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2019年2月28日 (木)

侵入可能な構造

土間コンクリートの隙間には注意 右の写真は昨日ご紹介した、リフォーム中の現場です。勝手口付近で既存の床組等は撤去され、土間コンクリートが打設されています。

しかしよく見ると、布基礎と土間コンクリートの接合部には隙間が確認されています。シロアリは一定の大きさの隙間になると、侵入が可能です。

土間コンクリートというのは、結構ネックとなっています。地中から毛細管現象によって吸い上げられた水分は、地表面から大気中へ放出されます。しかし土間コンクリートがあると、土間コンクリートの下で水分が滞留した状態となります。ここに、シロアリが水を求めて集まるのです。

侵入経路が極めて少ないベタ基礎であれば侵入リスクは小さくなりますが、布基礎+土間コンクリートでは隙間が多いため侵入するリスクは高くなります。だから侵入防止処理のための薬剤処理は限定的で充分であり、全面処理はナンセンス以外何者でもありません。

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2019年2月27日 (水)

嫌な構造

壁内配管周辺への薬剤処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ侵入防止処理のためお伺いしました。

この物件は先日現状調査のためお伺いしており、現時点でシロアリの侵入した形跡はありません。お施主さまが過去にヤマトシロアリ羽アリのトラウマがあることから、シロアリ侵入防止処理を実施することになりました。

リフォームも中盤となり殆どの箇所で床板が撤去され、処理のし易い状態となっています。床板が撤去された状態というのは、最もシロアリ対策を実施し易い状態です。写真のような壁の中に配管が通っているという、嫌な構造の場所もあります。このような箇所は、きっちりと薬剤処理が必要な場所となります。

なお処理は仕様書に基づいた薬剤の大量散布ではなく、シロアリの生態を考慮し、建物の構造に対応して必要最小限の薬剤量で対処しました。効果と安全、コストを考慮した当社オリジナルの工法となっています。

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2019年2月26日 (火)

羽アリだけが

小屋裏で確認されたアメリカカンザイシロアリ有翅虫の死骸 右の写真は、一昨日からご紹介している現場で撮影した1枚です。小屋裏で、アメリカカンザイシロアリの有翅虫(羽アリ)の死骸が確認されました。

アメリカカンザイシロアリの点検調査箇所として小屋裏は重要で、外部から飛来した羽アリが侵入し易い場所であること、常に温度が高く生育に適していることなどがその理由です。小屋裏では定着防止処理を施していますので、羽アリは落翅することなく致死しており、一定の効果が得られています。

ちなみにこの物件では羽アリの外部侵入を防ぐための物理的対策も施していますので、今回確認された羽アリは外部から侵入したものではないと判断されました。小屋裏の点検調査の結果、新たな被害や糞の排出は確認されていませんので、この羽アリの発生源は小屋裏でないと判断されました。

考えられる発生源としては、壁内或いは1階天井裏です。これらは目視で確認できない箇所が多く対処方法が限定されてしまいます。現状対処できる方法で実施していますが、新たな対処方法が開発されることに期待したいと思います。

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2019年2月25日 (月)

徘徊する擬職蟻

トラップに捕獲されたアメリカカンザイシロアリ擬職蟻 右の写真は、昨日アメリカカンザイシロアリ対策をご紹介した物件で撮影した1枚です。

お施主さまが、トイレ窓枠で糞の落下散乱に対処するため、ペットボトルを切ったものを貼り付けられていました。薬剤処理するためにペットボトルを外したところ、ペットボトルの中に糞と擬職蟻が確認されました。まるでトラップに捕獲されたかのようでした。

アメリカカンザイシロアリの擬職蟻は木材内部だけで活動すると考えられていますが、飼育するとよく木材中から出てきて活動します。これは飼育ケースという小さな空間だけで起こる現象かと考えられましたが、今回の事例や以前の事例で見られたよう結構木材中から出てきて徘徊しているようです。

木材から出てくることで外敵に襲われるリスクがあるにも関わらず、わざわざ出てくるのには理由があるのでしょう。何故出てくるのか未だ持ってわかりませんが、この徘徊を駆除に活用できるよう実験をして行きたいと思います。

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2019年2月24日 (日)

分かり易い被害

分かり易いアメリカカンザイシロアリ被害 昨日は継続的にアメリカカンザイシロアリ対策を実施している、広島県内の物件にお伺いしました。

この物件は、アメリカカンザイシロアリ対策を始めてから10年が経過しています。開始当初は室内でも数箇所に被害が確認され、小屋裏ではかなりの数の被害が確認されていました。年1回の点検調査と駆除処理を実施した結果、小屋裏での糞の堆積は殆どなくなりました。

今回の点検調査では、トイレ窓枠に新たな被害と糞の堆積が確認されました。それが右の写真で、縦方向に脱糞孔が確認されています。これは非常に分かり易い被害です。薬剤処理はこの被害部に対して、処理を施しました。見た目以上に内部では被害が広がっており、予想以上に薬剤が流入しました。

窓枠は外部から羽アリの侵入を許す場所となっているため、特に注意が必要な箇所です。点検調査ではこれら生態を考慮した上で点検調査を行う必要があります。闇雲な点検調査は非効率的ですので、生態を理解することが必須です。問題は、アメリカカンザイシロアリの生態を正しく書かれている資料が少ないことです。当社では、飼育観察、自社試験評価、現場での情報をフィードバックしてアメリカカンザイシロアリ対策を実施します。

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2019年2月23日 (土)

腐朽しかありませんが

便所土台で確認された腐朽 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんとのシロアリ対策打ち合わせのため、大阪府内の物件にお伺いしました。リフォーム中の物件で、お施主さまがシロアリ対策を実施して欲しいとのことです。

リフォームもある程度進行した状態ですが、とりあえず現状調査を行いました。写真の部位は便所の土台部分で、シロアリ被害は確認されていないものの腐朽は確認されました。その他の箇所を調査すると、古いシロアリ被害跡に合わせて薬剤処理跡も確認されました。お施主さまにお話しを伺うと、過去に羽アリが発生し、シロアリ防除処理を実施されたとのことです。その際の、羽アリに対するトラウマからシロアリ対策を実施したいとのことでした。

現状調査結果と土間コンクリートの打設を考慮すると、防腐処理は限定的で問題ありません。防蟻処理も土間コンクリートなのでこちらも限定的です。限定的な処理となりますので、薬剤を大量に使用することはありません。安全が確保できるとともに、コスト面でもメリットが得られますので、お施主さまもご納得いただきました。

マニュアルに基づいたシロアリ対策は薬剤の大量散布に頼ったものですが、調査に基づいた処理では建物構造も考慮するため、安全でコストパフォーマンスに優れたシロアリ対策を供給することが可能です。仕様書に基づいた処理が正解なのか、今一度お考えください。

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2019年2月22日 (金)

少しずつ動きに変化が

飼育中のヤマトシロアリ 右の写真は、飼育観察中のヤマトシロアリです。季節の進行とともに動きが活発になってきました。

昨年の同期はもう少し動きが緩慢でした。昨年と今年の傾向の違いは気温で、今年は暖冬傾向にあるため動きが活発であると考えれます。

この傾向からすると、今年の羽アリは少ない傾向かもしれません。ヤマトシロアリの羽アリは、暖冬だと小発傾向になり、厳冬だと多発傾向になると言われています。

羽アリが発生するのは、子孫繁栄のための巣別れの意味と考えられていますが、実際には巣別れだけではありません。シロアリの集団数と餌である木材のバランスが悪くなった場合に出ることもあれば、リフォームを実施した翌春に出る場合もあります。いずれもキーワードは環境変化で、シロアリがストレスを受けた状態になると危機感を感じて羽アリが出るのではないかと考えています。

これを暖冬と厳冬に当てはめると、暖冬ではストレスが少なく、厳冬ではストレスを大きく受けるため、羽アリの発生に変化が出るのではないかと考えられます。これはあくまで私の仮説であって、これが正解という訳ではありませんのでご注意ください。

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2019年2月21日 (木)

2/20セミナー聴講

廣瀬産業さんのブリングセミナー 昨日はイエシロアリ駆除用ベイトシステムを開発販売されている廣瀬産業さんのブリングセミナーを聴講しました。イエシロアリ駆除用ベイトブリングシステムの商品説明のほか、イエシロアリの生態・新しい知見やホウ酸製剤に関する情報などが紹介されました。

ブリングシステムはイエシロアリの生態を考慮して開発された駆除システムで、小員も使用させていただいています。このセミナーで関心させられたのは、毒餌の食餌量や食餌速度の遅い事例を紹介されたこと、どのように考察し対処すればよいかを紹介されたことです。商品説明する場合、アピールポイントばかりを紹介し、ウィークポイントを隠す傾向がありますが、どちらが信頼できるかといえば、前者であることは間違いありません。だから私も信頼してブリングシステムを使用しています。

公共木造建築物でのホウ酸製剤使用不可については、廣瀬産業さんが独自に実施した試験結果が元となり効果の弱さから使用不可になりました。これはより現場に近い試験での結果であり、当然と言えるもので国土交通省の正しい判断によるものです。今後も正しい判断で国には対応して欲しものです。

イエシロアリ駆除再発の裁判事例は、よく廣瀬産業さんが丁寧な対応された結果でした。小員も裁判事例に何度か対応したことかがありますが、時間と手間が係るのにボランティアとなりかなり苦労しました。ご苦労が共感できる内容でした。

廣瀬産業さんのセミナーは、シロアリ駆除を単なる儲けの手段として捉えず、技術者として必要なスキルを磨く内容となっていますので、今後も参加して行きたいと思います。

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2019年2月20日 (水)

定期管理

生息の可能性がある箇所への薬剤処理 昨日はいつもお世話になっている住宅メンテナンス会社さんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。継続的に対応している宿泊・レクレーション施設で、基本的にIPMにより害虫管理を行っています。

IPMによる害虫管理では6ヶ月以内ごとに1回、定期に統一的に調査を実施し、当該調査の結果に基づき発生を防止するため必要な措置を講ずることとなっています。その調査結果を元に発生のし易い場所では2ヶ月に1回、その生息状況等を調査し、必要に応じて発生を防止するための措置を講ずることとなっています。

当該施設では、厨房管理の方の管理が行き届いており、ゴキブリの目撃事例はありませんが、ゴキブリは食材を入れたダンボールにゴキブリが潜み、施設内に定着します。そのため、必要に応じて薬剤処理を実施しています。ちなみに以前管理されていた害虫防除業者が対応していた頃は、かなりの頻度でゴキブリの目撃事例があったようです。当社が管理を受け持って以降、納品業者さんにも教育を行い、外部侵入を無くす努力を行なっています。その結果、目撃事例が数年に一度という割合となりました。

害虫管理は薬剤を撒くだけではなく、総合的視点に立ち環境改善等を含めて実施してこそIPM管理なのです。

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2019年2月19日 (火)

侵入経路薬剤処理

侵入経路薬剤処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ対策でお伺いしました。

先月のシロアリ調査でシロアリ被害の確認された物件で、お施主さまとハウスビルダーさんの意向から、シロアリ駆除処理と併せて侵入防止処理を行いました。

写真はその被害部の一部で、侵入経路となっている蟻道付近に対して薬剤処理を施しました。問題はこの構造で、布基礎に木材が貼りついています。おそらく布基礎を作る際に使われた型枠の一部と考えられますが、これがシロアリの侵入経路となります。

地中に生活するシロアリにとって、安全に餌場へたどり着けることは重要です。木材が地面へ直に接している場合、シロアリにとって好条件でしかありません。家の作り手の方へのお願いですが、木材を直に接しないようにしていただきますようお願いいたします。

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2019年2月18日 (月)

広縁のシロアリ被害

広縁被害部薬剤注入処理 昨日はいつもお世話になっている設計事務所さんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ駆除処理でお伺いしました。昨年末に点検調査した物件で、広縁にシロアリ被害が確認されています。

シロアリは広縁の床束に蟻道を構築して侵入し、土台にまで被害は広がっている様子が確認されました。

駆除処理として、被害部からの薬剤注入処理を行いました。駆除処理が目的ですので、薬剤濃度は希薄で充分効果が得られます。伝播性を期待するのであれば、標準濃度よりも希薄な方が期待できます。

薬剤はカテゴリーとして、殺虫剤に分類されます。殺虫剤は農業分野で使用すれば農薬となり、家屋害虫に使用すれば防疫用殺虫剤となります。農薬であれば、作物に残留してはいけないので、使用濃度は超希薄濃度です。超希薄濃度ですので、収獲時には分解揮散していますので殺虫成分は残留しません。

農薬とシロアリ用薬剤で、同じ有効成分を持つものがあります。単位面積当たりの有効成分投下量で両社の比較を行うと、シロアリ用薬剤は農薬に比べて数百倍も濃い薬剤濃度です。これは、防蟻効果を持続させる期間が5年間という長期間なため、最初に濃い薬剤濃度で処理するのです。駆除を目的だけであれば、濃い薬剤濃度の必要はありません。十分な効果が得らえる最小の薬剤濃度で処理すべきです。薬剤の大量散布は、お住まいの方への薬剤曝露リスクを向上させるとともに、環境への負荷が大きくなるため、お薦めできません。

希薄濃度で駆除できる技術は、知識と経験が必須です。だから当社ではシロアリを飼育観察し、自社で薬剤評価を行うのです。

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2019年2月17日 (日)

低床シロアリ対策

低床構造での発泡施工 右の写真は一昨日、シロアリ対策でお伺いした現場で撮影した1枚です。

この物件は布基礎+土間コンクリート構造で、床下の高さがほとんどない転ばし床となっています。シロアリはこの布基礎と土間コンクリートの接合部から蟻道を構築して家屋内へ侵入しています。シロアリ被害の確認された箇所については、床下点検口を新設していただき、侵入経路等の調査を行い、駆除処理を行っています。

このような構造では、シロアリ被害の確認された箇所以外から今後侵入する可能性が考えられることから、侵入防止処理を施すこととなりました。低床構造ですので確実な侵入防止処理を施すために、発泡施工による侵入防止処理を行いました。

発泡施工とは薬剤に添加剤を加えて、特殊な機械により薬剤を泡状にして床下に送り込み、床下を薬剤の泡で充満させます。時間経過とともに消泡することで、シロアリの侵入経路や生息場所に薬剤が付着します。作業性を考慮すれば、消泡し難い泡が良いのですが、消泡し難い泡は木部との親和性に問題があり、付着量が低下し十分な効果が得られません。床下の空間体積を計算して、薬剤濃度や添加剤濃度を考慮しないと、薬剤濃度の濃淡ができてしまいます。処理面積だけで、薬剤量を決めるのは危険ですのでご注意ください。

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2019年2月16日 (土)

労災保険更新

阪神土建労働組合本部 確定申告の準備に追われる中、今年もの労災保険更新に行ってきました。加盟している阪神土建労働組合では、一人親方労災保険の取り扱いされていますので、組合加盟以来毎年更新しています。

私たちのような個人事業主は、一般的に労災保険に加入することができません。労災保険は、本来被雇用者を保護するための保険で、雇用者が保険料を支払って加入します。どころが阪神土建労働組は、労働大臣の認可をうけた労働保険事務組合ですので、労災保険の加入や補償・給付などの手続きを行っていますので、私たちのような建築現場で働く場合、組合に加盟することで労災保険に加入することができるのです。

労災保険はそもそも労働者を守るための制度ですが、事故率の高い建築現場で働く労働者は、被雇用者として働いていないケースも多いため、不公平感解消のため特別加入という制度が設けられました。それが今回更新した一人親方の労災保険特別加入で、安心して現場で働くための保険です。無事に更新しことから、これからも安心して現場に向かいたいと思います。

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2019年2月15日 (金)

浴室壁内処理

浴室壁内処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ駆除処理でお伺いしました。

先日シロアリ調査実施済の物件で、浴室から羽アリが、浴室枠及び隣接するクローゼット枠に被害が確認されています。問題はこの物件の構造で、大半は逆ベタ基礎(土間床)構造ですが、問題の箇所については布基礎+土間コンクリート構造です。建築したハウスビルダーさんは、既に倒産されているとのことです。

シロアリは、布基礎と土間コンクリートの接合部から侵入しているものと考えられました。そのため、この侵入経路へ薬剤が入り込むように処理を行いました。薬剤の種類と処理濃度、処理量を最適化することで、地中のコロニーから駆除できるよう処理を行いました。

構造としてコンクリートがシロアリになると考えられている設計の方、建築に携わる方、一般の方が多いようですが、コンクリートにクラック(ひび割れ)があれば容易に侵入が可能です。コンクリートは収縮と膨張によってクラックが入る場合もあれば、物理的な力が加わることでクラックが入る場合もあります。ましては一体化されていないコンクリートでは、時間経過とともにクラックが入るのは必然です。誤った構造にすることで、シロアリを侵入させる原因の一つのなるため注意が必要です。

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2019年2月14日 (木)

有翅虫定着防止

小屋裏で確認されたアメリカカンザイシロアリ有翅虫死骸 右の写真は先日、アメリカカンザイシロアリ対策でお伺いした物件で撮影した1枚です。小屋裏でアメリカカンザイシロアリ有翅虫(羽アリ)の死骸が30頭程度確認されました。

これは外部から侵入した羽アリで、お施主さまからの聞き取り調査の結果から、道路を挟んだ向かいの古家を壊した際、結構な数の羽アリが発生したとのことです。その羽アリが、小屋裏の換気口から侵入したものと判断されました。

この物件では、羽アリ定着防止処理を行っていますので、死骸はいずれも落翅する前に致死しています。また落翅虫が木材へ侵入する際のサインである木粉の堆積も確認されていませんので、羽アリ定着防止として一定の効果上がっているものと判断されます。

この物件での糞の堆積は、建物屋外部分に限定されています。これは屋外側から羽アリが飛来して定着していることを意味しています。そのため、これらアメリカカンザイシロアリの生息が確認されている集落では、建物の構造として羽アリ対策を行うことが重要ではないかと考えています。

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2019年2月13日 (水)

ベランダウッドデッキのシロアリ被害

ベランダウッドデッキのシロアリ被害 昨日は、いつもお世話になっている設計事務所の建築士の先生からの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。ベランダウッドデッキ(バルコニーデッキ)に.シロアリ被害が確認されており、壁の一部を剥がすと2階まで蟻道が立ち上がっているとのことから、調査と対策を同日処理で行いました。

写真はその壁内の様子で、被害は2階にまで広がっています。この時期のシロアリ駆除は、シンプルでシロアリの生息場所を考慮して処理を行えば問題ありません。薬剤の特性を理解して処理することがポイントです。

ちなみにこの物件は、パッシブソーラーシステム構造住宅です。家屋内への侵入は現時点で不明ですので、シロアリ点検調査をお薦めさせていただいています。パッシブソーラーシステム構造では室内や床下側への薬剤処理は厳禁ですので、早期発見することが重要です。ちなみにこのパッシブソーラーシステム構造住宅は、床下が低く侵入しての点検調査ができない構造です。そのため点検調査には目視による点検調査に加え、非破壊シロアリ探知機による点検調査を実施する予定です。

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2019年2月12日 (火)

被害部調査

被害部薬剤注入処理 昨日は定期的に点検調査及び対策を実施している、兵庫県内の物件にお伺いしました。この物件で発生しているシロアリは、外来種のアメリカカンザイシロアリです。

10年以上前に糞が堆積が確認されるとのことから、点検調査、駆除処理及び羽アリ定着防止処理を継続的に実施しています。内部発生がかなり抑制できていますので、今回は2年振りの訪問です。

お施主さまからの報告では、窓枠屋外側に糞の堆積が確認されたとのことです。構造的に調査し難かったのですが、被害部及び脱糞孔を確認することができました。被害材内部の生息部へ薬剤注入処理を行いました。アメリカカンザイシロアリの被害材内部の空隙は僅かであり大量に注入する必要はなく、少量を如何にゆっくりと注入するのがポイントです。アメリカカンザイシロアリ駆除のポイントは、薬剤云々ではなく、被害生息部をどれだけ調査できるかどうかが重要です。

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2019年2月11日 (月)

近づく確定申告

確定申告案内

先日、西宮税務署から平成30年度分確定申告のお知らせが届きました。来週の月曜日には、確定申告の受付が始まります。

通常、冬季はシロアリ等家屋害虫の活性は大きく低下し、シロアリ調査や駆除などの対策の依頼は減少する時期であるのですが、おかげさまでいろいろなところから依頼をいただき、殆ど確定申告の準備ができていません。

冬はシロアリはいないと思われている方が多いのですが、実際の現場では活性が落ちているだけで活動しています。特にリフォームの現場でシロアリ被害や生息が確認されるケースが多く、急な対応を求められることが多くなっています。それとともに、冬季でないと対応できない小屋裏でのアメリカカンザイシロアリ対策やアフリカヒラタキクイムシ対策なども予定しています。時間調整を行い、期日に間に合うよう対処したいと思います。

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2019年2月10日 (日)

被害が確認されました

撤去によって確認されたシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内でリフォームされている物件にシロアリ調査でお伺いしました。リフォームのため既存部分の一部を壊したところ、シロアリ被害が確認されたとのことです。

写真がそのシロアリ被害部位で、以前増築された箇所について、今回リフォームするため壊したそうです。すると元々あった土台部分にシロアリ被害が確認されたとのことです。現場の大工さんは気付かなかったそうですが、いつもシロアリ調査でよく同行する現場監督さんはシロアリ被害に気付かれました。

この土台は玄関の横壁の土台ですが、大壁構造なので土台を見ることはありません。玄関の横壁はプラスターボードなので、被害が表面化しなかったようです。シロアリは、玄関のコンクリート接合部分から当該土台に到達、被害を与えていたようです。

ちなみにその他の箇所についてシロアリ調査を実施しましたが、シロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。当該シロアリ対策について部分的なシロアリ対策と建物全体のシロアリ対策のメリット、デメリットを説明させていただきました。その上でどちらか選択するかを、お施主さまとハウスビルダーさんに委ねました。

シロアリ被害を見逃してリフォームした場合、裁判でリフォーム側の責任を問われる判決が出ています。だからといって薬剤の大量散布をお薦めする訳ではありません。建物の構造とシロアリの生態を考慮し、対処すれば問題ありません。きちんとお施主さまにコンセンサスを取ることが重要で、一方的に大量散布を押し付けるべきではありません。

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2019年2月 9日 (土)

若齢幼虫は活動していますが

飼育容器内で確認されたヤマトシロアリ若齢幼虫 右の写真は飼育中のヤマトシロアリで、昨年の秋に神戸市内の物件に設置しているシロアリ監視ステーションで餌木ごと採取し、持ち帰ったものです。

飼育容器内では冬季ですが、元気に活動しています。中を観察していると、ヤマトシロアリ若齢幼虫が確認されました。

若齢幼虫は、職蟻である老齢幼虫から餌をもらい育ちます。そのため、巣の近くで生息しているとされています。この持ち帰った餌木に女王が生息する巣とは考えにくいため、たまたま若齢幼虫が混じったものと考えられました。

飼育容器内を観察していると、職蟻が若齢幼虫に口移ししている様子が確認されました。なんとか写真に収めたかったのですが、動き廻る上に口移しは一瞬でした。シロアリは観察すると、生態が見えてきます。調査にしても、駆除にしても生態を知らなければ、質の高い仕事はできません。だから当社では、シロアリの飼育観察を行っているのです。

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2019年2月 8日 (金)

想定侵入経路は多数存在

想定侵入経路への薬剤処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、年明けから継続的にシロアリ対策を実施しているリフォーム中の物件にお伺いしました。

リフォームも中盤に入り、土間コンクリートが打設された床下や床組が組まれた床下、既存の床が撤去された箇所などが混在しています。元々は建物の広範囲にシロアリ被害が確認されていたことから、建物全体へのシロアリ対策を行う依頼をいただいています。リフォームの進行状況に応じて、処理内容を決めて実施しています。

リフォームに合わせて調査してみると、建物自体年数が経過しているため隙間が多く、想定侵入経路が多数存在する状態です。シロアリ対策としては、これら想定侵入経路に対して丁寧に薬剤処理を行いました。

古い建物と新しい構造を組み合わせることは、シロアリ対策から見るととても難しいのです。土間コンクリートを打設しても隙間はあるため、建物の状態に合わせて対策しなければなりません。マニュアルに従って行う薬剤処理は、ただ薬剤をばら撒くだけで技術もあったものではありませんので、ご注意ください。

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2019年2月 7日 (木)

アメリカカンザイシロアリ有翅虫

1月に発生したと見られるアメリカカンザイシロアリの羽アリ死骸 右の写真は、飼育ケース内で確認されたアメリカカンザイシロアリ有翅虫(羽アリ)の死骸です。

昨年末に飼育ケース内を掃除した際、アメリカカンザイシロアリの糞や死骸などは無い状態となっています。冬場ですが糞が随分と堆積してきたので確認を行うと、アメリカカンザイシロアリの羽アリ死骸が確認されました。ちなみに飼育ケース内では、5匹のアメリカカンザイシロアリの羽アリ死骸が確認されました。

年末から今月の間に、羽アリが発生したものと考えられます。アメリカカンザイシロアリは飼育するとわかりますが、季節に関係なく羽アリが確認されます。飼育しているからではと疑問を持たれるかもしれませんが、アメリカカンザイシロアリは屋内で生息するため、飼育ケース内と条件はそう変わりません。

広島県と兵庫県の現場で調査中に、真冬に小屋裏で徘徊するアメリカカンザイシロアリの有翅虫や落翅虫を確認したことがあります。アメリカカンザイシロアリの羽アリの発生時期はと特定期間を記載されているシロアリ防除業者のホームページは、実際の現場を知らない、或いは現場の経験が浅いのでしょう。教科書の書き写しではなく、現場で見たものをきちんと紹介して欲しいものですね。

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2019年2月 6日 (水)

シロアリ調査で確認されたもの

シロアリ調査で確認された鳥の羽 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからシロアリ調査の依頼を頂き、大阪府内の物件にお伺いしました。

過去に羽アリが発生したことがあり、別のシロアリ防除業者がシロアリ防除処理を実施されたとのことです。それから10数年が経過し、頻繁にシロアリ防除業者が再消毒(再施工)を勧めてくるので、少し不安に思いハウスビルダーさんに相談され、とりあえずシロアリ調査をしてみればとのことから、点検調査の依頼をいただいた次第です。

床下側の点検調査を行った結果、古いシロアリ被害や蟻道跡は確認されたものの、新たな侵入や生息は確認されませんでした。必要なのはシロアリ予防処理ではなく、定期的な点検調査であり、早期発見に努めれば問題ないことを説明、お施主さまも安心と納得いただきました。

今回のシロアリ調査では、右の写真のような鳥の羽が大量に確認されました。比較的新しいものですが、これはイタチが鳥を襲い床下に持ち込んだものと考えられました。お施主さまには、イタチが侵入している可能性があるため注意していただくようお願いしました。床下の点検調査を行うと、現時点での床下の健康状態がわかりますので、薬剤処理するよりも点検調査されることをお薦めします。

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2019年2月 5日 (火)

侵入想定箇所

侵入想定箇所への薬剤処理右の写真は、昨日紹介した現場で実施したシロアリ侵入防止処理です。この物件は構造的に厄介な箇所が多く存在しています。

この物件は京都特有の玄関が広い土間となっており、その土間にはコンクリートが打設されています。その土間にトイレが設置されているところがやや問題でした。

古い家屋をリフォームしたため、布基礎ではなく限りなく石場建てに近い構造です。そこに土間コンクリートを打設しているため、どうしても隙間が多く発生します。土間コンクリート下の土壌は含水率の高い状態となるため、シロアリが寄り易い構造です。それを踏まえてシロアリ対策を考える必要があるのです。写真のような隙間はシロアリの侵入想定箇所になるため、処理は必須です。

薬剤の種類、濃度や処理量を考慮して処理しなければなりません。規定濃度で処理する発想は異質で、処理する対象物の構造を考えれば必然的に処理できる量が決まりますので、それに合わせて濃度を変えなければなりません。当然ですが、薬剤の特性を考慮しなければならず、どの薬剤でもよいという訳ではありません。

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2019年2月 4日 (月)

再構築はありません

再構築されていない蟻道 昨日は、約7年前にシロアリ対策を実施した京都府内の物件にシロアリ対策でお伺いしました。この物件は7年前に設計事務所さんによってリフォームが計画され、実施されました。解体時にシロアリ被害が確認されたことから、シロアリ調査の依頼をいただき実施しました。

シロアリ被害は建物全体、広範囲に確認されたことから、シロアリ駆除処理と侵入防止処理を実施しました。処理から7年が経過し、最近になってゴキブリを見かけるようになったとのことから、シロアリ対策の依頼を頂いた次第です。

作業前に現状確認のためシロアリ調査を実施したところ、新たなシロアリ被害、侵入及び生息は確認されませんでした。7年前のシロアリ駆除処理で、きちんとコロニーの駆除ができたものと判断されました。ただし、お施主さまのご希望通りシロアリ侵入防止処理を行いました。ゴキブリの生態を考慮した処理内容ですので、効果は期待できるものですがあくまで副次的な効果を期待したものですので、ゴキブリに対して明確に効果が謳えない旨をお施主さまへ説明させていただきました。

当社ではお施主さまの要望をお聞きしながら、安全なシロアリ対策、害虫対策を提案します。詳細は弊社ウェブサイトをご参照ください。

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2019年2月 3日 (日)

ホウ酸製剤処理

ホウ酸製剤処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、リフォーム中の大阪府内の物件にお伺いしました。浴室を解体、リフォームを実施しているので、薬剤処理の依頼を頂いた次第です。

在来工法の浴室を撤去、壁内木部を入れ替えるとともに土間コンクリートを打設し、ユニットバスを設置する内容です。解体途中でシロアリ調査を実施していますが、一部腐朽は確認されたもののシロアリ被害等は確認されませんでした。

土間コンクリートを打設していますので、基礎との接合部からシロアリが侵入するケースがあるため、薬剤処理を施すこととなりました。この物件ではある理由により、合成系薬剤を使用せずホウ酸製剤による処理を行いました。

ホウ酸製剤は安全性の高い薬剤として、近年人気の薬剤です。合成系薬剤に比べて安全性の高さがウリですが、万能な薬剤ではありません。ホウ酸が持つ特徴を考慮し、使用場面を選択する必要があります。どの場面でも使える薬剤ではないので、ご注意ください。

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2019年2月 2日 (土)

樹木から

樹木側から侵入したシロアリが屋根に被害を与えています 右の写真は、先日からシロアリ調査やシロアリ駆除でご紹介している物件で撮影した1枚です。シロアリ被害が確認されている離れの屋根と、庭の樹木が接している垂木や野地板などでシロアリ被害が確認されています。

この被害は当初、建築士の先生や大工さんはシロアリの被害でないと思われたそうです。庭木の表面をつたった雨水が屋根にあたり、腐朽したものと考えられたそうです。しかしの腐朽部分をよく見ると、蟻土や蟻被が確認されています。

この庭木を調査した結果、樹皮の隙間に多数の蟻道が確認されました。シロアリは庭木の樹皮の隙間に蟻道を構築して、この屋根の部分に到達して食害していたのです。

シロアリは光や乾燥を嫌うとされていますが、それはシロアリ単体についてです。シロアリ単体は乾燥に弱いのですが、シロアリは集団で活動していますので環境に対応します。乾燥した場所では、蟻道を構築することで自分達の活動場所には湿気を蓄えます。蟻道を構築する際は乾燥しているので、蟻道をつくることができないのではと考えるのは浅はかです。シロアリは集団で活動していますので、乾燥する前に湿気のある場所に戻り、乾燥に対応しながら蟻道を構築します。そして蟻道を構築してしまえば、乾燥など恐れるに足らずです。乾燥はシロアリ対策にならないことを、ご承知おきいただければ結構です。

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2019年2月 1日 (金)

ウェブサイト更新

阪神ターマイトラボウェブサイトトップページ画像 平成最後となる1月も終わり2月となりましたので、阪神ターマイトラボのウェブサイトも更新させていただきました。今回のトップページ画像は、先月駆除処理でお伺いした現場で撮影した様子です。屋外に形成された蟻道から薬剤とともに流出するヤマトシロアリです。

この物件は、シロアリ駆除で苦労するパッシブソーラーシステム構造です。天井で暖められた空気を床下へ送り込んで暖めるとともに室内に取り込んで暖めます。床下へ薬剤を撒くと、有効成分や溶剤、界面活性剤が揮発し、室内に流入します。シックハウス症候群は勿論、微量な化学物質が蓄積して発症するとされる化学物質過敏症になる可能性は十分考えられます。それだけに、パッシブソーラーシステム構造でのシロアリ対策は慎重にならざるを得ないのです。

当該ケースで重要なのは、シロアリの侵入経路と活動範囲を把握することが必須です。この物件では床下が低く潜り込んでの点検調査ができなかったことから、ファイバースコープや非破壊シロアリ探知機を用いて調査を行いました。侵入経路や活動範囲が特定できれば、安全に最大限の配慮を行い駆除処理を行いました。コロニーの駆除が可能な薬剤を、最低限の濃度で処理を行いますが、確実に安全性が確保できる処理を行うことが重要です。

気温の低下している時期ですが、室内ではシロアリは活動してます。特にパッシブソーラーシステム構造では家屋が暖かいため、シロアリも活動し易いのです。人が快適な空間は、シロアリにとっても快適な空間なのです。その意識を持ってシロアリがどう動くかを読み、適切な調査を行うことが重要です。

シロアリ駆除はマニュアルで行うものではなく、現場の状況にアジャストすることが重要です。シロアリ駆除のお問い合わせは阪神ターマイトラボのウェブサイトをご参考のうえお問い合わせください。

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