木材材料による影響によるものと関連づけができ、一定年月で自然現象するのは生育できる環境がなくなったことと考える方が正しいのではないかと思います。

古い木材になるとでんぷん量が減ると言われていますが、百年も経過すれば減るかもしれません。40年程度では関係ないと考えている根拠としては、築50年の家屋からラワン合板を持ち帰り、アフリカヒラタキクイムシ成虫を放虫し、恒温器中で飼育すると数ヶ月後には成虫の発生が確認されました。年数が経過した家屋だから大丈夫というのは、過信が齎す危険なのです。

アフリカヒラタキクイムシ対策は早期対応が重要であり、初期段階での調査、判断が必須です。なお当社の現地調査は有料となっておりますので、詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考下さい。

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