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2018年9月30日 (日)

雨掛かり

雨掛かり部分でのアメリカカンザイシロアリ被害 今日ご紹介するのは、先日アメリカカンザイシロアリ調査のためお伺いした現場で確認された被害の様子です。

当該アメリカカンザイシロアリ被害は、ベランダ部分で床面として敷き込まれた床板と根太部分に確認されています。このケースでは、アメリカカンザイシロアリの有翅虫(羽アリ)が飛来し、当該木材に侵入、繁殖し被害を与えたものと判断されました。

当該箇所は、雨水がかかる雨掛かり部分となっています。他の事例でも同傾向ですが、雨掛かり部分では、アメリカカンザイシロアリの被害が大きくなる傾向にあります。アメリカカンザイシロアリは木材中の水分だけで生息するとされていますが、実際に飼育するとわかりますが結構水分が必要です。そう考えると、雨掛かり部分で繁殖が活発となり、被害が大きくなることは当然と言えます。

アメリカカンザイシロアリの生態を、先入観で判断することは危険です。現場で対峙せず、教科書に記載している内容をそのまま転記しているシロアリ防除業者のホームページがありますが、現場をご存じないようですので調査、駆除や対策を依頼されないことをお薦めします。当社では、アメリカカンザイシロアリの調査、駆除及び対策を行っています。詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考ください。

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2018年9月29日 (土)

床上で確認された被害は

布基礎コーナーに構築された蟻道 昨日はいつもお世話になっている設計事務所さんからの依頼で、シロアリ調査のため大阪府内の物件にお伺いしました。建築士の先生がお施主さまのお宅を訪問した際、玄関付近でシロアリ被害らしきものが確認されたことから、シロアリ調査をしたほうが良いと判断し、当社に依頼を頂いた次第です。

床下側からの点検調査では、玄関に隣接する和室の布基礎コーナー部分で蟻道の構築が確認されました。蟻道の一部を壊すと、ヤマトシロアリの生息が確認されました。因みにその他のシロアリ調査結果ですが、他にはシロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。

一般的なシロアリ防除業者であれば、この1本の蟻道だけで、床下への薬剤全面散布を勧めます。因みにシロアリ被害や生息がなくても、長期間シロアリ対策がおこなわれていない、床下の湿気が高くシロアリが侵入し易いなどと根拠のない理屈で薬剤処理を勧めます。しかしこの物件では、被害生息箇所は1箇所なので、シロアリ駆除処理は部分的で充分です。きちんと、シロアリのコロニーを駆除できる知識と技術があれば問題ありません。部分処理ができないのは、シロアリ技術がないことの裏返しなので、ご注意下さい。

シロアリが侵入する前に予防が重要と主張される方もおられますが、きちんとシロアリ駆除ができていれば、殆どのケースでシロアリが侵入することはありません。これは、当社での実績やシロアリフォーラムメンバーでの実績にもある通りです。薬剤を撒く代わりに定期的なシロアリ調査を行い、早期発見に努めれば問題ありません。

当社がシロアリ駆除+定期的なシロアリ点検調査をお薦めする理由は、薬剤の使用量です。部分駆除で使用する薬剤量は、全面処理の1/100以下です。安全と言われる薬剤は、現時点での評価であり、未来永劫安全とは言い切れません。食べ物を含めあらゆる物には、必ず毒性はあります。大量に曝露すれば、影響が出てもおかしくないのです。ですので、安全な薬剤を選択し使用量を減らすことが、少しでも安全性を向上させる手段として最適なのです。

当社では、お住まいの方の安全とシロアリに対する効果を両立させたシロアリ対策を提案します。シロアリ調査、駆除及び対策は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照のうえ、お問い合わせください。

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2018年9月28日 (金)

必要最小限の薬剤量

被害部への薬剤注入処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ駆除処理でお伺いしました。先月末にシロアリ調査を実施した物件で、玄関枠にシロアリ被害が確認されています。

被害部でシロアリが確認されたことから、お施主さまが市販の殺虫スプレーを吹き付けられたとのことです。しかし非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査を行った結果、被害の確認された玄関枠でシロアリの活動を探知しました。大量に殺虫スプレーを使われたとのことですが、シロアリの生息部までは届かないため駆除できないのです。

当該物件の構造はパッシブソーラーシステム構造のため、薬剤の使用には細心の注意が必要です。前回の点検調査では、床下側に侵入していないかどうか床下側からの点検調査を実施しており、床下側への侵入は確認されていません。そのため、今回のシロアリ駆除ではこの玄関枠及びその周辺に薬剤注入処理を行いました。

薬剤の使用量は、パッシブソーラーシステム構造であることを考慮し、必要最小限の薬剤量で処理を行いました。シロアリの生態と薬剤の特性を正しく理解し、適切な方法でできれば大量の薬剤は必要なく、安全性が確保されるのです。当社では建物の構造を考慮し、安全性の高いシロアリ対策を提案します。シロアリ調査、駆除及び対策のお問い合わせは阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いします。

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2018年9月27日 (木)

台風と秋雨

生息域への薬剤処理 昨日は兵庫県内の物件に、蚊の対策でお伺いしました。この案件はマンションで、3年前から対策を継続実施しています。

蚊の幼虫であるボウフラへの対策が、蚊対策の基本です。そのため、ボウフラの生息域を特定することが必須で、敷地内の調査が重要です。

水の溜まる場所がボウフラの生息域ですので、排水ピットなどを適切な薬剤を用いて処理しました。蚊対策用薬剤は防疫用医薬品で、用法用量を守ることで安全性は確保されます。しかし、水系に薬剤を流処理するため、下水を通じて河川や海などの流出することを考慮しなければなりませんので、できるだけ使用量は最小限に収める必要があります。

当該物件では、月に1度のペースで対策を実施しています。大きな被害をもたらした台風21号及び秋雨により薬剤は消失していると考えられましたが、今回の処理で見かけた蚊は1匹だけと低いレベルで発生を抑制しています。今後もこの状態が継続できるよう、細心の注意は払いながら対策を行いたいと思います。

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2018年9月26日 (水)

対策概要説明

堆積するアメリカカンザイシロアリの糞 昨日は、アメリカカンザイシロアリらしき被害があるとご連絡を頂いた兵庫県内の物件に、シロアリ調査でお伺いしました。

早速現場で確認を行うと、アメリカカンザイシロアリの被害が広範囲に確認されました。この地域では小員も幾つかお伺いしている物件があるほど、アメリカカンザイシロアリが古くから生息しています。この物件も、古くからアメリカカンザイシロアリが侵入しているものと考えられました。

今回はアメリカカンザイシロアリの具体的な対策の説明をさせて頂きました。アメリカカンザイシロアリは家屋内で複数のコロニーを形成しますので、一つ一つコロニーに対して処理が必要となります。目視可能な被害箇所だけでなく、非破壊シロアリ探知機を用いて生息箇所を特定することも重要です。低いレベルで抑えます。地域的に羽アリが外部から侵入する可能性が高いため、侵入後の定着防止処理も必須です。これら処理を複合的に組み合わせることが必要となります。

アメリカカンザイシロアリ対策にマニュアルはなく、調査探知能力と経験が問われます。当社ではアメリカカンザイシロアリの飼育観察、自社薬剤効力試験を実施し、駆除技術の向上に努めています。アメリカカンザイシロアリ対策、調査及び駆除のお問い合わせは阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いします。

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2018年9月25日 (火)

施工跡が確認された物件

シロアリの侵入及び生息がなければ薬剤処理はお薦めしません 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。新たに管理することとなったという物件で、シロアリ調査の依頼を頂いた次第です。

床下側からの点検調査では、現時点でシロアリの侵入及び生息は確認されませんでした。シロアリ被害は確認されたものの、いずれの被害箇所にも穿孔注入処理跡が確認されました。過去にはシロアリの侵入があった模様です。

この物件は、数年前に中古住宅を購入されたお施主さまが、内装の一部リフォームをハウスビルダーさんに、床がブカブカすると相談されたことが発端で、小員にシロアリ調査の依頼を頂いたのが経緯です。

現時点でシロアリの侵入及び生息が確認されなかったことから、薬剤処理は不要で定期的な点検調査で対応可能な旨をお施主さまに報告させて頂きました。お施主さまは、高額な薬剤処理を覚悟されていたようですが、定期的な点検調査で対応可能と提案にご安心とご納得を頂きました。

当社ではシロアリ調査結果から、侵入及び生息、侵入するの形跡がない場合、薬剤処理ではなく定期点検調査によるシロアリ対策をお薦めしています。シロアリ調査及びシロアリ対策のご相談は阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いします。

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2018年9月24日 (月)

資料作成中

住宅医スクール2018講義 先日から時間を見計らいながら、資料作成を行っています。次週から予定されている住宅医スクール用の資料で、事前配布のため明日が締め切り日となっています。

住宅医スクールは、一般社団法人住宅医協会が主催している住宅の設計や施工に携わる実務者の方々や行政、メーカーさんなどを対象としているセミナーです。計8日間、31講座、46.5時間のうち、防蟻対策の実務『シロアリ駆除と予防法の実務』を担当します。

シロアリの生態を実際の現場での事例を紹介し、通説の中にも誤ったものがあることなどを紹介し、シロアリに対する基本知識を説明したいと思います。

シロアリ駆除と予防法の事例については、一般的に行われているシロアリ防除方法を説明するとともに、シロアリフォーラムメンバーで行われているシロアリ駆除の方法と定期的な点検調査を行うことによるシロアリ対策を紹介します。

シロアリ防除薬剤や安全性の考え方についても説明し、これまでに研究員として培った知識、現場から得られた本当のシロアリ調査や駆除の現場からの事例を紹介し、それらを構造的にどう生かすかなど多岐に渡って紹介したいと思います。1時間半という短い時間ですが、聴講頂いた方に勉強になったと言われるようしっかりと纏め上げたいと思います。

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2018年9月23日 (日)

小康状態ですが

発生が抑制された壁内 昨日は大阪府内のマンションに、アフリカヒラタキクイムシ対策でお伺いしました。この物件はマンションで、複数の部屋で発生が確認されており、対策としては薬剤処理に加え物理的な対策を施し、ライトトラップによるモニタリングを実施しています。

今回ご紹介するのは、このマンションの一室での事例です。薬剤処理や物理的対策により、フローリングからの発生は収まっています。しかし、天井裏に設置したライトトラップには大量のアフリカヒラタキクイムシ成虫の捕獲が確認されました。

その後、パイプスペースからフラスの発生が確認されたことから点検口を新設し、内部調査を実施しました。壁内には数百匹を超えるアフリカヒラタキクイムシの死骸が確認されるとともに、壁内で使用されている広葉樹系合板には大量の成虫脱出孔が確認されました。

前回までに当該箇所について、薬剤処理と物理的対策を施しています。今回の点検では死骸は殆ど確認されず、当該箇所では一定の効果が得られました。という表現になったのは天井裏に設置したライトトラップ捕虫紙の状況で、成虫が数匹捕獲されており他にも生息箇所があるようです。

マンションに限らず壁内など見えない箇所で、アフリカヒラタキクイムシの生息減となる広葉樹系合板は多く使用されています。これらを撤去するか、薬剤処理等の対策ができれば対応はできるのですが、構造的にはいずれも対策実施は難しそうです。

それでも、何とか生息数を減らすための対策を実施しました。但し、安易な薬剤処理は被害は止まらず、被害範囲を広げるケースがあるため注意が必要です。アフリカヒラタキクイムシ対策は現状調査が必須で、それら調査結果を元に効果的な対策を立案することが必須です。ですのでお問合せ頂いた時点で、駆除可能などうかは判断できませんし、費用も不明です。モニタリング結果を踏まえ、駆除可能かどうかの判断や費用算出となることをご容赦ください。現地調査及びモニタリング等の作業につきましても有料ですので、詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考下さい。

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2018年9月22日 (土)

壁の隙間から

壁際で確認されたキイロシリアゲアリ女王 昨日はいつもお世話になっている住宅管理会社さんからの依頼で、兵庫県内のマンションにお伺いしました。入居者さまからの報告では、玄関屋外側でシロアリが発生したとのことから、調査のためお伺いした次第です。

現場で調査を行うと虫体死骸が確認され、その様子が右の写真です。入居者さまによると、虫が壁と床の隙間から出入りしていたため、カビキラーを噴霧したとのことです。

虫体を観察すると、シロアリでないことは明白です。体色は茶色、体長5mm程度、腹部が膨らみ、体の接合部にくびれがあり、クロアリの一種であることはその場で判明しました。死骸を持ち帰り顕微鏡で観察調査した結果、キイロシリアゲアリの女王でした。

これは群飛したキイロシリアゲアリの羽アリが婚姻飛行を終えると、女王が集まる習性があるためこの壁際に集まっていたのでしょう。入居者さまは壁と床の隙間から這い出てきたと思い、シロアリと間違えたものと考えられました。

昆虫を素人判断すると、対処方法を間違えます。必ず専門家に相談することが重要で、必要に応じて駆除すればよいのです。当社ではアリ駆除及びアリ対策を承りますので、お問い合わせは阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いします。

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2018年9月21日 (金)

先行駆除処理

必要最小限の薬剤量でのシロアリ駆除処理 昨日は、先日シロアリ調査を実施した滋賀県内の古民家にお伺いしました。セミナーを聴講頂いたハウスビルダーさんの物件で、現在リフォームのための解体中の現場です。

今回はまだ解体途中ですが、シロアリの生息が確認されていますので、シロアリ駆除処理を先行して行いました。シロアリ駆除処理は、必要最小限の薬剤量で処理を実施、使用した薬剤は施工液として数リットル使用しました。

当該物件の敷地内には井戸があり、リフォーム終了後も使用予定です。そのため、使用した薬剤には特に注意が必要で、万が一薬剤が流入しても安全性が確保できるよう、種類の選択と使用量を抑制する必要があります。一般的に行われているシロアリ防除処理では、高濃度の薬剤を大量処理しますので、リスクは限りなく高くなります。

必要最小限の薬剤量でのシロアリ駆除の経験がないと、このような物件に対応できません。薬剤メーカー研究員時代に何度となく井戸水中の薬剤の分析を行いましたが、結局のところ薬剤の撒き過ぎが原因なのは言うまでもありません。きちんとしたシロアリ駆除技術があれば、十分対応可能なのです。薬剤大量散布しておいて、シロアリ駆除の講釈を垂れるシロアリ防除業者がいること自体が問題なのではないでしょうか。

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2018年9月20日 (木)

死滅

死滅したアメリカカンザイシロアリ 右の写真は小型の飼育ケースで飼育しているアメリカカンザイシロアリですが、気がつくと死滅していました。雄雌の1ペアから飼育を始め、丸12年が経過しましたが残念です。

考えられる死因ですが、ダニの発生、薬剤の混入、近親交配による虚弱化、水不足が考えられます。

ダニの発生ですが、死骸等を顕微鏡観察を行いましたが、ダニは確認されませんでした。薬剤ですが、完全に分離させて飼育しているので薬剤が混入することはないと考えられます。近親交配による虚弱化は十分考えられるところですが、個体差間で致死までに至る過程で差が見られると考えられますので、一気に死滅することは考えにくいと考えます。

そうなると給水不足の可能性が高いでしょう。この夏は暑かった上に、業務多忙で飼育観察がやや疎かになったことが原因と考えられます。アメリカカンザイシロアリは木材中の水分で生息するとされていますが、飼育すると一目瞭然、水を与えると飲みにきます。木材中の水分だけで生息するのは、実は困難であると考えます。実際の現場でもアメリカカンザイシロアリ被害箇所の多くは、雨のかかる場所が多いのです。生物である以上、水は必要不可欠なものなのです。

アメリカカンザイシロアリは飼育すればするほど、教科書やインターネットで書かれていること以外の実例をよく見かけます。ちなみにシロアリ技術者と言われている方が、必ずシロアリを飼育しています。逆にシロアリを飼育していないシロアリ防除業者は、薬剤撒き屋と考えて支障はないのではないでしょうか。

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2018年9月19日 (水)

シロアリ定期点検調査

Ttd225 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからのご紹介で、兵庫県内の物件にお伺いしました。定期的にシロアリ点検調査を行っている物件で、3年振りの点検調査です。

この物件のシロアリ定期点検調査を行うようになったきっかけは、住宅医スクールのセミナーを聴講頂いたことがきっかけです。パッシブソーラーシステム構造でシロアリ被害が発生し、シロアリ駆除を実施したのち、定期的にシロアリ点検調査を実施している実例をご紹介したことによります。

ちなみにこの物件もパッシブソーラーシステム構造で、玄関周辺でシロアリ被害が発生したとのことです。その当時システムの協会指導のもと、ベイト工法でシロアリ駆除を行ったのち、改修工事を実施したとのことです。以降、ベイト工法で点検管理を行っていたのですが、非常に高額でお施主さまの負担が大きく、代替のシロアリ対策を検討したところ弊社の定期点検調査の話しを聞かれ、以降2~3年毎にシロアリ定期点検調査を実施しています。

今回の定期点検調査でもシロアリ被害、侵入や生息は確認されませんでした。このシロアリ対策に要した費用は、ベイト工法の何十分の一です。ベイト工法も、ベイトステーションにシロアリが侵入しなければ何の意味もなく、実際にベイトステーションに侵入せず建物へ侵入した事例は多く存在します。残念ながら憶病で、コロニーの分離と融合を繰り返すヤマトシロアリにはベイト工法は適していないのです。

シロアリ対策を金儲けの道具と考えているシロアリ防除業者からすると、年に6回も点検費用が発生するベイト工法は有難い商材です。お施主さまの都合やシロアリの生態を考慮していないシロアリ対策は、当社では実施していません。当社では、1軒1軒自分の持ち家であればどのように対処するかを考え、シロアリ対策を構築、提案します。パッシブソーラーシステム構造でのシロアリ定期点検調査の詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトからお問い合わせください。

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2018年9月18日 (火)

シロアリ被害だけで判断してはいけません

薬剤処理不要な古いシロアリ被害 昨日はシロアリ調査のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。この物件は以前シロアリ駆除を行ったお施主さまからの紹介でお伺いした次第です。

この物件は築80年を超える古民家で、シロアリ被害は玄関脇の外壁側で確認されました。それが右の写真で、板の隙間に僅かな蟻道の形成が確認されています。

元々シロアリ調査を頂いた経緯は、20年以上前にシロアリ防除処理を実施して以降何も対策を行っておらず、シロアリ防除業者がしつこく予防処理を勧めるのでお知り合いに相談した結果、弊社にシロアリ点検調査の依頼を頂いた次第です。

床下側からの点検調査結果ですが、古い蟻道は確認されたもののシロアリの侵入や生息は確認されませんでした。結論的な判断として薬剤処理は絶対ではなく、定期的な点検調査で早期発見に努めれば、特に問題ありません。高額でコストパフォーマンスに劣る薬剤処理が不要で、定期的な点検調査で対応可能な旨を説明するとお施主さまも小員の考え方にご賛同頂きました。

シロアリ対策は薬剤を撒くことではなく、シロアリから大切な家屋を守ることです。当社の推奨する定期的な点検調査でもシロアリから家屋を守ることができますので、詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考の上、お問い合わせください。

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2018年9月17日 (月)

窓際で確認された羽アリ

窓際で確認された羽アリ 右の写真はいつもお世話になっている建築士の先生から、相談のため送付頂きました。本年の6〜7月に2階の窓枠付近で羽アリが大量に発生したとのことです。

建築士の先生はもとより、ハウスビルダーさんや一般でお問い合わせをいただくお施主さまなど、ご相談のためよく写真を送付頂くのですが写真で種類の同定を行うのはほぼ無理です。頭部や胴体、複節、触角など顕微鏡で観察してわかることが殆どです。

アリ駆除を行う場合、アリの種類を特定することが先決で、その後活動範囲を調査した上で対処する必要があります。クロアリだからこの薬剤を撒くというのは、プロの仕事ではありません。種類を特定せず薬剤を撒く害虫防除業者がいれば、問題外なのでご注意下さい。

今回の事例では発生状況から概ね種類の推測はできますが、建築士の先生に死骸を採取頂くようお願いをしました。但し、問題はこの物件のお施主さまで、絶対に虫は見たくないとのことです。抑制と完全駆除では対策の方法も変われば、使用する薬剤も変わり、費用も大きく異なります。お住まいの方の安全を考慮すると、完全駆除ではなく抑制での対応についてお話しさせて頂きたいと思います。

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2018年9月16日 (日)

茶色の羽アリ

オオハリアリ雌の羽アリ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。洗面から羽アリが発生したとのkとから、お伺いした次第です。

採取して頂いた羽アリを携帯型顕微鏡で確認した結果、オオハリアリの雌の羽アリでした。オオハリアリの雄の羽アリは黒色ですが、雌の羽アリは淡黄色で、雄よりも小型です。

オオハリアリの生息は、シロアリ技術者にとってシロアリの生息を疑うことが最も多いクロアリです。オオハリアリはシロアリの天敵として知られており、オオハリアリの生息する物件でシロアリも生息するケースは非常に多いのです。

但し今回の物件の問題は、床下の高さが殆どない転ばし床構造です。ベタ基礎構造なのですが、既にオオハリアリが生息しているということは、どこからか侵入経路があるということです。ハウスビルダーさんと相談の上、侵入想定箇所付近に床下点検口を設置した上で、改めてシロアリ調査を行う予定となりました。

家屋害虫の発生は、その他の害虫の発生している要因となっているケースもあるため、発生している害虫の種類を調査し、想定できうる対応を考えることが重要です。クロアリ駆除及びシロアリ調査につきましては阪神ターマイトラボのウェブサイトからお問い合わせください。

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2018年9月15日 (土)

各々のコロニーへ

壁内注入処理 一昨日の現場では、2階ベランダ壁内でシロアリの生息が確認されています。それと当時に、その下にある倉庫のレール部分にもシロアリ被害が確認されています。

シロアリ調査を行った段階で、シロアリのコロニーは一つではなく、複数あるものと判断しました。非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査した結果、2階と1階では繋がっていませんでした。そのため、コロニーは2箇所あると考えて処理する必要があります。

2階ベランダは隣接する壁内にコロニーがあると考えました。1階倉庫部分では、地中からの侵入であると判断しました。各々について、駆除処理を実施しています。

ヤマトシロアリは、社会性昆虫ですが少し面白い動きをします。それはコロニー自体が簡単に分離することができますし、融合もできます。そのため、シロアリ駆除に不手際があると、部分的な駆除となってしまい翌年羽アリの発生する再発減少が起こるのです。

その原因には、薬剤の大量散布が挙げられます。コロニーを意識しない処理では、薬剤と接触したシロアリは致死しますが、大半のシロアリは逃亡します。これは大量の薬剤によって、忌避しているのです。逃亡したシロアリは女王がいなくても、そのコロニーから新しく女王が創出され、コロニーが再生されるのです。薬剤の大量散布は、シロアリ駆除処理ではないのです。

シロアリ駆除に、大量に薬剤は必要ありません。当社では、必要最小限の薬剤量でシロアリ駆除処理を行います。シロアリ駆除及びシロアリ対策につきましては阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照ください。

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2018年9月14日 (金)

ベランダで確認された蟻道

ベランダで確認された蟻道 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、京都府内の物件にシロアリ駆除でお伺いしました。先月シロアリ調査にお伺いした物件で、2階ベランダに敷き込まれていたすのこと、その下にある倉庫のレール部分にシロアリ被害が確認されました。

前回のシロアリ調査では、ベランダの壁内に営巣していると判断しました。施工前に再度2階ベランダを調査すると前回なかった蟻道が排水溝に確認され、蟻道の一部を壊して確認したところ、ヤマトシロアリの活動が確認されました。

駆除処理としては、シロアリの生息範囲に必要最小限の薬剤量で処理を行いました。但し今回のポイントは、ヤマトシロアリがベランダ壁内へ営巣していることです。ヤマトシロアリがコロニーを形成するためには、水の供給が必要です。このことから、壁内に雨水が侵入しているものと考えられます。そのためシロアリ駆除完了後には、雨漏れ対策の実施が必須です。

シロアリ駆除は薬剤を撒くことだけでなく、シロアリが侵入や生息している要因は何かを考え、それらに対しても対策を考えなければなりません。常に、総合的な視点を持って対応することが重要なのです。

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2018年9月13日 (木)

リフォーム現場で確認されたクロアリ

リフォーム現場で確認されたヒメアリ 先日シロアリ調査でお伺いした現場で、ハウスビルダーさんご相談を頂きました。古民家のリフォームで解体中にシロアリ被害部からクロアリが確認されたとのことです。

写真を撮影、送付頂き確認させて頂きました。確認されたクロアリは、ヒメアリでした。ヒメアリは家屋内でよく見かける種類のアリで、雑食性のため食品によく群がります。非常に小型のアリで、体色は淡黄色ですが腹部(尻)は黒色となっています。

問題はヒメアリは結構噛みつくため、チクっとした痛みを感じます。小さな子供の場合、かなりの痛みを感じるようです。そのため、防除依頼をよく頂く種類のアリです。

当初はこの物件では、リフォームが進行した段階でシロアリ駆除と侵入防止対策を実施する予定でした。しかしヒメアリの生息が確認されたことから、シロアリ駆除処理と同時にヒメアリ駆除を先行して行うよう方向転換し、ハウスビルダーさんを通じてお施主さまに提案させて頂きました。

リフォーム中の現場では、様々な場面に遭遇します。シロアリ対策は、その場面に応じた対策を考えることが重要です。薬剤を撒くことだけが、シロアリ対策ではないのです。

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2018年9月12日 (水)

確認されたシロアリ

フローリング上で徘徊していたシロアリ 昨日はいつもお世話になっている害虫防除業者さんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。賃貸物件で、シロアリらしき昆虫が室内を徘徊しているとのことから、調査のためお伺いした次第です。

入居者さまからの聞き取り調査では、窓際で木屑にようなものが堆積し、その周辺のフローリングでシロアリらしき昆虫が徘徊していたとのことです。その昆虫をセロハンテープで捕獲されていたとのことから、持ち帰り顕微鏡による観察を行いました。

床下側からシロアリ調査を実施したかったのですが、2年前のリフォームで和室を洋室フローリングにしたことで、床下侵入口がなくなった模様です。こちらについてはオーナーさんに、床下点検口の新設をお願いしました。

セロハンテープで捕獲されたシロアリを持ち帰り調査した結果、ヤマトシロアリでした。今回お伺いした地区ではイエシロアリの生息も確認されており、フローリング上を徘徊しているとのことからイエシロアリの可能性も考えられたのですが、ヤマトシロアリなので被害も比較的小さいものと考えられました。

今回、セロハンテープで捕獲されたのは職蟻だけでした。きちんとしたシロアリ防除業者であれば、職蟻だけでもイエシロアリとヤマトシロアリの同定は可能です。しかし、協会加盟の老舗のシロアリ防除業者の中には、区別できない業者もいるのです。シロアリ生息の有無に関係なく薬剤処理が前提なので、技術や知識はなくても大丈夫なのです。これは老舗の業者だけでなく、どの業者にも言えることですのでご注意下さい。

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2018年9月11日 (火)

ユニットバスの天井裏

ユニットバスの天井裏で確認されたシロアリ羽アリの落翅 昨日はいつもお世話になっている住宅管理会社さんからの依頼で、兵庫県内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。今回お伺いした物件はマンションの1階で、洗面にシロアリ被害らしきものが確認されているとのことです。

現場で調査確認を行ったところ、被害部はシロアリによるものと判断できました。建物はマンションですので、基礎構造は逆ベタ基礎(土間床)構造です。シロアリが侵入するとなると、配管などの隙間が考えられます。

ユニットバスの天井点検口から調査確認を行ったところ、翅が確認されました。翅はヤマトシロアリの羽アリによるものであり、室内側で羽アリも発生しているようです。

建物の構造上シロアリは侵入できないと思っていても、実際には侵入するケースがあり、建物構造で完全にシロアリの侵入を防ぐことは無理です。それならばシロアリ予防処理は必須と主張するのは、儲け至上主義のシロアリ防除業者の考え方です。本来はシロアリ技術者指導の下に、構造上問題がないかを調査し、具体的対策を考えるのが本来のシロアリ対策です。何が何でも薬剤を撒く必要はないのですが、今回の事例ではシロアリ駆除のため、必要最小限の薬剤処理は必要です。

シロアリ駆除処理は、大量の薬剤を必要としません。但し、必要最小限の薬剤量で処理するためには、シロアリの生態、シロアリ調査能力、薬剤に対する知識など幅広い知識と能力が必要です。当社では、シロアリ駆除をベースにシロアリ対策を考えます。詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考ください。

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2018年9月10日 (月)

リフォーム工事後半戦

薬剤処理すべき場所 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ予防処理でお伺いしました。

この物件はリフォーム中の物件で、リフォーム前のシロアリ調査ではシロアリ被害は確認されたものの、生息は確認されていませんでした。お施主さまとハウスビルダーさんの意向で、シロアリ対策としてシロアリ予防処理を行うこととなった次第です。

リフォームは2期に分けて実施され、今回は後期となります。玄関やトイレなどシロアリの侵入リスクの高い場所の処理です。

当社の方針として、協会仕様書である薬剤大量散布によるシロアリ予防処理は実施していません。必要な場所に必要な量だけを処理するスタイルであり、一般的な量とは比較にならない量でシロアリ対策を行います。写真の部位は玄関で、処理必須な個所に薬剤を保持させています。建物全体へ大量に処理すると高額になりますが、部分的であれば全面処理処理も安価となります。

安価だからシロアリの侵入を許すという訳ではなく、侵入想定箇所にはきちんと薬剤が保持されていますでの、効果は十分得られます。シロアリの生態を考慮し、きちんと調査して建物の構造を理解すれば対応可能です。シロアリ調査及びシロアリ対策につきましては阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照のうえお問い合わせください。

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2018年9月 9日 (日)

チャタテムシ類対策

カビ対策処理 昨日はいつもお世話になっている住宅管理会社さんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。この物件は築浅のマンションで、室内でチャタテムシ類が大発生しているとのことです。

前回の調査では、粘着式ロールクリーナーを用いて捕獲し、生息数調査を実施しました。その結果、捕獲箇所のうち最大は平米当たり140匹のチャタテムシ類の捕獲が確認されました。報告提案書を作成し、住宅管理会社さんがオーナーさんに報告頂いた結果、駆除処理を実施することとなりました。

チャタテムシ類駆除を行う場合、多方面からのアプローチが必要です。当社でできることは、薬剤処理によるチャタテムシ類駆除です。それは、チャタテムシ類を直接駆除する薬剤処理とチャタテムシ類の餌であるカビ対策の二つの対策です。殺虫剤による直接駆除と餌のコントロールを行うことで、複合的にチャタテムシ類の生息密度を減少させていきます。

勿論、一時的にチャタテムシ類の生息密度を減らしたとしても、当該物件には生育環境が整ったことで大繁殖しているので、お住まいの方が今後どのような点に注意していかなければならないかを提案させて頂きました。

これはチャタテムシ類だけに行われることではなく、他の家屋害虫でも共通しています。薬剤処理だけで対応できるという訳ではなく、生息密度を低レベルで維持していくため何が必要かを考えることが重要です。

いい加減な害虫防除業者にかかると薬剤処理だけしか実施せず、後のフォローがありません。家屋害虫は生息数をゼロにすることは、費用と時間を要しコストパフォーマンス的に良くありません。そのため、生息密度を減らして生活に問題ないレベルまで下げることが重要なのです。

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2018年9月 8日 (土)

被害部からの流出

被害部から流出するシロアリ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ駆除処理でお伺いしました。先日シロアリ調査を実施した物件で、被害は建物南側の広縁で確認されています。

事前のシロアリ調査の結果、シロアリ被害及び生息は限定的であったことから、部分的なシロアリ駆除処理を行い、シロアリ予防処理は未実施としています。これは当社の必要最小限の薬剤量でシロアリ対策を実施するというコンセプトに、お施主さまが共感頂いたことによります。

シロアリ駆除処理については、シロアリ調査によりシロアリの侵入経路と活動範囲を特定し、地中にあるコロニーを駆除するためどのような薬剤を選択し、処理濃度と処理量を最適化した上で処理を実施しました。ちなみに、薬剤の大量散布ではシロアリのコロニーを駆除することはできませんのでご注意ください。なおこの物件では、シロアリ予防処理の代わりに、定期的なシロアリ点検調査を行うこととしています。定期的なシロアリ点検調査は、早期発見、早期対応することを目的としたシロアリ対策の一つで、当社ではお住まいの方の安全性を考慮し、お薦めしています。シロアリ駆除及びシロアリ点検調査につきましては阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照ください。

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2018年9月 7日 (金)

古民家改築

古民家のシロアリ被害 昨日はセミナーを聴講頂いたハウスビルダーさんからの依頼で、滋賀県内の物件にお伺いしました。改築中の古民家でシロアリ被害と生息が確認されたとのことから、シロアリ調査と今後の対策のためお伺いした次第です。

早速現場で調査を行った結果、広範囲にシロアリ被害が確認されました。古い被害もありましたが、シロアリがまだ活動していそうな箇所も多く確認されました。

今回のシロアリ対策のポイントは、建物に隣接する井戸です。今後も使用予定の井戸ですので、薬剤の混入は絶対避けなければなりません。

シロアリ薬剤の殺虫成分の多くは、農薬からの転用です。しかし、処理される濃度は大きく違います。単位面積当たりの有効成分投下量で比較すると、ある薬剤では農薬で使用される量を1とすると、シロアリ薬剤で使用される量は300となります。農薬では作物に処理された有効成分が、収穫時に分解や揮発によって限りなく0になります。人に全く影響のない量にならないと農薬は登録されません。これは農薬取締法によって、細かく決められているのです。

一方シロアリ薬剤は、長期に渡って効力を発揮させるため、高濃度の有効成分を処理します。業界の自主的な規制はありますが法律はありませんので、このような高濃度は薬剤処理がまかり通っているのです。

高濃度で処理すると、井戸へ混入するリスクはあります。土壌に吸着されるため、地下水には入らないと主張される方もおられますが、処理された土壌そのものが雨水などによって流入することもあるのです。ですので、万が一流入したとしても安全である指標以下であれば問題ありません。

そうなると薬剤処理は、極めて薄い濃度で処理しなければなりません。シロアリの生態や行動を理解し、薬剤の特性を生かした処理を行えば、希薄な薬剤でも十分な効果が得られます。井戸のある家屋での協会の仕様書に基づいた処理は、自殺行為と言っても過言ではありません。シロアリ調査の知識とシロアリ駆除の技術があれば、十分対応可能です。ロアリ調査、駆除及び対策は阪神ターマイトラボのウェブサイトからお問い合わせください。

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2018年9月 6日 (木)

シロアリ被害部で確認されたクロアリ

シロアリ被害部で確認されたテラニシシリアゲアリ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。勝手口にシロアリ被害らしきものが確認されているとのことから、調査のためお伺いした次第です。

現場で被害部を調査すると、シロアリによる被害であることが確認されました。お施主さまに了解を得て、被害部の一部を壊すと、内部からヤマトシロアリが確認されました。併せてその被害部からシロアリを咥えたクロアリも確認されました。

シロアリ生息部でよく見かけるクロアリと言えば、オオハリアリが有名です。オオハリアリが生息していれば、シロアリが生息していると考えても過言ではありません。なお、オオハリアリが生息しているからといって、シロアリを駆逐できる訳ではありませんのでご注意下さい。

今回確認されたクロアリを同定した結果、雑食性のテラニシシリアゲアリでした。触角べん節こん棒部や胸部前伸腹節刺がシリアゲアリ属の分類の特徴です。テラニシシリアゲアリも昆虫死骸などを捕食するのは知っていましたが、シロアリを狩りするのを見たのは初めてでした。

現場では、これまで知らなかったことがよく起こります。常識とされていたことが、180度変わることもよくあります。だから現場で調査観察が非常に重要であり、その調査結果から最善の方法で対応することがプロの仕事です。

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2018年9月 5日 (水)

シロアリ定期点検調査で確認したもの

水漏れが解消されている床下 昨日は台風21号直撃のため、事前に予定していた仕事をキャンセルし、事務仕事に従事していましたが、14時には停電となり生産活動ができなくなりました。という訳で、先日シロアリ定期点検調査でお伺いした現場での事例をご紹介したいと思います。

この物件では、玄関周辺から羽アリが発生しました。シロアリ調査の結果、玄関以外の箇所では、シロアリ被害、侵入及び生息は確認されていません。シロアリ駆除処理だけを実施し、シロアリ予防処理の代わりに定期的なシロアリ点検調査を実施しています。

この物件では初回のシロアリ調査の際、浴室に隣接する洗面の床下で水漏れが確認されました。洗面床下の3/4以上は水の溜まった状態で、水漏れ量としては比較的多いものでした。水漏れの原因ですが、工務店さんは地下水の影響との見解でしたが、小員の点検調査では浴室側からの水漏れであると判断しました。

お施主さまのご理解もあり、別の工務店さんに浴室からの水漏れの修理をお願いしました。以降定期的なシロアリ調査の際、水漏れは確認されていません。工務店のきちんとした工事のお陰でここまでよい状態が維持されています。

シロアリ調査はシロアリ被害、侵入及び生息を調査確認することは勿論ですが、床下の健康状態も調査するのも重要な事項です。但し、床下が不健康な状態と称して、不必要な床下換気扇や床下調湿炭などを売りつける悪質業者もいますのでご注意ください。

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2018年9月 4日 (火)

室内で確認された羽アリ

キイロシリアゲアリの羽アリ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。室内で羽アリが大量発生し、電気に群がっているとのことです。

早速現場で調査すると、電灯カバーの中に羽アリの死骸が大量に確認されました。簡易型の顕微鏡で確認した結果、キイロシロアゲアリの羽アリでした。キイロシロアゲアリはこの時期に発生する小型のクロアリで、正の走光性(光に集まる性質)が強いため室内に侵入して電灯に集まるのです。

キイロシロアゲアリは腹部に毒針を有していますが、危険性は比較的低くなっています。但し、乳幼児が刺された場合には結構痛いらしいので、一応注意が必要です。今回の事例では屋外からの侵入であり、室内側からの発生の可能性は高くないと考えられます。防除すべきかどうかについてですが、お施主さまが希望された場合には駆除処理を実施しますが、気にならない場合には何もしなくても良いと回答させて頂きました。

先週の後半から室内で羽アリを見かけるというお問い合わせを多く頂いておりますが、小さなアリなのでサクラアリと思ってお問い合わせを頂くことが多くなっています。クロアリはかなり慣れないと、肉眼で種類を判断するのは困難ですので、素人判断でのアリ対策にはご注意ください。

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2018年9月 3日 (月)

シロアリ定期点検調査

非破壊シロアリ探知機による定期点検調査 昨日はシロアリ定期点検調査のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。12年前に玄関周辺からヤマトシロアリの有翅虫(羽アリ)が発生し、シロアリ駆除処理を実施した物件です。

床下側のシロアリ調査では、シロアリの侵入した形跡すらなかったこと、お施主さまも薬剤の大量散布は避けて欲しいとの要望から、部分的なシロアリ駆除処理を実施し、床下側への薬剤処理は実施していません。

以降、定期的にシロアリ点検調査をしていますが、シロアリの侵入や被害など確認されていません。今回の点検調査でも、シロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。

シロアリ駆除処理の際には、非破壊シロアリ探知機で玄関付近の壁でシロアリの生息反応が得られ、薬剤注入処理を行っています。今回も床下側から点検調査できない箇所について、非破壊シロアリ探知機で点検調査を行っています。勿論、これら箇所もシロアリの侵入や生息は確認されませんでした。

シロアリ予防処理をしないとシロアリが侵入するということなどは、正確性に欠けるものです。きちんとコロニーを意識したシロアリ駆除を行えば、シロアリが侵入することはないのです。逆にコロニーを駆除できていなければ再侵入する可能性があるため、薬剤の大量散布をしなければならないと言っても過言ではありません。

当社のシロアリ対策はシロアリのコロニーの駆除処理が基本で、シロアリ予防処理の代替として定期的な点検調査をお薦めしています。シロアリ調査、駆除及び対策は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考の上、お問い合わせください。

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2018年9月 2日 (日)

玄関枠のシロアリ被害

シロアリの活動を探知する非破壊シロアリ探知機 一昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。玄関枠にシロアリ被害が確認されているとのことから、シロアリ調査でお伺いした次第です。

早速玄関枠を調査すると、蟻道跡が確認されました。お施主さまからの聞き取り調査から、先日の台風の後に土のようなものが玄関ポーチ部分に落ちていたとのことから、玄関枠を確認したところ被害が確認され、その隙間には活動中のシロアリが確認されたそうです。そのシロアリが確認された箇所について、市販の殺虫スプレーをかけたものの、不安になりハウスビルダーさんに相談され、今回のシロアリ調査のための訪問となりました。

早速、非破壊シロアリ探知機を用いて調査した結果、シロアリの活動を探知しました。殺虫スプレーを処理すると、有効成分のため忌避してしまい被害部から逃亡する事例が多いものの、今回の事例では有効成分が表面だけであったため、忌避せず現在も被害部で活動していました。こうなるとシロアリ駆除処理を行うためには、好都合です。

薬剤の特性とシロアリの生態を上手く活用することで、地中にあるシロアリのコロニーの駆除が可能です。薬剤の種類と処理濃度、処理量を上手く使わないと、忌避してしまいコロニーの駆除はできません。普通のシロアリ防除業者が一般的に実施する薬剤大量注入では、薬剤が原因で忌避するのです。有効成分に忌避性が無くても、大量に注入すれば忌避することをご存じないシロアリ防除業者が多いのです。

これは、当社独自の試験によって確立された方法です。飼育観察しているシロアリを用い、薬剤の濃度とシロアリの致死時間や忌避の度合いを試験した結果から導くものです。当社ではこのような自社試験により、シロアリ駆除技術研究を行い、シロアリ駆除処理にフィードバックしています。詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考の上、お問い合わせください。

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2018年9月 1日 (土)

ウェブサイト更新

阪神ターマイトラボウェブサイトトップページ画像 今月も阪神ターマイトラボのウェブサイトを更新しました。今回のトップページ画像は、阪神間でも増加傾向にあるイエシロアリの被害写真です。

近畿地方では、紀伊半島海沿いにイエシロアリが多く生息しています。近年、大阪湾沿岸でも普通に生息するようになりました。また最近では、大阪市内やその内陸にあたる礼節市町村でも生息が確認されています。イエシロアリは、想像以上に環境適応能力があると考えられます。

イエシロアリはヤマトシロアリと同じミゾガシラシロアリ科に属していますが、生態は結構異なります。同じシロアリと思って、同じような対策を取ると痛い目に合います。

イエシロアリは事前の点検調査が極めて重要で、侵入経路や生息範囲から巣系の動きを想定することが重要です。被害があるからと、ヤマトシロアリを駆除するように薬剤大量散布しても駆除できず、再発するケースを見かけます。シロアリ調査する段階で、イエシロアリの生態を理解しておかなければ、まともな調査はできないのです。

シロアリ防除業者の中には、協会仕様書に従い薬剤の大量散布すればイエシロアリも駆除できると考えている業者も多いようです。残念ながら更にレベルの低い防除業者になると、イエシロアリとヤマトシロアリの区別もできません。協会加盟の業者で、大手や老舗などの事例もありました。薬剤を撒くことばかり考え、シロアリを見ていない典型的な事例です。シロアリ技術者であれば、イエシロアリとヤマトシロアリの職蟻の区別はできて当然なのです。それすらできない業者が多いのは、残念でなりません。

イエシロアリは、ベイトで簡単に駆除できると考えている業者も多いようです。残念ながら徹底した調査ができ、生態を理解していないと、いつまでも駆除完了せず、ズルズルと処理を繰り返す業者もあるようです。

シロアリ対策の原則は、シロアリ調査により侵入経路と生息範囲を精査し、より効果的な対策を立案することが重要です。シロアリ調査、駆除及び対策のお問合せは阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いいたします。

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