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2019年5月31日 (金)

床下全体に被害が広がっていました

被害部薬剤注入処理 昨日はシロアリ駆除及び侵入防止処理のため、京都府内の物件にお伺いしました。4月の下旬に室内側で羽アリが発生し、シロアリ調査のため一度お伺いをしています。その際、床下へ侵入し点検調査できた部分は限定的で、その殆どが侵入できませんでした。リフォームの際に床下点検口が設置されていなかったことから、ハウスビルダーさんに新設していただきました。床下の目視可能な範囲で蟻道の構築が多く確認されていたことから、シロアリ侵入防止処理も併せて行うこととし、今回の訪問となりました。

新設された床下点検口から床下へ侵入すると、ほぼ全部の床束と基礎面殆どのコーナー部分で蟻道の構築が確認されました。床下は湿気が以上に高く石灰が撒かれているものの、土壌表面には多くのカビが確認されました。

シロアリ駆除はシロアリ生息部へ薬剤を注入していきますが、被害が広範囲でしたので一つ一つ丁寧に処理を行いました。薬剤を大量注入することなく低圧で少しづつ注入しましたが、被害範囲が広すぎて比較的多くの薬剤を使用しました。侵入防止処理についても、必要な箇所のみ処理をしていますので、駆除用薬剤とほぼ変わらない薬剤量となりました。

ここまで被害が甚大となったのには、幾つかの理由があります。それはまたの機会にご紹介したいと思います。

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2019年5月30日 (木)

甚大な被害

床上まで広がるシロアリ被害 昨日はシロアリ調査のため、大阪府内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっているハウスビルダーさんからご紹介いただいた協力会社さんが管理されている建物です。数年前から羽アリが確認されているとのことです。

早速室内側から点検調査を行うと、和室畳寄せから柱、床板などにシロアリ被害が確認されました。床下側からの点検調査結果ですが、広範囲にシロアリ被害や蟻道構築が確認され、その殆どでヤマトシロアリの生息が確認されました。

この物件は長屋で、これまでにシロアリ対策が行われていないことが要因の一つです。被害の程度から、これまでに何度か羽アリは発生しているものと考えられました。入居されている方が高齢なため、気付かないケースもあると考えられました。

面積が広いため、区画ごとに分けて対応する必要があります。いずれにしても、コロニーを一つ一つ丁寧に駆除することが必須です。

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2019年5月29日 (水)

点検し難い構造

OMソーラーシステム構造で発生した羽アリ 右の写真は、先日シロアリ調査でお伺いした物件で撮影した1枚です。この物件では、4月下旬に羽アリの発生が確認されました。この物件は構造的な問題があり、パッシブソーラーシステム構造の一つであるOMソーラーシステム構造となっています。更に問題なのが古いタイプですので、床下が低く侵入しての点検調査はできません。

大型連休中に一度お伺いをして、床吹き出し口から点検調査を行っていますが、シロアリ被害や群飛孔などは確認されていません。この物件の基礎構造はベタ基礎です。この構造ではシロアリは侵入し難いものと考えられますが、どこかに土との接点があるはずです。そこでハウスビルダーさんにお願いして、床下点検口を新設していただきました。

床下の低いOMソーラーシステム構造では、立ち下がりダクトのある箇所だけ床下が下がっています。ベタ基礎で一体化されている構造もあれば、この箇所だけ土間コンクリートの場合もあります。そこで新設された床下点検口から点検調査を行った結果、羽アリの死骸や落翅は確認されましたが、被害や蟻道、群飛孔などシロアリ生息のサインは確認されませんでした。

あと考えられることとしては、配管の隙間から発生したパターンです。点検調査できる範囲で群飛孔などありませんので、もう少し様子を見ることとし、お施主さまには来春に羽アリが出たタイミングで連絡をいただくようお願いしました。OMソーラーシステム構造でのシロアリ駆除は、極めて僅かな薬剤量で処理しなければなりません。それだけに侵入経路や生息範囲を精査することが絶対条件となります。

OMを設計された方は、床下が乾燥しているのでシロアリは生息しないと考えられていたようですが、シロアリは環境に対応できる能力を有しています。個のシロアリだけを見て、集団のシロアリを見てないという、シロアリの生態を考慮しなかった結果がシロアリの侵入を許すのです。

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2019年5月28日 (火)

2階で羽アリが発生しましたが

壁内薬剤注入処理 昨日はシロアリ駆除処理のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。大型連休中に羽アリが発生し、シロアリ調査を実施した物件です。

この物件では、羽アリは2階ベランダの掃き出し窓付近から発生ました。点検調査を実施しましたが、発生部周辺にシロアリ被害は確認されませんでした。当該箇所は玄関の上部にあたることから、玄関周辺も点検調査を実施しましたが、シロアリ被害は確認されませんでした。屋外側からベランダの取り合い部分に隙間がありそれら周辺を点検調査した結果、クモの巣にかかる羽アリ死骸を確認しました。

このケースでは、シロアリの侵入経路を特定することが困難です。そのため、想定される侵入経路と生息範囲から薬剤処理ポイントを決定します。上部で営巣するケースと、地中から侵入するケースの2つに対応すべく薬剤処理を実施しました。

処理量は数リットルで、安全性の高い薬剤を用いることで、お住いの方の安全性が確保されます。ちなみのこの物件はベタ基礎構造ですので、床下の薬剤処理は実施していません。一般的なシロアリ防除業者が処理するとなると、100リットル以上の薬剤を撒きます。こんな量を撒いておいて安全ですと、私は言い切ることができません。数リットルの薬剤であって、必ずリスクは存在すると考えているからです。

確実にシロアリを駆除しながら、限りなく安全に配慮したシロアリ対策を提供するのが当社のスタイルです。シロアリ調査、シロアリ駆除のお問合せはこのブログの左サイド注目リンクにある阪神ターマイトラボのウェブサイトからお願いします。

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2019年5月27日 (月)

屋外に生息するシロアリ

屋外に生息するシロアリの駆除 昨日は、先日シロアリ調査でお伺いした兵庫県内の物件にシロアリ駆除処理及び非破壊シロアリ探知機による点検調査でお伺いしました。

この物件では勝手口屋外側で羽アリが発生、一部室内でも羽アリが確認されました。屋外の羽アリ発生箇所は、倉庫に作られた枠でシロアリ被害が確認され、ここから羽アリが発生したものと考えられました。

今回は当該箇所への薬剤処理によるシロアリ駆除処理を行うとともに、室内側の非破壊シロアリ探知機による点検調査を実施しました。薬剤処理については、奥まった箇所にもシロアリ被害が確認されたことから、特注ノズルによる注入処理を行いました。

室内側では床下の高さが殆どなく転ばし床であるため、床下側の点検調査ができません。目視レベルで被害は確認されていませんが、床下側からの発生の可能性も残されているため、非破壊シロアリ探知機による点検調査を行いました。その結果、シロアリの侵入は確認されませんでした。

この物件は、いつもお世話になっている建築士の先生がリフォームを監修されています。小員と出会う前にリフォームを実施しているため、シロアリ対策が考慮されていないと反省されておられました。シロアリ対策の観点からリフォームを実施すると、構造に一考が必要です。薬剤に頼るのではなく、シロアリ対策は構造的観点に立つ必要もあるのです。

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2019年5月26日 (日)

壁に小さな穴が

10年以上経過しているのにアフリカヒラタキクイムシは発生しています 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。洗面化粧台の上に木粉の堆積と、その上部の壁に小さな穴が確認されているとのことです。

早速現場で点検調査を実施すると、穴の周辺で徘徊する甲虫が確認されました。携帯型顕微鏡で確認すると、触角の先端2節が膨らみ棍棒状となっていることからヒラタキクイム類であることが判明しました。細かい種類の同定については、生物顕微鏡での同定が必要であるため持ち帰り同定を行いました。同定した結果、外来種のアフリカヒラタキクイムシでした。

この被害に気付かれたのは、昨年末の大掃除とのことでした。木粉に気付かれた段階で、ハウスビルダーさんに連絡し、ハウスビルダーさんから現状のまま保存しておくように現在に至っています。今回この被害部を見た際、小型の甲虫がうごめいていたのでハウスビルダーさんに連絡、小員による点検調査となりました。

家屋内を調査した結果、当該箇所以外に複数の箇所で木粉堆積及び虫孔が確認されました。ちなみにこの物件は、築10年以上経過しています。虫孔の多さは経過年数が経過していることが要因ですが、年数が経過してもアフリカヒラタキクイムシが生息が可能ということに注意が必要です。色々なホームページなどで、年数の経過した物件ではヒラタキクイムシの餌であるでんぷん質が木材中で分解してしまうため、生息できないと記載されているのを見掛けます。しかし、今回の事例や過去の事例にもあるとおり、10年以上経過してもアフリカヒラタキクイムシは継体できるのです。誤った情報を元に対策を考えると、駆除にたどり着けませんので注意が必要です。

ヒラタキクイムシによる被害は、シロアリのように構造材に被害を与える訳ではないので、耐震性に影響を与えることはありませんが、被害が延々と続くため適切な対策を取ることが重要です。安易に被害材へ薬剤を塗布するのは、ヒラタキクイムシ類の生態を考慮していない処理ですのでご注意ください。

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2019年5月25日 (土)

浴室周辺から発生した羽アリ

浴室土台付近のシロアリ被害 昨日は以前シロアリ対策でお世話になったお施主さまからのご紹介で、奈良県内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。浴室と隣接するトイレ付近から羽アリが発生したとのことから、シロアリ調査でお伺いした次第です。

床上からの点検調査では、シロアリ被害等は確認されませんでした。床下側からの点検調査では、浴室土台や便所土台周辺でシロアリ被害や蟻道の構築が確認されました。写真は浴室の土台付近を点検調査した様子で、水漏れ跡とともにシロアリ被害や蟻道の構築が確認されました。ちなみに基礎表面に蟻道の構築等が確認されていないことから、浴室基礎内側からの侵入と考えられました。

トイレも同じ傾向で、基礎内側からの侵入でした。また、玄関上框と土台の僅かな隙間にも蟻道の構築が確認され、これらは玄関方向からの侵入と考えられました。いずれも基礎面に蟻道の構築は確認されていません。

よく建築士の先生やハウスビルダーさんが集まる研修会で講演させていただきますが、シロアリは必ず蟻道を構築して家屋内へ侵入すると考えられている方が非常に多いようです。蟻道を構築するのはシロアリにとっても重労働であり、もっと容易に侵入できる経路があればシロアリはそちらを選択します。

シロアリの侵入経路と生息範囲を点検調査によって特定することで、どの薬剤を用いてどこに処理すれば最も効率的なシロアリ駆除ができるからわかります。シロアリ調査とは、シロアリ駆除を効率的に行うための材料です。薬剤を大量に撒くための手段ではないのです。

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2019年5月24日 (金)

ウッドデッキの蟻道

ウッドデッキに確認されたクロアリの蟻道 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。ウッドデッキに腐朽が確認されるとともに、蟻道が確認されるとのことから点検調査のためお伺いしました。

早速現場で点検調査、その蟻道が右の写真です。この蟻道はシロアリによるものではなく、蟻道が非常に脆いのでクロアリの蟻道です。トビイロケアリやクロクサアリなどが蟻道を作る種として有名です。シロアリの蟻道とは堅さが明らかに違うため、判断は難しくありません。お施主さまからの聞き取り調査では、非常に小さなアリとのことからトビイロケアリの可能性が高いと考えられました。

ちなみにこのウッドデッキは腐朽が進行しているため、交換を予定してます。そのため、この蟻道は放置して構いません。トビイロケアリだとすれば、ウッドデッキに影響を与えるものではありませんので、薬剤処理の必要はないのです。悪質なシロアリ防除業者の中には、クロアリの蟻道を見てシロアリの蟻道なので今すぐ薬剤処理しないといけないと工事を勧める業者がいますのでご注意ください。

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2019年5月23日 (木)

発生初期

蚊対策薬剤処理 まだまだヤマトシロアリの羽アリのお問い合わせのある時期ですが、ヒラタキクイムシやゴキブリ、蚊にクロアリのお問い合わせをいただく時期となりました。昨日は継続的に蚊対策を実施している兵庫県内のマンションにお伺いしました。

このマンションでは対策を実施する以前は、蚊が非常に多く発生していました。丁度、デング熱の問題が起きたため対策の依頼を受け実施し、現在に至っています。対策期間は5月から10月の6箇月間で、蚊の発生源である排水ピットなどを中心に薬剤処理を実施しています。昨年の実績では、蚊を殆ど見かけることがなく、住民の方に喜んでいただいています。

今年も継続することとなり、薬剤処理を実施しました。蚊はデング熱以外に、チクングニア熱、ジカウイルス感染症、日本脳炎、ウエストナイル熱、黄熱、原虫疾患であるマラリアなどを媒介します。訪日外国人や海外旅行者が増加しており、いつ国内に流入するかわかりません。きっちりと蚊の対策を行うことは非常に重要なのです。

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2019年5月22日 (水)

屋外に被害跡がありました

中庭屋外部分蟻道跡 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内のリフォーム物件にシロアリ調査でお伺いしました。現在床組などを解体中の物件で、シロアリ対策が必要かどうかを点検調査して欲しいとのことからお伺いしました。

室内はほぼ解体が終わっており、一部床組が残っている状態です。基礎面や床組を点検調査した結果、シロアリの侵入した形跡は確認されませんでした。床組には薬剤穿孔注入処理された跡があり、過去にシロアリ予防処理が行われてと判断されました。

建物外周部分を確認すると、中庭部分で右の蟻道跡が確認されました。当該箇所にはウッドデッキがあり、既に撤去された模様です。蟻道は比較的新しいものであり、当該地中にはシロアリのコロニーが存在すると考えられました。

室内側でシロアリが侵入していないのは、薬剤処理が行われてることが理由です。木部の臭いから合成ピレスロイド系殺虫剤を有効成分とした防腐防蟻剤が処理されているものと考えられました。合成ピレスロイド系殺虫剤は忌避性が特徴で低濃度でも忌避性を示すことから、侵入を阻止していたものと考えられました。殺虫剤が揮散分解してしまうと、シロアリが侵入するリスクは極めて高くなるのもの考えられることから、シロアリ対策を提案したいと思います。

一般的なシロアリ対策は、高濃度殺虫剤の大量散布です。当社としてはこの方法は、お住まいの方の薬剤曝露リスクからお薦めしていません。薬剤の特性、シロアリの生態や行動学を考慮すると、薬剤処理箇所は限定的で対応可能であり、この方法であれば薬剤使用量を大幅に低減することができるのです。お住いの方の安全性の確保の考え方は、安全な薬剤を使用するのも手段の一つですが、大量散布するとリスクは向上します。当社では、安全性の高い薬剤を必要最小限量使用することで、リスクを低減させる方法を採用しています。詳細は当該ブログ左側の注目リンク、阪神ターマイトラボのホームページをご参考ください。

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2019年5月21日 (火)

飲食店舗で発生した羽アリ

飲食店舗で発生した羽アリ 昨日はいつもお世話になっている住宅管理会社さんからの依頼で、大阪府内の飲食店にお伺いしました。連休中に羽アリが発生したとのことから、シロアリ調査でお伺いしました。

厨房から発生したとのことですが、厨房責任者の方にお話しを聞くと羽アリの発生ポイントは不明とのことです。厨房内を点検調査すると、落翅は広範囲に確認されました。写真にもあるとおり、クモの巣などにも落翅が確認されました。

住宅管理会社さんにリフォームの図面の有無を確認いただきましたが、どうやら図面は残されていないとのこと。どうやら何度も内装工事が行われており、状況把握のためリフォーム工事業者さんに確認いただくこととなりました。但し、詳しい状況を把握することは、あまり期待できないようです。

今回のようなケースでは、土間のクラックから発生したと考えるのが妥当です。土間の下にあるシロアリのコロニーへ、どのように殺虫成分を届けるかがポイントです。リスクのある処理ですが、可能な限りリスクを抑えるような対策を構築したいと思います。

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2019年5月20日 (月)

2階洋室で確認された羽アリ

2階洋室で確認された羽アリ 右の写真はいつもお世話になっている設計事務所さんからの依頼で、シロアリ調査にお伺いした物件で撮影した1枚です。お施主さまが捕獲いただいた羽アリの写真で、この羽アリはヤマトシロアリによるものです。

この物件で羽アリの発生は、2階の洋室で確認されたとのことです。ちなみに1階では羽アリの発生は確認されていないとのことです。ちなみに羽アリの発生が確認された2階壁面では、カビの発生が確認されています。2階壁面を非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査をおこないましたが、シロアリの活動を探知することはできませんでした。ファイバースコープを用いて壁内を確認したところ、わずかに蟻道らしきものが確認されましたが、活動は確認されませんでした。

2階天井裏は収納スペースで目視調査を行いましたが、雨漏れやシロアリ被害は確認されませんでした。当初2階壁面のカビは雨漏れの要因を考えていましたが、結露なども視野に入れる必要があると考えました。羽アリの発生した洋室に当たる部分は増築された和室となっており、床下点検口がありません。十分な点検調査ができないことから、1階に天井点検口及び床下点検口を新設していただくようお願いしました。

シロアリ対策は、シロアリ調査によりシロアリの侵入経路と生息範囲を特定した上で構築する必要があります。そうすることで、必要最小限の薬剤量でシロアリ駆除は可能となります。薬剤の大量散布では侵入経路や生息範囲の特定は必要なく、兎に角薬剤を撒くことが重要です。これでは費用の無駄使いであり、安全性にも配慮されていないため、当社では薬剤の大量散布はお薦めしていません。

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2019年5月19日 (日)

テラスに大量の羽が落ちている

テラスで確認された大量の羽 昨日はテラスに大量の羽アリが確認されたと京都府内のお施主さまからご連絡をいただき、シロアリ調査でお伺いしました。テラスを確認した結果、大量の羽が落ちている状態が確認されました。

この物件は結構ややこしく、雨漏れによって2階の梁までシロアリ被害を受けたことがあるとのことです。天井点検口から点検調査を行うと、被害材の一部を交換されていたり、添え梁されている状態が確認されていました。蟻道が噴き出している箇所も広範囲で確認されましたが、現時点で生息は確認されませんでした。

床下側からの点検調査を実施した結果、シロアリ被害、侵入及び生息は確認されず、侵入の兆候、侵入し易い要素なども確認されませんでした。テラス部分について点検調査を実施した結果、テラスコーナー部分のクラックに群飛孔らしきものが確認されました。

この状態はシロアリが地中で生息している状態であり、現時点で家屋に被害を与えるものではありません。但し、シロアリの動き次第で駆除処理が必要と考えますが、この群飛孔らしき箇所が本当の群飛孔なのかどうか、翌年お施主さまに確認いただく予定です。

シロアリ対策では、建物に影響を与えない集団まで駆除する必要がないと小員は考えます。シロアリは倒木を土に返す役目を持っているため、自然界では益虫です。家屋に侵入し、木材に被害を与えると害虫になります。シロアリが害虫になる段階で適切なシロアリ対策を構築すべきと当社では考えています。

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2019年5月18日 (土)

和室掃き出し窓付近から発生した羽アリ

床下換気口付近の蟻道 昨日は以前シロアリ調査でお世話になったお施主さまからのご紹介で、兵庫県内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。この物件では連休中に、和室で羽アリが大量に発生したとのことです。

早速現場で聞き取り調査を行うと、和室掃き出し窓付近から羽アリが大量発生したとのことです。掃除せずに置いていただいたため、畳の上には、大量の羽が落ちた状態でした。羽アリ死骸を確認すると、ヤマトシロアリの羽アリでした。シロアリであるか否かは、死骸でも判別できますが、羽だけでも翅脈でシロアリかどうかの判定は可能です。必ず死骸又は翅があると、シロアリの種類を特定することができます。

床下側からの点検調査を実施した結果、掃き出し窓下の床下換気口周辺にシロアリが構築した蟻道を確認しました。当該周辺から、羽アリは発生したものと考えられました。ちなみにシロアリ被害は当該箇所以外にも数箇所で確認されました。お施主さまにシロアリ調査結果を報告、考えられるシロアリ対策を説明した結果、シロアリ駆除処理に加えて、侵入防止処理も施すこととなりました。

当社のシロアリ対策は、協会仕様書に基づいた処理は薬剤の大量散布であり、お住まいの方への薬剤曝露リスクが向上するためお薦めしていません。安全性とシロアリ駆除処理効果を両立させた方法を提供します。詳細は左サイドリンクバーにある阪神ターマイトラボのホームページをご参照ください。

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2019年5月17日 (金)

ガレージから発生した羽アリ

ガレージから発生した羽アリ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。ガレージから羽アリが発生した物件があるとのことから、シロアリ調査でお伺いさせていただいた次第です。

早速ガレージをみると、土間コンクリートに基礎が立ち上がり、内壁は合板、外壁はサイディングとなっています。シロアリの侵入経路ですが、外壁側に答えがありました。それが右の写真で、外壁部分に蟻道の構築が確認されています。

コンクリートのクラックから蟻道は立ち上がっていますが、シロアリは乾燥に弱いなどという生態を鵜呑みにしている方からすれば驚きでしょう。しかしシロアリは環境適応能力があり、乾燥に対応するため蟻道を構築するのです。蟻道内部には防水層があり、屋外が乾燥していても蟻道内部は高湿度状態が保たれるのです。

シロアリ対策はシロアリの生態を考慮して考える必要がありますが、間違ったシロアリの生態を元にシロアリ対策を考えると間違ったシロアリ対策となりますので注意が必要です。

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2019年5月16日 (木)

勝手口入口枠で確認された羽アリ

勝手口入口枠で確認された羽アリ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。勝手口付近から羽アリが発生したとのことから、シロアリ調査のためお伺いしました。

シロアリ調査でお伺いした際には、既に勝手口付近の壁などが撤去されていました。周辺の木部の被害は僅かですが、不思議な構造が目に入りました。ハウスビルダーさんにお話しをお伺うと、この物件は古民家をリフォームした物件とのことです。写真の底面に見えているのが、昔の石場建ての土台と考えられます。

このリフォームは、建築士の先生からの指定とのことです。個人的な見解になりますが、今回、羽アリの発生した主たる原因は構造です。シロアリに好都合な条件が揃った構造であり、シロアリに対する理解度が少なかったものと考えられました。

リフォームの際、シロアリ対策を考慮しないとシロアリの侵入を許します。薬剤処理の頼った場合、薬剤が分解消失してしまえば侵入しますし、薬剤処理ムラがあれば処理されていない場所から侵入します。だから構造的な対策が基本であり、薬剤は補助的に使うべきものなのです。

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2019年5月15日 (水)

浴室入口枠で発生した羽アリ

浴室入口枠で発生した羽アリ 昨日は、一昨年シロアリ対策でお世話になった兵庫県内の物件にお伺いしました。浴室の入口枠から羽アリが発生したとのことから、シロアリ調査と駆除処理でお伺いしました。

一昨年のシロアリ対策では、玄関にシロアリ被害が確認されたことから、駆除処理を実施しています。家屋自体はベタ基礎で、床下側からの点検調査ではシロアリ被害、侵入及び生息は確認されていませんでした。今回被害部を確認すると腐朽が進むとともに、蟻道の構築も確認されています。

前回調査時撮影した写真を確認すると、変色も殆どありません。床下側から点検調査を実施した際の写真では、乾燥状態の水漏れ跡は確認されているものの、その程度は僅かシロアリの生息も確認されていませんでした。前回の調査時には浴室基礎内側へシロアリは侵入しており、シロアリ調査後に入口枠へ侵入したものと判断しました。

シロアリ駆除処理は、浴室中心に実施しました。その他の箇所については、ベタ基礎ですので処理する必要はありません。在来工法の浴室は、構造的にシロアリの侵入し易い箇所です。リフォーム時にはユニットバスにするなど、構造的な対策を施すことをお薦めします。

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2019年5月14日 (火)

工場事務所で発生した羽アリ

工場事務所で発生した羽アリ 昨日はいつもお世話になっている害虫防除業者さんからの依頼で、大阪府内の工場にお伺いしました。工場敷地内にある軽量鉄骨の事務所内で羽アリが発生したとのことから、シロアリ調査のためお伺いしました。

 現場の責任者さんにお話しを聞くと、ゴールデンウィーク中に事務所のキッチン入口枠付近からワラワラと羽アリが大量発生したとのことです。その羽アリを粘着ローラーで捕獲されていたのが右の写真です。この羽アリは今のシーズンに見られるのは、ヤマトシロアリの羽アリです。シロアリの羽アリは、名前から体色が白いと考えられているかたがおられるようですが、体色は黒色です。翅が4枚とも同じ大きさが特徴ですが、羽アリ発生後に一定時間が経過すると翅を落としますので、大量の羽が落ちた状態となります。

羽アリが出終わったからといって、安心してはいけません。羽アリはシロアリの集団のごく僅かな一部であり、集団はまだまだ活動していますので、きちんとシロアリ調査を行い、最適なシロアリ対策を考えることが重要です。

今回の事例は軽量鉄骨の事務所で羽アリが発生しましたが、シロアリは木造住宅にだけ発生する訳ではありません。事務所やマンションなど室内に木材が使われていたら、その木材がシロアリの餌となるのです。今回は工場地帯での発生でしたので、シロアリにとっては事務所内の木材は貴重な餌だったに違いありません。

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2019年5月13日 (月)

土間床構造でのシロアリ駆除処理

土間床構造でのシロアリ駆除処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の店舗にお伺いしました。先月末に羽アリが発生しシロアリ調査を実施した物件での、シロアリ駆除処理です。休日での施工希望から、この日の処理となりました。

この物件の問題点は、床下空間のない土間床(逆ベタ基礎)構造です。シロアリの羽アリは床面と壁面の隙間から発生した模様です。非破壊シロアリ探知機を用いた調査では、柱などの木部に生息は確認されませんでした。目に見えない隙間から羽アリは発生したものと考えられましたが、集団の生息は地中と判断しました。

このようなケースでのシロアリ駆除は結構厄介で、隙間から地中の集団へと上手く薬剤を送り込まなければなりません。とりあえず隙間からゆっくり薬剤を流し込む処理を行いました。

建物内に被害が確認されないのに、羽アリだけが発生するケースはあります。このようなケースで、無駄に薬剤を処理するのは費用の無駄使いです。建物に被害がないのですから、シロアリと対話しながら処理すべきだと小員は考えます。

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2019年5月12日 (日)

和室に大量の羽が落ちている

和室に大量の羽と死骸 昨日は以前シロアリ点検調査でお世話になった方からのご紹介で、兵庫県内の物件にお伺いしました。午前中外出後帰宅すると、和室に大量の羽アリと羽、死骸が落ちているとのことから、点検調査のためお伺いしました。

阪神間で4月下旬から5月上旬にかけて発生する羽アリは、ほぼ間違いなくヤマトシロアリの羽アリです。実際に死骸を確認したところ、ヤマトシロアリの羽アリでした。ヤマトシロアリの羽アリは、概ね正午前後に発生します。今回のケースでは、お施主さまが午後の早い時間に帰宅されたため、生きた羽アリが確認されました。羽アリは発生後数時間が経過すると、翅を落とします。1匹で4枚の翅を落としますので、大量の翅が室内に残された状態となります。よく室内で大量の羽が落ちているという現象がこれに当たります。

床下側の点検調査を行うべく畳を上げてみたところ、床下点検口はありませんでした。他の部屋にも床下点検口はありませんでしたので、改めて床下点検口を新設した上でシロアリ調査を実施し、侵入経路と生息範囲を特定し、シロアリ対策を考える予定です。

羽アリの発生はシロアリ生息のサインであり、適切な対策を取ることが重要です。羽アリが出なくなったから、殺虫スプレーを噴霧したからといって、シロアリの集団(コロニー)を駆除した訳ではありません。シロアリ技術者にシロアリ調査をして貰い、適切なシロアリ対策を施すことが重要です。但しシロアリ防除業者の中で、本当のシロアリ技術者は僅かですのでご注意ください。

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2019年5月11日 (土)

間もなく羽アリが飛び立ちます

群飛直前の羽アリ 昨日はいつもお世話になっている住宅管理会社さんからの依頼で、大阪府内の飲食店にお伺いしました。ゴールデンウイーク中に、厨房勝手口ドア枠付近から羽アリが発生したとのことから、シロアリ調査でお伺いしました。

物件は古い長屋を改築した飲食店で、部分的にしか床下に入ることはできません。飲食スペース側の点検調査では、年数の古さから古いシロアリ被害跡が確認されました。厨房は土間床(逆ベタ基礎)構造ですが、その勝手口枠にシロアリ被害が確認されました。

店舗の方にお話しを伺うと、5/3と5/4で羽アリが発生したとのことで、5/5の朝に被害箇所へセロハンテープを貼り付けてからは発生していないとのことです。しかしこの日の点検調査では、右の写真の通りセロハンテープは破られ、中から群飛待機中のヤマトシロアリ有翅虫(羽アリ)が確認されました。この状態になると、間もなく羽アリが飛び立つ状態となっています。

羽アリはあと数日で収まりますが、付近ではヤマトシロアリのコロニーが存在し、家屋内の木部を侵食し続けることがあります。シロアリ駆除では、こうしたシロアリのコロニーを駆除することが重要です。シロアリ駆除では大量の薬剤は必要なく、薬剤の特性やシロアリの生態の知識があれば少量の薬剤で駆除が可能です。

一般的なシロアリ防除業者は、協会仕様書に基づき薬剤の大量散布を行います。これでもシロアリ駆除できる場合がありますが、処理コストは高額となります。最近では安価なシロアリ防除処理をPRする業者もありますが、殺虫成分が劇物の安価な薬剤を使用している場合ありますので注意が必要です。

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2019年5月10日 (金)

室内で舞い飛んだ羽アリ

室内で確認されたヤマトシロアリ羽アリ死骸 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、以前シロアリ対策でお伺いした。リビングで羽アリが舞い飛んでいると連絡をいただいたのが先月の25日で、お施主さまのご都合もあり今回のシロアリ調査となりました。

早速現場で調査すると、リビングのいたるところでヤマトシロアリの死骸と落翅が確認されました。ちなみに5年前に実施したシロアリ対策は、洗面の浴室側床面でシロアリ被害が確認されたことから、ハウスビルダーさんが洗面の床を剥がしたところ土台や大引、根太などの床組に甚大な被害が確認されました。ハウスビルダーさんの話しによると、リフォーム時にシロアリ被害が確認されていたため、新しく入れた木材に対してホウ酸製剤を塗布したとのことです。しかし、被害のある場所にホウ酸製剤を処理しても、被害の進行を食い止めることはできません。撤去改修工事に合わせて薬剤処理を実施していますが、建物全体に対してはハウスビルダーさんの意向から実施していません。

今回の調査で、リビングの床面で群飛孔が確認されました。ハウスビルダーさんにリフォーム時の図面を確認して貰うと中々厄介な構造のようです。元々この物件は町工場をリフォームしているため、群飛孔の確認されたリビングは、作業場のため床はコンクリートで、その上に短い鋼製束を立て、構造用合板を敷き詰めた床構造となっています。侵入経路を特定するためには、群飛孔に近い場所で床下点検口を新設した上で、侵入経路を特定しシロアリ対策を立案する必要があります。

この際ですので一部床下のある場所もあるため、床下点検口を新設した上でできる限りの床下点検調査も併せて実施したいと思います。床下側から点検可能な範囲は建物の1/3程度で、床下点検調査がし難い構造ほどシロアリ対策を立て難いものはありませんね。構造的なシロアリ対策の基本は、床下点検調査ができる構造であることです。家づくりに携わる方は、木造鉄骨造関係なく床下が点検調査できる構造にして置くことを念頭に置いていただきますと幸いです。

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2019年5月 9日 (木)

ホウ酸製剤でのシロアリ駆除は知識と技術が必要

ホウ酸処理しても蟻道内ではシロアリが活動しています 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、京都府内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。連休中にトイレ外側の壁面の隙間から羽アリが発生したとのことから、シロアリ調査でお伺いしました。

早速状況をお施主さまからお伺いすると、数年前にトイレに近い玄関側から羽アリが発生し、シロアリ駆除処理を実施しているとのことです。床下側からの点検調査ですが、トイレに隣接する収納スペースに床下点検口が設置されていました。これは前回の羽アリ発生時に、新設して貰ったとのことです。その結果ですが、浴室床面にかけて基礎面に蟻道の構築が確認されました。ちなみに右の写真は前回羽アリが発生した側の土台面で、土台交差部には穿孔注入処理跡が確認されています。但しこの蟻道の根元の一部を壊して確認すると、活動中にヤマトシロアリが確認されました。

前回のシロアリ駆除に使用された薬剤は、ホウ酸製剤とのことです。ホウ酸はシロアリの口腔から取り込まれることで効果を示しますが、シロアリ駆除処理には不適です。ホウ酸製剤でもシロアリ駆除は可能ですが、駆除するためには知識と技術が必要です。単純に穿孔して注入すれば、効くというものではありません。ホウ酸製剤の特性を考慮すれば、シロアリの侵入し難い構造で新築予防処理が向いています。シロアリ駆除処理は勿論、床下がコンクリートでない物件ではあまりお薦めできるものではありません。ホウ酸の特性を理解して使用しないと、シロアリに対して十分な効果が得られないので注意が必要です。

薬剤には必ず一長一短があり、長所を生かしながら短所をカバーする使い方をする必要があります。薬剤を限定した考え方は、シロアリの生態や行動を無視した考え方です。当社では薬剤を限定した考え方ではなく、現場に応じた薬剤の選択、施工方法によりシロアリ対策を立案します。詳細はこのブログに左サイドにある注目リンク、阪神ターマイトラボのホームページをご参考ください。

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2019年5月 8日 (水)

店舗内で確認された羽アリ

店舗内で確認されたシロアリ落翅 昨日は、以前シロアリ対策でお世話になった大阪府内の店舗にお伺いしました。前回は玄関入口側で羽アリが発生し、非破壊シロアリ探知機による調査で生息場所を特定し、部分シロアリ駆除処理を行っています。今回は前回とは異なる場所で発生したとのことから、シロアリ調査のためお伺いした次第です。

早速現場にて調査を行いましたが、シロアリ被害は全くありません。羽アリの落翅は、玄関入口と反対側にある住居側玄関で確認されました。羽アリの出口となる隙間は確認されましたが、群飛孔のようは発達はしていません。ちなみにその隙間は床下につながる箇所ですが、当該物件は鉄骨構造で基礎はベタ基礎、換気構造はねこ土台です。

羽アリが確認された時間も正午前後ではなくやや遅い時間であることを考慮すると、床下にある隙間やクラックなどから発生した可能性が考えられました。但し、床下点検口がないため確認することができません。改めて床下点検口を新設した上で、侵入経路を調査する予定です。

シロアリ職蟻は木材被害部から動きを追うことができますが、羽アリは被害部から発生するとは限らず、地中側から発生することもあります。それだけにシロアリ調査が重要で、その調査結果から最適なシロアリ対策を構築する必要があるのです。

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2019年5月 7日 (火)

勝手口屋外側で確認された羽アリ

屋外倉庫枠木のシロアリ被害 昨日は、以前シロアリ対策でお世話になったお施主さまからの依頼で、兵庫県内の物件にお伺いしました。勝手口屋外側で羽アリが確認されると共に、室内でも確認されたとのことからシロアリ調査でお伺いしました。

ちなみにこの物件では4年前に玄関側で羽アリが発生し、部分的な駆除処理を行っています。今回の羽アリ発生箇所は玄関側とは全くの反対側の勝手口の屋外です。早速屋外側の点検調査を行った結果、屋外の倉庫の枠木にシロアリ被害が確認されました。室内側ですが、目視調査では特に問題はありません。

この物件はいつもお世話になっている建築士の先生がリフォームを行った物件で、布基礎に断熱を施し、配筋後に土間コンクリートを流し込んだ構造で、床下は殆どありません。そのため、床下側からの点検調査はできません。

屋外被害部については、建物に隣接していることから駆除処理を実施する予定です。同時に室内側の点検調査として、非破壊シロアリ探知機を用いて改めて点検調査する予定です。建築士の先生も、小員と出会ってから構造的シロアリ対策を考えるようになったが、以前は居住性を優先しシロアリ対策を全く考えていなかったとのことです。いまではシロアリ対策にとって構造は非常に重要であることを理解いただいており、よく構造でご相談いただくようになっています。シロアリ対策といえば薬剤処理と考えがちですが、構造はシロアリ対策にとって非常に重要です。家づくりに携われる方は、是非構造からみたシロアリ対策について勉強いただけましたら幸いです。

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2019年5月 6日 (月)

天井から落ちる木屑

Anobiidae10 昨日は、数年前にシロアリ駆除処理でお世話になったお施主さまからご連絡をいただき、お伺いしましら。2階天井から木屑らしきものが落ちてくるとのことから、調査のためお伺いした次第です。

早速現場での調査を実施、確認された木屑が右の写真です。携帯型顕微鏡で調査した結果、細粉の塊でした。木粉の確認された上部、天井付近の調査を行いました。天井は小屋裏のない、野地板や垂木が見える構造です。脚立を用いて更に詳細に調査した結果、垂木に直径1〜2mm程度の穴が2箇所確認されました。

木に小径の孔が確認される場合、木材害虫として有名なヒラタキクイムシ類が挙げられますが、今回垂木に使用されている樹種は針葉樹の杉ですので、ヒラタキクイムシではありません。家屋害虫のヒラタキクイムシ類は、広葉樹系材料に対して被害を与えますので、今回の垂木の発生種とは異なります。考えられる種としては、同じく木材害虫として知られるシバンムシ類や虫孔内の菌類を餌とするアンブロシアビートルなどが挙げられます。お施主さまには、室内で小さな甲虫の死骸を見つけた場合には必ず保管していただくようお願いしました。

お施主さまは以前の経験からシロアリに対策不安があったようですが、シロアリでなくとりあえず一安心されたようです。それでもこうした小さな変化を放置せず相談いただくことが必須で、必ず調査して発生種と被害状況を把握することが重要です。発生種と被害状況がわかれば、対処方法も立案できます。ちなみに発生種がわからないうちに、費用が幾らかかるかわかりませんのでご注意ください。

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2019年5月 5日 (日)

トイレタイル下薬剤処理

トイレタイル下薬剤処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。先日羽アリが発生し、シロアリ調査を実施した店舗でのシロアリ駆除処理です。

この物件はベタ基礎構造ですが、床下の高さが殆どない逆ベタ基礎(土間床)構造のため、一般的な床下側からの点検調査はできません。基本的には羽アリ発生部の目視等調査と非破壊シロアリ探知機を用いた調査を組み合わせ、シロアリの侵入経路や生息箇所の想定を行っています。それら調査結果から、最適と考えうるシロアリ対策を提案し、今回実施の運びとなりました。

羽アリの発生したトイレにはシロアリ調査の結果、被害及び生息は確認されていません。しかし、羽アリの発生経路はこのトイレの配管等に隙間と想定し、薬剤処理を実施しました。シロアリの侵入経路に対して効率的な処理を行うため、トイレ床面タイルの目地に小径の穿孔を行い、薬剤を泡状にして注入する処理を行いました。

泡状薬剤は隙間に泡状薬剤が入り込み泡で泡を押しながら進むため、1個所からの注入で効率的な処理が可能となります。専用の泡状薬剤も専門業者向けに販売されていますが、小員は研究者時代にこれら泡状薬剤注入処理の研究開発に携わっていた関係で、殆どの薬剤での泡状注入処理が可能です。今回はシロアリ駆除処理に重視していますので、最適な薬剤を用いて泡状薬剤処理を行いました。

シロアリ対策の方法は、現場の状況に合わせて立案する必要があります。羽アリの発生箇所、シロアリ被害状況、建物の構造など物件が異なれば全て条件が異なるのです。それを画一的に行おうとすれば、高額な薬剤散布に頼らざるを得ないのです。当社では安全で効率的、かつ安価なシロアリ対策を提供しています。注目リンクの阪神ターマイトラボウェブサイトをご参照ください。

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2019年5月 4日 (土)

2階窓枠付近から発生した羽アリ

2階窓枠付近から発生した羽アリ 右の写真は、先日シロアリ調査でお伺いした兵庫県内の物件で撮影した1枚です。この物件では、2階ベランダの掃き出し窓付近から羽アリが発生したとのことで、その発生した羽アリが右の写真です。

ちなみにこの物件では数年前にも羽アリが発生し、シロアリ調査後に駆除処理の対策を提案、シロアリ駆除処理を行っています。ちなみに前回非破壊シロアリ探知機による調査で生息が確認された箇所は、今回の発生箇所と大きく離れた勝手口周辺です。ベタ基礎構造であり床下側からの侵入が確認されなかったことから、シロアリ予防処理は実施していません。

今回の発生箇所は2階掃き出し窓付近で、屋外からの調査でもベランダの根本にあったクモの巣に大量の羽アリがかかっていました。これらの調査結果を踏まえて、シロアリ対策を立案・提案したいと思います。

このようなケースで、床下側から薬剤大量散布しても全く効果はありません。必要なのはシロアリ調査で、シロアリがどこに生息しているかを調べて最適なシロアリ対策を立案することです。当社では、仕様書に頼らずシロアリの生息場所からより具体的なシロアリ対策を提案します。シロアリ調査及びシロアリ駆除は、このブログ左側の注目リンクにある阪神ターマイトラボのホームページからお問い合わせください。

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2019年5月 3日 (金)

パッシブソーラーシステム構造で発生した羽アリ

パッシブソーラーシステム構造で発生した羽アリ 昨日はお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、奈良県内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。先月の中旬に羽アリが発生した物件で、シロアリ調査のためお伺いした次第です。

この物件はパッシブソーラーシステム構造で、小屋裏で暖められた空気を床下に送り込み室内を暖める構造となっています。羽アリは、その床下側から室内側への床吹き出し口から発生したとのことです。このパッシブソーラーシステム構造は、転ばし床構造のため床下の高さは10数センチメートルしかありません。ベタ基礎構造なのでシロアリは侵入し難いと考えられていたようですが、実際にはこのように羽アリが侵入するケースがあります。

床吹き出し口から反射鏡を用いて点検調査を行いましたが、シロアリ生息の兆候は確認されませんでした。侵入の可能性がある場所について、ハウスビルダーさんに床下点検口を新設していただいて改めて点検調査を行う予定です。

パッシブソーラーシステム構造では、薬剤処理は厳禁です。床下に薬剤を処理すると、床吹き出し口から揮散した薬剤や補助成分、有機溶剤が室内に流入し曝露します。それが長期に渡って曝露状態となるため、安全性の高い薬剤であっても影響が全くないとは言い切れないのです。無知なシロアリ防除業者にかかると、床下への薬剤散布を提案してきますのでご注意ください。

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2019年5月 2日 (木)

トイレ窓枠で確認された羽アリ

トイレ窓枠で確認された羽アリ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の店舗にシロアリ調査でお伺いしました。店舗内にあるトイレの窓枠付近で羽アリが確認されたとのことから、シロアリ調査でお伺いした次第です。

早速現場を調査すると、窓枠に羽アリの死骸を確認しました。羽アリは、この時期に発生するヤマトシロアリの羽アリです。目視調査でトイレ内を確認した結果、特に被害は見当たりません。通常ヤマトシロアリの羽アリは正午前後に発生しますが、お施主さまのお話しによると夕方の4時頃から見かけだしたとのことでした。

これは巣内から発生した時間と本来発生する時間との間にタイムラグがある場合、発生した場所が遠くにあるケースです。場所がトイレであることを考慮すると、配管等の隙間から上がってくる場合もあり、内部に被害がないことを考慮すると合点がいきます。

ちなみに店舗なので、床下のない土間床(逆ベタ基礎)構造です。シロアリ調査しにくい構造なので非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査を行っていますが、被害が確認されていないように生息も探知できていません。これらシロアリ調査結果を元に、シロアリ対策を立案・提案します。詳細は阪神ターマイトラボのホームページをご参照ください。

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2019年5月 1日 (水)

2019年5月度ウェブサイト更新

阪神ターマイトラボウェブサイトトップページ画像 今月も阪神ターマイトラボのウェブサイトを更新しました。今回のトップページ画像は、群飛したヤマトシロアリの有翅虫(羽アリ)の様子です。

4月中旬から阪神間ではヤマトシロアリの群飛(羽アリが一斉に飛び出す現象)が始まり、場所によっては5月中旬にかけて確認されます。羽アリはシロアリ生息のサインですが、羽アリが発生する日数は1日だけという場合もあれば、数日に渡って発生する場合もあります。

羽アリが発生すると、多くの方は市販の殺虫スプレーを噴霧されます。すると羽アリが発生しなくなる現象がよく見られます。市販されている殺虫スプレーの有効成分の多くは、合成ピレスロイド系殺虫剤が含有されています。合成ピレスロイド系殺虫剤は忌避性という特性を有しており、処理された場所を嫌がる性質があるため羽アリを見なくなるのです。

羽アリが見なくなったからといって、シロアリがいなくなった訳ではありません。周辺の被害部では、まだシロアリが活動中です。このようなケースでは、翌年また羽アリが発生します。即ち1年間に渡ってシロアリ被害を受け続ていたのです。

シロアリが生息していれば、必ず羽アリが発生するとは限りません。羽アリが発生しないのに、被害が甚大となる事例も多く存在します。1度羽アリが出た物件で、翌年には発生せず数年後に出るケースもあります。ここで重要なのはシロアリ調査であり、シロアリの被害箇所や生息場所、侵入経路を調査し、その結果から適切なシロアリ対策を立案することが重要です。

シロアリ対策は画一的な方法でも対処は可能で、協会の仕様書に基づいた方法がそれに該当します。但しこの方法は薬剤を大量に使用し、絨毯爆撃するかの如く処理するため、費用も高額となる上に居住者への薬剤曝露リスクも向上します。もっと怖いのは、大量散布する方法なのに安価なシロアリ対策で、安全性の劣る安価な薬剤を使用する事例もあります。当社ではシロアリ調査結果を元に、安全性に対して配慮し、必要最小限の薬剤量でのシロアリ駆除を基本にシロアリ対策を提案します。当社のシロアリ調査、駆除及び対策は、兵庫、大阪、京都、奈良など近畿一円対応可能です。お問合せは阪神ターマイトラボのホームページからお願いいたします。

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