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2018年12月31日 (月)

2018年度総括

2018年もいよいよ今日1日を残すこととなりました。今年1年を振り返ってみたいと思います。

家屋害虫分野では昨年から引き続いていますが、マダニによる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、外来種のヒアリやアカカミアリの確認などが話題となりました。今後も新たな疾病の原因となったり、新たな外来種の侵入があるものと考えられます。ちなみにいつ入ってきてもおかしくないのは、ウエストナイルウイルスだと思います。

今年の現場を振り返ると、イエシロアリの現場が多くありました。岡山県内の現場では、卓越した性能を有するブリングシステムで駆除処理をさせていただきました。近辺でのイエシロアリですが、大阪市内でも沿岸に近いところもあれば、上町台地付近のように沿岸から少し離れたところでも確認されました。神戸市内では、阪急電車よりも北側の六甲山系に中腹に近い箇所でも確認されました。一般的に言われている沿岸部に生息しているというのはあくまで傾向であり、イエシロアリは環境適応能力がありますので、少々寒いところでも生息は可能です。

外来種であるアフリカヒラタキクイムシの被害も、ここ数年の傾向として増加しています。フローリングや壁での被害事例が大半で、合板の中で繁殖していると考えられますが、これまでの知見として物流段階での繁殖が大きな要因と考えられました。現在は被害の中心は西日本ですが、震災以降西日本で流通していた合板が東日本にも流通していますので、そろそろ被害が散見される時期かもしれません。

新築では長期優良住宅の増加に伴い、新築時の防腐防蟻処理の問い合わせや依頼をいただくことが増えました。薬剤大量散布による工法のため小員の考え方と逆行しますが、国の施策である以上対応せざるを得ませんでした。こうしたマニュアル主義がシロアリ調査や駆除技術を低下させる原因であり、残念でありません。

シロアリ駆除は、マニュアルで対処すべきものではありません。シロアリの侵入経路や生息箇所を精査し、建物の構造やお住まいの方への配慮を考慮した上で、薬剤の選定や処理方法など現場にアジャストしなければなりません。今後も精度の高いシロアリ調査をベースに、独自の施工技術で必要最小限の薬剤量でシロアリ駆除ができるようスキルを磨きたいと思います。

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2018年12月30日 (日)

年度末

経理ソフト 年の瀬が近づくと私たちののような個人事業主は、12月が年度末となります。そうなるとやらなければならないのが、確定申告の準備です。

日常的にきっちりとした経理作業を行っていることが理想ですが、常に現場を優先させてしまうため、現金を中心に管理を行っています。そのため最終的には経理ソフトへ入力し、確定申告の資料を作成します。

経理ソフトは少し古いものを使っていますが、これは使用しているパソコンのOSがWindows7であることが理由です。Windows7は2020年1月までのサポートですので、それまでは大事に使いたいと思います。ちなみに経理ソフトは購入したバージョンは、Windows10に対応していないのが最大の理由です。毎年、提出期限がギリギリとなるので、できるだけ早めに対応したいと思います。

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2018年12月29日 (土)

放置木材の下で

土中巣系から発生するサクラアリの羽アリ 右の写真は、先日シロアリ調査のためお伺いした物件で撮影した1枚です。少し小さく見えにくいのですが、写っているのはサクラアリとその羽アリです。

サクラアリは非常に小型のアリで、よくトビイロケアリやキイロシリアゲアリなどと間違えられますが、特徴としては晩秋に羽アリが発生させる種類のクロアリです。

シロアリ調査では床下のシロアリ被害などを調査しますが、その際床下土壌表面に放置された木材も調査します。シロアリからすれば、コロニーから調節到達可能な餌場として好都合です。そのためシロアリ調査では放置木材も調査しますが、今回はその木材の下でサクラアリの活動が確認されました。

今回のケースでは地中に営巣しており、このようなケースでは特に問題はありません。問題となるのは、壁内に営巣するケースです。サクラアリの発生が確認されたケースでは、発生源を調査しその結果を元に対策を立てることが重要です。

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2018年12月28日 (金)

初冬の発生

初冬に発生したアメリカカンザイシロアリ羽アリ 年末が近づくと大掃除のシーズンとなり、恒例のアメリカカンザイシロアリ飼育ケース内の掃除を行います。

今回、アメリカカンザイシロアリの有翅虫(羽アリ)の死骸や落翅が確認されました。前回の10月末の清掃してますので、それ以降に羽アリが発生したものと考えられました。

文献やホームページなどを見るとアメリカカンザイシロアリの羽アリの発生時期は、6~9月の日中とされていますが、実際は違います。飼育すればわかりますが、ほぼ1年中発生します。実際の現場で2月に小屋裏での発生を実際に確認していますので、季節を限定し発生すると考えるのは間違いです。

シロアリを飼育すると、いろいろなことがわかります。シロアリを飼育したことがないシロアリ防除業者は多数いますが、シロアリのことを知ろうとしないのでしょう。薬剤を撒くだけであれば、シロアリの生態は不必要なのでしょうね。

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2018年12月27日 (木)

送付頂いた写真

大掃除で確認されたシロアリ被害 右の写真は、いつもお世話になっているハウスビルダーさんから送付いただきました1枚です。畳の裏に、蟻道が構築された様子が確認されています。

これは大掃除によって発覚した事例で、床下の土壌中に生息するシロアリが束石に蟻道を構築して床束へ到達、蟻道を構築して大引に到達する事例もあれば、床束を食害しながら大引に到達する事例もあります。被害は大引きから根太や床板へと広がり、やがて床下の接合部から畳へと広がります。

近年の畳は芯に発泡スチロールが使われていますが、シロアリは発泡スチロールが大好きです。当然ですが発泡スチロールを餌とするのではなく、穿孔して生息します。その理由は、発泡スチロールは暖かいことが理由の一つです。また穿孔した内部に蟻土を入れることで、湿気を固定することができるため、シロアリにとってこの上ない環境となるのです。

ここまで被害が広がった原因は、長期間に渡って家具や荷物が固定された状態にあることです。昔の大掃除は、畳を上げて乾燥させていましたが、その時にシロアリ被害が早期発見できたのです。今では大掃除で畳を上げるケースは殆どありませんので、早期発見はシロアリ調査でないと対応できません。定期的な点検調査を実施していれば、ここまで被害は広くならなかったでしょう。シロアリ対策は薬剤処理だけでなく、点検調査もシロアリ対策なのです。

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2018年12月26日 (水)

大掃除で

押入の奥で確認されたシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからシロアリ調査の依頼をいただき、大阪府内の物件にお伺いしました。大掃除をしていたところ、押入の奥でシロアリ被害らしきものが確認されたことから、シロアリ調査を実施することとなりました。

早速現場で状況を調査した結果、押入の奥にシロアリ被害が確認されました。床下側からの侵入と考えられましたが、この物件には床下点検口がありません。以前、他のリフォーム業者が実施したリフォームの際、キッチンにあった床下点検口を無くしており、和室もすべてフローリングの洋室へとなっています。床下へ侵入する術がなければ、シロアリ調査はできません。

シロアリ調査を実施せず、見積もりを行うシロアリ防除業者は多く存在します。シロアリの侵入経路や生息範囲など彼らには関係なく薬剤の大量散布を行うので、必要なのは床下の面積だけです。シロアリを駆除する意識はなく、薬剤で追い払えばいいのです。シロアリのコロニーを駆除せず薬剤で追い払い、薬剤の残効性がなくなった時点で再侵入すればこれこそシロアリ防除業者にとって好都合で、打ち出の小槌状態です。

シロアリ対策はシロアリ駆除を基本とし、コロニーを駆除することが絶対原則であり、その上で侵入防止対策をどう考えるかがポイントです。薬剤の大量散布はシロアリ駆除処理ではありませんので、ご注意ください。

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2018年12月25日 (火)

困難な同定

セロハンテープに貼りつけられた虫体の同定は困難です 右の写真は、いつもヒラタキクイムシ対策を実施いている物件のお施主さまから、先日送付いただいた虫体です。

昨年の夏頃に室内で大量発生したようで、セロハンテープにつけて送付いただきました。見た目にクロアリであることはわかりますが、細かい同定はできません。セロハンテープで貼りつけられていると、腹柄節や腹部腹面など同定のキーとなる箇所に確認が困難であることが理由です。

セロハンテープを溶かしてクロアリの取り出しを試みましたが、残念ながら分解してしまい同定不可能となりました。同定可能な範囲での判定では、トビイロケアリではないかと考えられました。

トビイロケアリであれば、壁内に営巣している可能性があるため、今後のクロアリの動きをお施主さまに確認調査をお願いし、必要の応じて対策を講じたいと思います。

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2018年12月24日 (月)

しぶとく

ライトトラップ捕虫紙検定 右の写真は、今シーズンのライトトラップモニタリングが終了した捕虫紙で、先日お施主さまから送付いただきました。外来種であるアフリカヒラタキクイムシの発生が確認されている物件で、ライトトラップを設置してモニタリングを実施しています。

設置期間は春からの半年間で、対策初年度は数十匹のアフリカヒラタキクイムシ成虫が捕獲されましたが、ここ数年で減少傾向となり、昨年は1匹の捕獲でした。今季は捕獲数0を期待したのですが、残念ながら昨年同様捕獲数1でした。室内側での被害や成虫目撃事例はありませんが、まだ壁内等見えない箇所でも発生が考えられます。

この物件では、お施主さまとハウスビルダーさんの相談された結果、被害部の撤去及び交換が実施されました。しかしながら、室内側で複数の成虫が確認されたため、当社にご相談をいただいた次第です。ポイントとしては、被害部にはダイレクトに薬剤処理を行い、その他の場所へは薬剤曝露リスクを考慮して行っていません。お施主さまのご希望もあり、必要最小限の薬剤対策に組み合わせてライトトップによるモニタリングを実施しています。なおライトトップには、モニタリングと併せて捕獲という対策を兼ねています。

本年度の結果から、ライトトラップによるモニタリングが次年度も継続する必要があります。室内側で成虫や成虫脱出孔が確認されなくなったから駆除が完了したと判断するのは危険で、適切なモニタリングが必要です。室内側での被害がなくても、成虫が確認される事例は多くあります。安易な部材交換や薬剤処理は対策として不適で、無駄な費用が重なるばかりです。アフリカヒラタキクイムシ対策はモニタリング結果から、生態と生息域を考慮した上で対策を立てることが必須です。アフリカヒラタキクイムシ対策は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照ください。

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2018年12月23日 (日)

点検調査のために作業が必要な床下

床下点検調査を阻む根がらみ 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの依頼で、兵庫県内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。最近建築士の先生とお付き合いができたお施主さまからシロアリ対策について相談があり、今回シロアリ調査を行うことになった次第です。

この物件は大手ハウスメーカーが建てた物件で、床下構造はベタ基礎、換気構造は一般的な床下換気口となっています。点検調査の結果は概ね良好で、シロアリ被害、侵入及び生息は現時点で確認されませんでした。但し、一部で細部まで点検調査できない箇所があり、それが右の写真の箇所です。

床組に根がらみが貼り巡らされており、細部まで侵入しての点検調査ができませんでした。当該箇所については、目視でしか点検調査ができませんでしたので少し残念です。この状態は、点検調査を行う立場の人間から見ると欠陥のある構造と言え、床下のメンテナンスができないという欠陥です。根がらみが構造的に耐震上必要ですが、床下の動線を確保することも重要です。今回はこの状態で点検調査を行い、非破壊シロアリ探知機を併用して点検調査を行いました。次回の点検調査では一部根がらみを改造して、耐震性と床下動線を確保する旨をお施主さまに説明したところ同意をいただきました。

ちなみにこの物件では、建てた大手ハウスメーカーさんが何度もシロアリ対策として薬剤処理を勧めてこられたそうです。薬剤に対して敏感なお施主さまが建築士の先生に相談いただき、今回の点検調査となりました。当社としては、薬剤処理の必要はなく定期的な点検調査の実施で対応可能ですとお施主さまに説明すると、お施主さまは大変喜ばれてました。シロアリ対策は薬剤処理が絶対ではなく、定期的な点検調査もシロアリ対策の一つですので、ご検討いただけましたら幸いです。

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2018年12月22日 (土)

蟻害と腐朽

玄関床下側土留めで確認された腐朽 右の写真は先日シロアリ調査でお伺いした物件で撮影した1枚です。

この物件では、浴室土台に水漏れに伴う腐朽が確認されました。この後、ハウスビルダーさんによってリフォーム予定ですので、リフォーム時にこの浴室はシロアリ対策を実施する予定です。

ちなみに写真の部位は玄関の上り框の下、土留め付近です。腐朽が確認されていますが、シロアリの侵入はありません。土留め部分は床下の土壌面と接触していますので、極めてシロアリの侵入し易い構造ですし、腐朽もし易い箇所です。

この部分については、ハウスビルダーさんにお願いをして構造の見直しを行っています。シロアリの侵入し易い構造をそのままにすると、シロアリ侵入リスクは向上します。薬剤処理で抑え込む方法もありますが、薬剤はいずれ分解して消失します。シロアリ対策で効果的なのは、構造を工夫することであり、その補完として薬剤を使用するのです。構造的な工夫をすれば、補完する薬剤は少量で充分です。高額な薬剤全面処理はナンセンスであり、あとは定期的な点検調査を実施すれば問題ないのです。

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2018年12月21日 (金)

前回処理は10年以上前

問題なければ定期点検調査で対応可能です 昨日はいつもお世話になっている設計事務所さんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。以前リフォームの設計をされたという物件で、そろそろシロアリ対策を考えたいというお施主さまからの依頼もあり、シロアリ調査にお伺いした次第です。

床下側から点検調査を行った結果、古いシロアリ被害跡があるものの、シロアリ防除処理跡も確認されました。調査結果の結論としては、現時点でシロアリの侵入及び生息はないものと判断しました。

ちなみに写真の部位では、水漏れ跡が確認されましたが、こちらも古い水漏れ跡で現在は修理が行われており、問題ないとのことです。お施主さまにお話しを伺うと、シロアリ防除処理は10年以上前に実施しているとのこと。前回シロアリ防除処理を行った業者からは、施工5年目以降しつこく再処理を勧められてとのことでした。そこで設計事務所さんに相談し、今回のシロアリ調査となった次第です。

当該物件でのシロアリ対策ですが、薬剤処理によるシロアリ対策が一般的です。しかしこの方法は高額であること、薬剤曝露のリスクがあることから、当社ではお薦めしていません。今回お薦めさせていただいたシロアリ対策は、定期的な点検調査による早期発見です。早期に発見できれば被害は僅かで、これはヤマトシロアリの生態を考慮しています。早期発見できれば、駆除費用も少額で対応可能ですし、そもそも定期点検調査の費用は薬剤処理とは比べものになりません。当社では、人と環境にやさしい定期的な点検調査をお薦めしていますので、詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照ください。

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2018年12月20日 (木)

被害部注入処理

被害部注入処理 昨日はシロアリ駆除処理のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっているハウスビルダーさんから依頼いただいた物件で、雨漏れ修理のため事前調査を実施した際、腐朽とシロアリ被害らしきものが確認されたため、シロアリ調査を実施した案件です。

シロアリ被害は腰窓付近で確認されました。この上部にまで被害が広がった要因は、雨漏れです。このようなケースでは、被害部に営巣するケースと、地中から侵入しているケースがあります。事前のシロアリ調査で、地中からの侵入であることを確認しています。

シロアリ駆除処理は、シロアリの活動範囲と侵入経路に適切な処理を実施することです。今回のケースでシロアリ駆除に最適な薬剤の選択、処理濃度の最適化を行い必要最小限の薬剤量で処理を行いました。写真は被害部からの処理ですが、この他にも複数の箇所から処理を実施しました。

シロアリ駆除処理は常にオーダーメイドであり、現場の状態とシロアリ調査結果を元にカスタムする必要があります。決してマニュアルでシロアリ駆除ができるほど、シロアリ駆除は甘くありませんので、ご注意ください。

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2018年12月19日 (水)

壁内注入処理

壁内注入処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、シロアリ駆除処理のため大阪府内の物件にお伺いしました。

この物件の問題点は、床下が殆どない転ばし床構造です。シロアリ調査が目視でできない、問題の構造です。非破壊シロアリ探知機を用いて調査を行い、シロアリの活動範囲を特定しています。シロアリの活動は壁内にまで広がっていましたので、壁内に対して薬剤注入処理を行いました。

ベタ基礎はシロアリが侵入しないという思い込みをされる設計の方が多く、非常に残念です。シロアリが侵入するか否かは、構造が一番の要因です。但し、構造で完璧にシロアリ対策ができる訳ではありません。シロアリ防除業者はそこを衝き、薬剤処理を勧めます。確かに薬剤処理をすれば対策になるかもしれませんが、最も重要なのは点検調査し易い構造にしておくことです。

点検構造できるようにいておけば、定期的なシロアリ調査を実施すればよく、早期発見早期対応が効率によいシロアリ対策なのです。ちなみに今回はシロアリ駆除処理だけを実施し、シロアリ予防処理は行わず、定期的な点検調査を実施する予定です。

今回のようなケースで、何が何でも薬剤を撒きたいシロアリ防除業者は、床に穴をあけ薬剤注入処理を行います。一見、理にかなったような処理に見えますが、実は根拠の薄い処理であり、構造を考慮すればピンポイントの処理で充分対応可能で、高額な薬剤処理は無駄が多いのでご注意ください。

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2018年12月18日 (火)

蟻道構築部

蟻道構築部薬剤処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんの案件で、シロアリ駆除処理のため大阪府内の物件にお伺いしました。少し前になりますが、リフォームのため解体中にシロアリの生息が確認され、シロアリ調査を実施した結果、数箇所でシロアリ被害や蟻道構築が確認されました。

シロアリ調査後、どのような対策を行うべきかお施主さまやハウスビルダーさんと相談の上、建物全体へのシロアリ対策を実施することとなりました。今回はシロアリ被害部や蟻道構築部への薬剤処理を実施するとともに、シロアリの侵入が想定される箇所への薬剤処理を実施しました。

シロアリ駆除処理では、薬剤の選択と処理濃度、処理量がキーをなります。大量に薬剤を注入すればよいというものではなく、入れ過ぎないことが結構重要です。薬剤の特性を理解しないと、シロアリ駆除処理の目的であるコロニーの駆除ができませんので最新の注意が必要です。

シロアリ侵入防止処理も、マニュアルに従って薬剤を撒くのはナンセンスです。薬剤を撒いても意味のないところには、薬剤を撒きません、薬剤の無駄使いであり、費用を高額にしてしまう要因です。ですので、シロアリの生態と建物の構造を考慮したうえで、処理を実施しました。一般的な薬剤大量処理よりも随分少ない薬剤量で処理を行っており、結果的には薬剤曝露リスクを下げることでお住まいの方の安全に配慮する、これが当社のスタイルです。いずれにしても、シロアリ調査結果を元に対策を立案することが、非常に重要です。

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2018年12月17日 (月)

光を嫌うシロアリ

シロアリは光を嫌いません 今日は飼育中のヤマトシロアリについて、ご紹介したいと思います。ヤマトシロアリは光を嫌うと記載された書籍や記事、ホームページでの記載をよく見かけます。これは飼育するとわかりますが、密閉された透明容器で飼育すると、光を嫌う様子なく活動します。

シロアリの眼は未発達と言われていますので、光を嫌うというのはナンセンスです。シロアリは光を嫌うのではなく、空気の動きを嫌います。未発達な外骨格(体表面を覆うクチクラ質)は乾燥に弱いため、空気の動きがある場所を嫌います。それに対応するため、蟻道を構築します。シロアリ対策は乾燥することで対応すると主張される方は、残念ながらシロアリの生態をご存じないようです。シロアリは環境に対応する術を知っています。

写真は常に室内に置いてある飼育容器で、常に蛍光灯に晒されていますし、時間帯によっては太陽光もあたります。それでもシロアリは木材の中へ逃げ込むことなく、表面で活動しています。光を嫌うというのは昔の話しであり、それを未だに鵜呑みにしてホームページなどで紹介しているのは、シロアリを飼育観察していない残念なシロアリ防除業者です。このようなシロアリ防除業者にシロアリ調査や対策を依頼するのは、いかがなものでしょうか。それとシロアリ対策として乾燥を挙げているのも、シロアリを知らない証拠なのでご注意ください。

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2018年12月16日 (日)

リフォーム時のシロアリ対策

事前シロアリ調査 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内のリフォーム中の物件にお伺いしました。この物件ではリフォームのため解体を行っている最中にシロアリ被害らしきものが確認されたことから、シロアリ調査の依頼を頂きました。

既に被害木材が撤去され庭に置かれており、確認調査を行ったところシロアリ被害でした。シロアリ被害は比較的新しいものであり、撤去作業中に逃亡したものと判断されました。

お施主さまとハウスビルダーさんを交えての相談を行った結果、お施主さまの意向もあり建物全体に対するシロアリ対策を実施する方向となりました。

お施主さまの希望としては、できるだけ安全性の高い薬剤を使用して欲しい、ゴキブリなどの害虫にも効果があれば有難いとのことです。お施主さまのご希望に対応したシロアリ対策を、立案し提案したいと思います。

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2018年12月15日 (土)

微妙に異なります

玄関周辺は特に注意が必要です 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件に新築物件での防腐防蟻処理でお伺いしました。

お付き合いのあるハウスビルダーさんの多くは、新築時に薬剤処理を施さないケースが多かったのですが、最近薬剤処理の依頼を頂くケースが増えています。その背景に長期優良住宅があります。

長期優良住宅は、長期にわたり良好な状態で使用するための措置がその構造及び設備に講じられた優良な住宅を提供するための手段です。長期優良住宅の建築および維持保全の計画を作成して所管行政庁に申請することで、基準に適合する場合には認定を受けることができます。その項目の中に劣化対策があり、その適用を受けるために、薬剤処理が必要となります。

シロアリ対策に携わる人間とすれば、今の構造でそこまで薬剤処理に拘る必要があるか疑問のあるところです。必要な箇所だけ薬剤処理しても十分だと思いますが、法令で定められている以上、実施しないといけません。しかしその中でも、必要な箇所には重点的に処理を行います。この必要な箇所については、ハウスビルダーさんの設計によって差があり、ここは現場で調査しながら気を付けなければならないところです。ハウスビルダーさんが異なれば、結構構造的に違うので注意が必要です。ここをきちんと見ておくと、シロアリ駆除の際の参考になるため、漠然と薬剤処理するのではなく注意することが重要です。

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2018年12月14日 (金)

想定活動域薬剤処理

螺子穴を利用した壁内注入処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、サクラアリ駆除のため大阪府内の物件にお伺いしました。先日調査を実施した物件で、駆除依頼を頂いたことからお伺いしました。

サクラアリは壁の隙間から徘徊しており、想定活動域及び営巣場所は壁内と判断し、壁内に対して薬剤処理を行いました。

壁内については穿孔して薬剤処理を行いますが、躯体への影響や見栄えも考慮して可能な限り小径の穿孔を行うとともに、見栄えで問題とならない箇所に穿孔を行います。写真のように螺子穴を活用するのも手段の一つです。

薬剤の効果が発揮できるようサクラアリの活動域に処理できれば、駆除はできますがポイントは薬剤の選択と工夫です。結果が得られるまでには少し時間を要しますが、駆除は完了できるものと考えられました。但し、駆除処理に完璧というのはあり得ませんので、今後の状況を見て必要に応じて追加の対策を行いたいと思います。

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2018年12月13日 (木)

新築時防腐防蟻処理

侵入するリスクの高い箇所 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、京都府内の新築中の物件にお伺いしました。新築時における防腐防蟻処理のご相談を頂き、急遽実施が決まったことから日程調整を行い、お伺いした次第です。

このハウスビルダーさんでは、これまで新築時の防腐防蟻処理については、ベタ基礎であることや使用する木材の樹種から現場での薬剤処理は不要と考えておられたようです。しかし、長期優良住宅の増加に伴い、劣化対策の考え方を再検討され、薬剤処理の方向へとシフトされました。

実際のところ、薬剤処理をしなくてもこの構造であればほぼ問題はないのですが、残念ながら例外というものがあることも事実です。ベタ基礎、ネコ土台など湿気対策に問題がないと考えていても、屋外から侵入するケースやコンクリート接合部から侵入するケースなどがあるのです。

それに対して薬剤処理を行うことが本来重要ですが、新築時の防腐防蟻処理はマニュアルに従っ薬剤処理することが基本となります。それでも現場の建築状態を細部にまで調査し、少しでも侵入するリスクの高い場所へ、出来うる対策を施しました。

余談にはなりますが、この物件を担当されていた大工さんのお宅のシロアリ駆除処理を実施したことがあります。そろそろ効果もなくなるころで、ゴキブリを見かけるようになりますよと以前話しをさせていただいておりました。今回、その大工さんから『言われていたとおりゴキブリを見かけるようになりました』とのこと。ゴキブリがいなくなり奥様が大変喜ばれていたとのことから、時期を見てゴキブリへの副次的効果を期待したシロアリ対策の依頼をいただきました。

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2018年12月12日 (水)

落ち込む畳の原因

漏水により腐朽した浴室土台 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。畳が波打った状態で、お施主さまがシロアリの不安があるとのことから、シロアリ調査を行うことになったためお伺いした次第です。

床下側からの点検調査では、古いシロアリ被害は確認されたものの、シロアリの侵入及び生息は確認されませんでした。畳が波打つ状態の原因は、右の写真です。写真の部位は浴室の土台で、土台は完全に腐朽しています。

この浴室は在来工法で、浴室側からの水漏れが原因です。お施主さまやハウスビルダーさんと相談の上、ユニットバスへの変更を行うこととなり、その際適切なシロアリ対策を施すこととなりました。

浴室土台側への水漏れが原因で、床下空間が高湿度状態となり、床板が湿気た状態が継続することでたわみが発生し、それに連動して畳も波打つ状態となりました。もっと早くシロアリ点検調査を実施していれば、防げた被害でした。シロアリ点検調査は床下の健康状態を調査するものであり、薬剤を撒く理由を探すものではありません。当社のシロアリ点検調査につきましては、阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考のうえお問い合わせください。

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2018年12月11日 (火)

トラップ調査

粘着トラップによる生息調査 昨日は、害虫対策をIPM管理で実施している兵庫県内の宿泊・レクレーション施設にお伺いしました。

IPM管理では、基本的にトラップ調査を実施し、その調査結果に基づき発生防止のための必要な措置を講ずることにしています。当該施設では清掃の行き届き状態や立地環境から、ゴキブリ等衛生害虫の捕獲は確認されていません。

これまでに捕獲されていないことから、管理は指針に従って6ヶ月毎にトラップ調査を実施しています。当社で対応する以前は、他の害虫防除業者が薬剤処理による管理が行われていたそうです。薬剤処理後の臭いの問題や濡れの問題など、管理担当者はかなり不満を持たれていたとのことでした。

IPM管理になってからはこのような問題もなく、大変喜ばれています。既に害虫防除分野ではIPM管理が標準となっていますが、シロアリ分野では未だに薬剤の大量散布が当たり前となっています。当社では害虫防除でもシロアリ防除でも、IPM管理を原則に対策を実施しています。詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考ください。

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2018年12月10日 (月)

虫体同定

シバンムシアリガタバチ 右の写真はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの送付いただいた虫体です。夏によく見かけるとのことから、同定依頼をいただきました。

この虫体は体長2mm程度と小型で、一見するとクロアリの仲間のように見えますが、触角がクロアリとは異なります。腹部には産卵管もあり、この虫体はアリによく似たハチでアリガタバチ科のシバンムシアリガタバチであると判断されます。

乾燥食品や畳などの害虫であるシバンムシ類の幼虫に寄生する天敵ですが、人を刺すため家屋内では害虫となります。特に刺されると痒みは強烈で、腫れや痒みが1週間以上続くこともあります。

対策としてはシバンムシアリガタバチの幼虫対策とともに、シバンムシ類幼虫の対策を行う必要があります。小型のアリによく似ているため、初夏にかけてサクラアリの羽アリと勘違いされる方も多いので、間違えないよう注意が必要です。なかなか素人で対策は困難ですから、技術の確かな害虫駆除業者さんに依頼されることをお薦めします。

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2018年12月 9日 (日)

再生していません

蟻道の再生はありません 昨日はシロアリ点検調査のため、大阪府内の物件にお伺いしました。

この物件では、約3年前にシロアリ対策でお相談いただきました。新築時にシロアリ予防処理をしていないとのことから、ご相談いただき点検調査によるシロアリ対策を提案させていただきました。

この物件の床下構造は、布基礎に防湿シート敷き込み、押さえとして土間コンクリートではなく、土壌で押さえている構造です。前回3年前のシロアリ点検調査では、シロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。ただ基礎面に構築途中の蟻道は確認されていました。

今回の調査では、蟻道の構築は確認されませんでした。写真がその部位で、前回の調査時に蟻道をそぎ落としていますが、再構築はされていません。

新築から年数はかなり経過していますので、薬剤の効果は消失しています。薬剤の効果がなくなったからといって、必ずシロアリが侵入する訳ではありません。だから無理にシロアリ予防処理の必要はなく、定期的に点検調査を行い早期発見に努めれば問題ないのです。

シロアリ対策は、高額な薬剤処理だけではありません。安価な定期点検管理もその選択肢の一つです。シロアリ定期点検調査につきましては、阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考のうえお問い合わせください。

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2018年12月 8日 (土)

蟻道の再生

再生された蟻道 昨日はいつもお世話になっている虫防除業者さんからの依頼で、シロアリ駆除処理のため大阪府内の物件にお伺いしました。

フローリングで徘徊するシロアリが確認されたとのことから、シロアリ調査のためお伺いしたものの、床下点検がなくシロアリ調査のできなかった物件です。その後床下点検口が新設されたことでシロアリ調査を実施、シロアリが活動中の蟻道を確認しています。

シロアリ調査の際、蟻道の一部を壊して活動中のヤマトシロアリを確認しています。今回のシロアリ駆除処理では、蟻道がきちんと再生されていました。シロアリ調査の際、蟻道を完全に壊すシロアリ防除業者がいます。薬剤の大量散布では蟻道があろうがなかろうが、マニュアルに従って薬剤処理を行います。そのため、蟻道の再生に気を遣う必要がないのです。

必要最小限で薬剤処理を行う場合、薬剤伝播効果を活用します。そのためには、シロアリの侵入経路や移動経路である蟻道は極めて重要です。この蟻道を活用して処理を行うため、蟻道を壊すときに再生できるよう工夫して壊さなければならないのです。

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2018年12月 7日 (金)

土台の奥

土台の奥の蟻道 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内のリフォーム予定の物件にシロアリ調査でお伺いしました。

床下側からの点検調査を行った結果、玄関上り框と土台の隙間に蟻道の構築が確認されました。蟻道はかなり奥まったところにあるため、現時点でシロアリが生息しているかどうかわかりませんでした。上り框やその周辺の土台に被害は確認されていませんので、侵入してまだ時間が経過していないか、何らかの理由でシロアリが忌避し、未生息状態にあるものと考えられました。

幸い当該箇所以外にシロアリ被害、侵入及び生息は確認されていませんので、対策を実施するとなると当該箇所だけで対応できる可能性が高いと考えられます。上り框部分のリフォームを実施するか否かは、お施主さまとハウスビルダーさんの相談によって決まりますので、その結果次第で対応策を考えたいと思います。

いずれにしても薬剤の大量散布は必要でなく、必要最小限の薬剤量でのシロアリ対策で充分対応可能と考えます。シロアリ対策は、シロアリ調査結果を元に最適な対策を立案すべきもので、マニュアルで処理するものではないのです。

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2018年12月 6日 (木)

未だ活動中

駆除処理によって蟻道から流出するシロアリ 昨日はシロアリ駆除処理のため、京都府内の物件にお伺いしました。この物件では、本年の5月にヤマトシロアリの羽アリが発生し、小員のセミナーを聴講頂いた方からのご紹介でシロアリ調査を実施しています。

母屋では、玄関周辺にシロアリ被害が確認されましたが、その他の場所では古いシロアリ被害は確認されたものの、侵入や生息は確認されませんでした。小員がシロアリ調査を実施する前に、JAでシロアリ調査を実施されたそうです。JAは当然のように床下全面への薬剤処理、湿気があるからと高額な床下換気扇の設置を勧めてこられたようです。

当然ですが、高額で薬剤曝露リスクの高い薬剤全面処理は不要ですし、目に見えない湿気を都合よく使い高額な床下換気扇の設置を勧めることはいかがなものでしょうか。当社のお薦めする対策は、必要な場所へのシロアリ駆除処理だけです。シロアリ調査で部分的な侵入と生息だけですので、薬剤の全面散布は必要ありません。そのため、費用も少額で済むのです。

当社では事前のシロアリ調査により、本当に必要なシロアリ対策を立案、提案します。シロアリ調査及びシロアリ駆除、対策に関するお問い合わせは阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いいたします。

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2018年12月 5日 (水)

未生息の理由

シロアリは逃亡していますが、対策は必須です 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。リフォーム中の物件で解体中にシロアリが確認されたことから、シロアリ調査と対策立案のためお伺いした次第です。

早速現場で調査を行うと、シロアリ被害が確認されました。写真がその場所で、洗面の壁内でした。軽い水漏れが伴っている様子でした。

既にシロアリの姿が見えなくなっていますが、大工さんにはそれが不思議だったようです。これは単純で、解体によってストレスを受けたシロアリが、地中の巣系へ逃亡しただけです。このまま対策を実施せず、リフォームを続けると数年後にはシロアリが再侵入して、被害を与えます。

ちなみにこのハウスビルダーさんでは、過去のシロアリ被害があったもののシロアリ対策を実施せずリフォームを続けた結果、数年後に羽アリが発生したとのことです。それ以降、必ず解体時に何らかの被害があった場合、ご連絡をいただくようになっています。リフォームの際の、シロアリ被害は放置してはいけません。必ずシロアリ対策は必須ですので、ご注意ください。

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2018年12月 4日 (火)

解体時に確認されたシロアリ

現時点でシロアリの生息は確認されませんでした 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、シロアリ調査のためリフォーム中の物件にお伺いしました。この物件では、リフォームのため解体作業中にシロアリが確認されたとのことから、シロアリ調査及びシロアリ対策立案のためお伺いした次第です。

この物件は、300年近い歴史のある寺院ですが、今回リフォームを実施する本堂はそこまで古くはありません。解体中の現場を調査すると、シロアリ被害は点在していました。

現時点でシロアリの活動は確認されませんでしたが、解体時には生息が確認されていましたので、地中にはまだ生息しています。

今後はハウスビルダーさんのリフォームの工程を見ながら、より具体的な対策を立案したいと思います。基礎自体が古いので、少し工夫が必要かもしれませんね。

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2018年12月 3日 (月)

侵入及び生息等は確認されませんでした

腐朽とクロアリ被害 昨日はいつもお世話になっている設計士の先生からの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。

この物件では、広範囲に雨漏れが確認されたことから、外壁が撤去され雨漏れ調査が行われています。既に建築したハウスビルダーは倒産しており、保険会社と細かく折衝が行われているようです。

写真は胴差で、雨漏れによって腐朽が確認されています。周辺には木屑が確認されていますが、これはムネアカオオアリやミカドオオアリ、クサオオアリなど木材のホゾの部分などに営巣するクロアリの影響です。実際にお施主さまに聞き取り調査を行うと、室内でも徘徊するアリを見たことがあるとのことです。

問題は雨漏れがあったため、シロアリの不安があるとのことからシロアリ調査を行うに至った次第です。床下側からの点検調査ですが、クロアリの侵入した形跡は確認されましたが、シロアリ被害、侵入及び生息は確認されず、施主さまはとりあえず安心されました。シロアリ調査の目的は、シロアリが生息しているか否かと、侵入するリスクの程度を見ます。その上で最適なシロアリ対策を提案するのが、当社のスタイルです。

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2018年12月 2日 (日)

リフォーム時のシロアリ対策

腐朽部位への薬剤処理 右の写真は、いつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で大阪府内のリフォーム中の現場にシロアリ対策でお伺いした際に撮影した1枚です。

壁面で雨漏れが確認されたことからリフォームを行った物件で、雨漏れ箇所では腐朽が確認されています。シロアリについて点検調査を行いましたが、シロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。

雨漏れが長期間放置されると、高い確率でシロアリが侵入しますが、この物件では侵入していません。お施主さまにお伺いすると、定期的に薬剤処理によるしろあり対策を実施しているとのことでした。

お施主さまとハウスビルダーさんの意向から、薬剤処理によるシロアリ対策を行うこととなりました。リフォーム時は壁内まで薬剤処理を行うことが可能で、既築物件の際の薬剤処理では壁内まで処理するのは困難なので、シロアリ対策としてリフォーム時には優位性があります。但し、薬剤の大量散布はお住まいの方への薬剤曝露リスクを向上させるため、安全性の高い薬剤を必要な場所へ必要な量を処理すれば問題ありません。そうすると、マニュアル処理よりもはるかに低濃度で処理が可能となるのです。

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2018年12月 1日 (土)

ウェブサイト更新

阪神ターマイトラボウェブサイトトップページ画像 今月も阪神ターマイトラボのウェブサイトを更新しました。今回のトップページ画像は、畳の下で活動中のヤマトシロアリの様子です。

年末も近づくと大掃除が行われますが、その際荷物を移動させるとシロアリ被害がみつかります。畳が意味もなく傷んだ状態になっていますが、シロアリ被害と気付かない場合もあります。畳に被害があっても、まさかシロアリは生息していないと思われる方が殆どですが、実際に畳を上げてみるとこのような状態になっていることが多いのです。

これを見ると殆どの方が気持ち悪がって、市販の殺虫スプレーを噴霧します。すると致死するシロアリもありますが、やがてシロアリは見えなくなります。問題はこれでシロアリ駆除が完了したと思い込んでしまうことで、実際には殆どのシロアリは逃げただけに過ぎません。逃げたといっても敷地外に逃げた訳ではなく、床下ではまだ活動しているのです。

このような状態を見かけた場合の正しい対処方法は、シロアリ技術者に点検調査して貰うことです。シロアリ技術者は、シロアリの侵入経路や活動範囲を調査した上で、最適な対策を立案します。シロアリ技術者とシロアリ防除業者は異なり、シロアリ防除業者はマニュアルに従って床下全面への薬剤大量散布を勧めます。シロアリ技術者は薬剤の大量散布に頼らず、ピンポイントでシロアリ駆除を行いますので、必要最小限の薬剤量しか使用しません。薬剤の使用量が少なければ、薬剤曝露リスクは低下し、お住まいの方の安全に繋がるのです。

当社では薬剤大量散布に頼らず、事前のシロアリ調査でシロアリの動きを精査し、必要最小限の薬剤量でシロアリ駆除を行います。詳細は阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参照ください。

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