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2019年6月11日 (火)

群飛したアメリカカンザイシロアリ羽アリ

窓枠で確認されたアメリカカンザイシロアリ虫糞孔 一昨日は、昨日ご紹介したシロアリ調査の現場の後、引き続いて兵庫県内の物件にお伺いしました。シロアリ調査の依頼をいつもお世話になっているハウスビルダーさんからいただきました。

5月下旬に羽アリが発生し、2階窓枠網戸に沢山張り付いた状態であるとともに、2階屋外側でも羽アリが飛んでいたとのことです。窓枠を確認すると、砂粒状のものが堆積するとともに、虫糞孔が確認されました。お施主さまが羽アリ死骸を保管いただいていたので、確認するとアメリカカンザイシロアリの羽アリでした。

窓枠には複数の虫糞孔が確認されていることから、室内側で確認されたアメリカカンザイシロアリ羽アリは、これら木材内部から発生したものと考えられました。屋外側で確認されたアメリカカンザイシロアリ羽アリは、小屋裏から発生したものと考えられました。

今回はとりあえず生息想定部に薬剤処理を行いましたが、小屋裏については暑さの問題から冬場に実施する旨をお施主さまへ説明させていただきました。またお施主さまには、砂粒状の虫糞の堆積に注意いただくとともに記録していただくようお願いしました。

アメリカカンザイシロアリは小集団で活動するシロアリで、家屋内に複数のコロニーを形成します。場合によっては100箇所を超える場合があるため、積極的なシロアリ調査は困難であり、お施主さまに虫糞の堆積を記録いただくなどのご協力が必須です。一度の処理で完全駆除は困難であり、点検調査と駆除作業を繰り返して生息数を減らしていく必要があります。またこの地域のようにアメリカカンザイシロアリが多く生息している場合は、屋外から羽アリが侵入することを考慮して対策を考える必要があります。

アメリカカンザイシロアリの生態は、まだまだ知らないことが多くあります。その代表的なのはアメリカカンザイシロアリ羽アリの群飛時期です。教科書などの資料には6~9月に発生すると記載されていますが、実際の現場では異なります。この地区もそうですし、小員の住む地域の群飛が5月ですし、広島県の現場では2月に小屋裏で羽アリを確認しています。現場では、教科書と書かれてあることと違うことが普通なので注意が必要です。

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