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2018年10月 6日 (土)

リフォームから年数が経過

処理された箇所で確認されたシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっている設計の先生からのご紹介で、大阪府内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。トイレの中にある柱の根本が、シロアリに食べられた跡かもしれないとのことから点検調査でお伺いした次第です。

被害部を確認したところ、明らかにシロアリによる食害が確認されましたが、更によく見ると穿孔処理跡である木栓も確認されました。お施主さまにこれまでのシロアリ対策について確認すると、約30年前に便所で羽アリの発生が確認され、農協でシロアリ駆除予防処理を行ったとのことです。約20年前にトイレのリフォームを行ったとのことから、木栓部分は丁度床面タイル付近の高さになっているようです。

問題はこの被害跡が新しいものなのか、古いものなのかですが、非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査を行った結果、シロアリの活動を探知しました。30年前のシロアリ駆除予防処理で使用された薬剤は、既に分解揮散しており効力は完全に消失しているものと考えられました。お施主さまの記憶によると、20年前のリフォーム時に、設計の先生によってホウ酸処理が施されたとのことです。ちなみに床下側からの点検調査では、シロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。

問題はホウ酸が処理されたにも係わらずシロアリが侵入した理由には、次の2つが挙げられます。ホウ酸製剤は処理量は少ないと効果が不十分となり、食害される研究事例が報告されていることから、処理量不足の懸念があります。もう一つは、ホウ酸そのものにコロニーの駆除能力がなく、処理部を食害したシロアリは致死するものの、やがて処理部を食害しなくなるという事例から未処理部分を食害しているものと考えられました。

ホウ酸は過重を支える木材を守る能力はありますが、シロアリのコロニーを駆除する能力はありません。そのため、ホウ酸の特性を理解した上で、正しく対処することが重要です。当社では安全性の高い薬剤を用いて、必要最小限の薬剤量で処理を行い、安全に配慮したシロアリ駆除及び対策を提案します。詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照いただきますようお願いいたします。

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