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2019年6月14日 (金)

古い木材よりも

増築部の新しい木材で確認されたシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっている設計事務所さんからの依頼で、奈良県内の物件にお伺いしました。現在離れをリフォーム中で、前回この離れのシロアリ調査でお伺いしています。そのシロアリ調査の結果ですが、複数の箇所でシロアリが構築した蟻道や被害が確認されました。

お施主さまのお話しでは、母屋で羽アリを見かけたことがあるとのこと。動画を撮影しているとのことから、その動画を確認したところヤマトシロアリの羽アリが群飛する様子でした。前回のシロアリ調査の際、お施主さまのご都合で母屋の点検調査が出来ていなかったことから、今回施工前に点検調査を行うとともに、シロアリ駆除処理及び侵入防止処理を行いました。

この母屋は100年近い物件ですが、何度もリフォームが行われているとのことです。床下側かからの点検調査では、床下に土間コンクリートが打設されてことも確認されました。羽アリの確認されたのは母屋の古い和室でしたが、この床下にはシロアリ被害等は確認されませんでした。シロアリ被害が確認されたのは、10年ほど前に増設された和室でその被害の様子が右の写真です。

元々あった母屋は何度もリフォームが行われているものの、床組みは建築された当初のものであることから、木材は年数が経過した古い木材となっています。シロアリはこの古い木材には目もくれず、新しく増築された木材に被害を与えていました。シロアリに対して強いとされているヒノキが床組みに使われていましたが、シロアリには関係ありません。餌と認識すれば、ヒノキであろうがヒバであろうが食害するのがシロアリなのです。

被害は甚大となったのには、幾つかの要因が重なっています。その主たる原因は増築した工務店のレベルに低さで、シロアリ対策の観点からやってはいけないことを多くやっていました。ちなみにこの工務店は、増築工事完了後に夜逃げしたとのことで、だからそんな工事の内容だったのかと合点がいきました。シロアリ対策の基本は構造であり、薬剤処理はシロアリ対策を補完するものです。薬剤に頼り切ってしまうと、定期的な処理が必要となり、無駄なコストが発生しますのでご注意ください。

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