« ノミ駆除 | トップページ | 大発生 »

2018年8月 3日 (金)

生息部薬剤注入処理

生息部薬剤注入処理 昨日は、いつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。先日、シロアリ調査を実施した物件でのシロアリ駆除処理です。

この物件では、春に洗面所でヤマトシロアリの羽アリが発生しました。シロアリ調査の結果は、浴室土台周辺に被害が確認されており、羽アリは当該箇所から発生したものと考えられました。シロアリ調査結果では、羽アリの発生した以外の箇所でも、蟻道の構築や被害が確認されました。

薬剤処理は、シロアリの侵入経路や被害箇所から注入処理を行いました。一般的なシロアリ防除業者は、協会の仕様書に基づき高濃度の薬剤を穿孔注入処理を行います。何度もこのブログで紹介している通り、これはシロアリのコロニーを駆除する処理ではありません。高濃度の薬剤を被害部へ注入処理することで、薬剤と接触したシロアリは致死しますが、地中で生息する大多数のシロアリは、危機感を覚えて逃亡するのです。被害部からシロアリはいなくなりますが、地中のコロニーは継続されたままなのです。そのため、予防処理しないと再侵入することから、再び高濃度の薬剤を大量散布するのです。それでも施工技術の未熟な業者は翌年羽アリは発生させ、再発させます。きちんとコロニーが駆除できていないことと、予防処理でどこに処理すべきかわかっていないことを示唆しています。

シロアリを駆除するのに、高濃度の薬剤は必要ありません。規定されている濃度の1/10でも、シロアリは駆除することができます。これは、薬剤がどのようにシロアリに作用するかを理解していることが必要です。残念ながらシロアリ防除業者のうち、これが理解できているのは、限られた一部の技術者だけです。

当社でもシロアリ施工技術指導依頼を受け、指導したことがあります。すると今まで使用していた薬剤処理濃度を1/10にするのは怖いようで、勝手に規定濃度で処理した事例もありました。高濃度でないとシロアリは駆除できないという先入観にとらわれた結果です。

当社では自社でのシロアリ薬効試験を通じて、シロアリ技術の研究開発を行いシロアリ駆除技術の向上に努めています。安全性の高い薬剤を、できるだけ少ない処理量でシロアリ駆除を行い、安全で安心なシロアリ駆除をお届けします。シロアリ調査、駆除及び対策につきましては、阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考下さい。

|

« ノミ駆除 | トップページ | 大発生 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/200707/67017241

この記事へのトラックバック一覧です: 生息部薬剤注入処理:

« ノミ駆除 | トップページ | 大発生 »