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2019年5月10日 (金)

室内で舞い飛んだ羽アリ

室内で確認されたヤマトシロアリ羽アリ死骸 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、以前シロアリ対策でお伺いした。リビングで羽アリが舞い飛んでいると連絡をいただいたのが先月の25日で、お施主さまのご都合もあり今回のシロアリ調査となりました。

早速現場で調査すると、リビングのいたるところでヤマトシロアリの死骸と落翅が確認されました。ちなみに5年前に実施したシロアリ対策は、洗面の浴室側床面でシロアリ被害が確認されたことから、ハウスビルダーさんが洗面の床を剥がしたところ土台や大引、根太などの床組に甚大な被害が確認されました。ハウスビルダーさんの話しによると、リフォーム時にシロアリ被害が確認されていたため、新しく入れた木材に対してホウ酸製剤を塗布したとのことです。しかし、被害のある場所にホウ酸製剤を処理しても、被害の進行を食い止めることはできません。撤去改修工事に合わせて薬剤処理を実施していますが、建物全体に対してはハウスビルダーさんの意向から実施していません。

今回の調査で、リビングの床面で群飛孔が確認されました。ハウスビルダーさんにリフォーム時の図面を確認して貰うと中々厄介な構造のようです。元々この物件は町工場をリフォームしているため、群飛孔の確認されたリビングは、作業場のため床はコンクリートで、その上に短い鋼製束を立て、構造用合板を敷き詰めた床構造となっています。侵入経路を特定するためには、群飛孔に近い場所で床下点検口を新設した上で、侵入経路を特定しシロアリ対策を立案する必要があります。

この際ですので一部床下のある場所もあるため、床下点検口を新設した上でできる限りの床下点検調査も併せて実施したいと思います。床下側から点検可能な範囲は建物の1/3程度で、床下点検調査がし難い構造ほどシロアリ対策を立て難いものはありませんね。構造的なシロアリ対策の基本は、床下点検調査ができる構造であることです。家づくりに携わる方は、木造鉄骨造関係なく床下が点検調査できる構造にして置くことを念頭に置いていただきますと幸いです。

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