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2018年7月10日 (火)

イエシロアリ生息地域

新築時防腐防蟻処理 昨日はいつもお世話になっている設計事務所さんからの依頼で、和歌山県内の物件にお伺いしました。新築中の物件での、防腐防蟻処理でお伺いした次第です。

ベタ基礎構造でベースが一体化されているため、シロアリの侵入は限りなく低くなっています。それならば、薬剤処理は必要でないかというとそうではありません。この物件は、フラット35Sの適用を受ける予定ですので、耐久性が求められるため、防蟻処理が必要となります。

長期優良住宅仕様と同様に、耐久性区分D1のヒノキなど、耐蟻性のある木を使えばよいのですが、現実的に耐久性区分D1の木を使うことが困難なため、薬剤処理となるのです。

今回の物件ではイエシロアリ生息地域ですので、薬剤処理は積極的にお薦めさせて頂きました。ヤマトシロアリとイエシロアリは同じミゾガシラシロアリ科の昆虫ですが、性格は全く違います。ヤマトシロアリの被害はゆっくりと進行するため、家屋への影響が顕在化するのには長期の時間を要します。しかし、イエシロアリの被害は急激に進行するため、対策が必須なのです。

薬剤処理は年月とともに分解するため、効果は永遠ではありません。だからと言って保証期間の5年が経過したからといって直ぐに薬剤処理する必要はありません。シロアリ調査を実施し、本当の薬剤処理が必要かどうかを見極めることが重要です。シロアリ防除業者の中には、保証期間前にシロアリ予防処理を勧める場合がありますが、これはお施主さまと大切な家のことを考えているのではなく、自社の売上と利益を考えているだけにしか過ぎませんのでご注意下さい。

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