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2019年7月31日 (水)

生息の兆候

複数の箇所で生息の兆候を確認 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件にシロアリ調査のためお伺いしました。この物件は現在空き家で、隣家の方が購入の検討にあたりシロアリの生息及び被害状況を点検調査して欲しいとのことからお伺いした次第です。

戦後のバラックの流れを汲む建物で、昭和30年台に建てられた建物とのことです。1階が店舗、2及び3階が住居となっている棟続きの連棟物件です。購入予定のお施主さま側で以前シロアリ被害が確認され、シロアリ駆除を実施していることから、隣の物件のシロアリ被害及び生息状況を把握するために点検調査を実施しました。1階は店舗で土間はコンクリート打ちっ放しで、目視のよる点検調査を実施しました。柱などの木部と接している箇所では非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査を実施しています。

玄関側の土間と柱の交差部分で、シロアリの生息を探知しましたが被害程度は軽微でした。裏側の勝手口を出たところの下屋の柱や小屋組でシロアリ被害を確認しました。連棟物件の場合、シロアリのコロニーは複数存在するケースが多く、その一つ一つをきちんと駆除しないと、何度も侵入を繰り返すケースがあります。当該事例のように、1階が店舗で土間の場合シロアリの侵入経路は限定的ですが、処理がし難いため被害の発見に応じて処理する形で対応するのは現状最適なのかもしれません。

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2019年7月30日 (火)

点検調査で確認された基礎面の濡れ

点検調査で確認された基礎面の濡れ 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんから、リフォーム中にシロアリ被害らしきものが確認されたのでシロアリ調査をお願いしたいとの依頼があり、大阪府内の物件にお伺いしました。

シロアリ被害らしきものが確認されたのは、玄関の壁面を剥がした際とのことから点検調査を行ったところ、シロアリ被害であることを確認しました。当該箇所はリフォーム中とのことから、部分的に薬剤処理を施しました。

念のため床下側からのシロアリ調査を行ったところ、土台や床束などの床組に大きな径の穿孔跡が確認されたことから、過去にシロアリ防除処理が行われたものと判断されました。そのため、新たなシロアリの侵入などは確認されませんでしたが、玄関壁面については未処理であったことから被害が広がったものと考えられました。

問題はシロアリだけではなく、写真の部位が問題となりました。写真の部位は便所の床下で、落ちかかっている断熱材や土壌表面の廃材も問題なのですが、外壁側の基礎面に濡れが確認されました。この濡れは雨漏れか水漏れかは判断できませんでしたが、ハウスビルダーさんに報告し対応していただくこととなりました。

シロアリ調査はシロアリ被害や蟻道などを探すだけではなく、床下の健康状態も確認するのが当社の床下点検調査です。他のシロアリ防除業者のシロアリ調査も同じ目的で調査されるとことんありますが、悪質なシロアリ防除業者では、薬剤を撒くための理由を探す無料調査もありますのでご注意ください。

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2019年7月29日 (月)

設置5日目

喫食開始 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、イエシロアリ対策中の大阪府内の物件にお伺いしました。この物件では、先日ブリングボックスを設置しています。ブリングボックス内の点検調査のタイミングがお施主さまと合わなかったことから、とりあえずボックス内へイエシロアリが侵入してくれているか確認調査のためお伺いしました。

設置から5日しか経過していませんが、無事にボックス内へ侵入しブリングベイトの喫食が確認されました。次回点検調査まで期間が空くことから、ブリングベイトへの食い付きが確認できてよかったです。以降余計なストレスを与えなければ、問題なく喫食は進むものと考えられます。

今後、母屋の耐震対策を考えておられるとのことから、小員はシロアリ被害調査を予定しています。その際、できるだけストレスを与えないように点検調査したいと思います。建築士の先生も床下へ入られる予定ですので、注意を促したいと思います。

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2019年7月28日 (日)

生息想定箇所への注入処理

生息想定箇所への注入処理 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生を通じての依頼で、シロアリ対策のため京都府内の物件にお伺いしました。前回シロアリ調査でお伺いした物件で、羽アリは土間コンクリートの隙間から発生し、点検調査で床下にシロアリが構築した蟻道や被害の確認されている家屋です。

羽アリが発生した土間コンクリート部分では、シロアリが生息しているであろう箇所に穿孔を行い薬剤注入処理を施しました。薬剤伝播効果を期待した処理で、薬剤の種類や使用濃度、処理量などを最適化しています。また、床下部分では点検調査時点でシロアリ被害などが確認されている箇所から薬剤注入処理を行うとともに、侵入想定箇所への部分的な処理を行いました。

この建物は80年以上経過した家屋で、何度となく増改築が繰り返されています。このようなケースでは壁の上から壁が貼られていたりするなど、一見わかりにくい構造です。そのため、床下側からのシロアリ調査を実施した際、シロアリ被害調査とともに建物の構造も調査する必要があります。その構造に応じてどのようなシロアリ対策が最適化を考えるのがプロの仕事であり。プロのシロアリ調査なのです。構造を考慮せず、マニュアルで薬剤を撒くというのは素人の仕事なのでご注意ください。

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2019年7月27日 (土)

梅雨明けとともに

気温上昇とともに喫食量が増えました 昨日はイエシロアリ対策で、大阪府内の物件にお伺いさせていただきました。この物件ではブリングシステムによるシロアリ駆除を実施中です。

今年初めて羽アリの発生した物件で、点検調査にお伺いした際シロアリ被害箇所の多くで市販の殺虫スプレーが噴霧されていました。巣の位置が特定できないことから、ブリングシステムを選択し設置場所の選定を行いました。点検調査でシロアリの活動する被害箇所は見つかったものの、僅かに兵蟻1頭のみでしたが他に設置できる場所がなかったことからブリングボックスを設置しました。

以降、なんとかブリングボックス内にイエシロアリを導くことができましたが、設置箇所の温度が低い場所であったことから、活性自体は高くない状態でした。今回の点検調査では、以前より喫食量の向上が確認されました。阪神間では梅雨明け宣言とともに気温も急上昇したことで、シロアリの活性も上がったと考えられました。

ちなみに今回の食餌傾向から、どうやら巣が若いようです。それでも気温の上昇とともに更に喫食量が増えてくれることに期待したいと思います。

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2019年7月26日 (金)

降雨量

ボウフラが生息する水系への処理 昨日は継続的に実施している蚊対策で、兵庫県内の物件にお伺いしました。この物件はマンションで、蚊の幼虫であるボウフラの生息場所である水系を中心に対策を実施しています。

水系処理はボウフラに対して非常に効果的ですが、欠点もありそれは降雨による薬剤の流出です。特にこの梅雨時期は降雨量が多く、薬剤処理した排水ピットに大量の水が流入するため、有効成分が流出するリスクは非常に高いのです。勿論、成虫対策として排水ピットの壁面にも薬剤処理を実施していますので、ある程度効果を示してくれているようで今回の処理で蚊に刺されることはありませんのでした。

蚊は伝染病を媒介する昆虫ですので、防除対象となっています。この伝染病などの感染症を媒介するため、蚊は世界で最も人間を殺している生き物です。ちなみに二番目に人間を殺している生き物は人類だそうです。

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2019年7月25日 (木)

以外と気付かないもの

玄関上り框のシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっている建築事務所の先生からの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ調査のため同行しました。玄関枠や上り框にシロアリ被害が確認されているとのことから、点検調査のためお伺いした次第です。

お施主さまから聞き取り調査でお施主さま自身は気付かなかったとのことですが、娘さんが訪問した際にシロアリ被害に気付かれたとのことです。ちなみに娘さんのお宅もシロアリ調査を実施していますが、シロアリの生息、侵入及び被害が確認されていません。そのため薬剤処理を実施せず、早期発見を目的に点検調査管理を行っています。

当該物件について床下側からの点検調査を実施しましたが、幾つかの問題点があります。基礎が原則独立化しており、人通口がありません。床下高はあるものの、通気性が悪く点検調査ができた床下部分で蟻道の構築が複数確認されました。

建物全体でのシロアリ駆除処理は必須ですが、必要範囲内での侵入防止処理も必要です。そのため床下点検口を新設した上での対応となります。ちなみにこの物件は比較的年数の経過した物件ですが、有名な建築士の先生が設計されたとのこと。お偉い先生かもしれませんが床下の動線も考慮できないのは、自分の設計した物件でシロアリは侵入しないという驕りではないでしょうか。意匠も重要ですが、シロアリに強い構造を考えることも重要です。建築の専門家かもしれませんが、シロアリの専門家ではないのでシロアリ技術者の意見をちゃんと聞くべきではないかと思います。

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2019年7月24日 (水)

最適な設置場所

イエシロアリ被害箇所 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にイエシロアリ対策でお伺いしました。先日シロアリ調査を実施済みで、ブリングシステムで対応するため訪問させていただきました。

この物件は広大な敷地内で広範囲にシロアリ被害が広がっており、前回被害の確認された箇所からかなり離れた庭木のクスノキに複数の群飛孔も確認されています。ブリングボックスの設置には、活性が高そうな被害部を選択する必要があります。改めて活性の高い被害部を点検調査した結果、蔵の奥で活性の高い被害部が確認されました。

ブリングボックスは当該箇所にできるだけストレスを与えず、静かに設置しました。これから気温も更に上昇することから、順調に喫食してくれると考えます。次週には喫食状況の確認を行う予定ですが、生息範囲の広さからコロニーがかなり大きそうなので時間がかかるかもしれませんね。

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2019年7月23日 (火)

広範囲に確認された被害

室内側の梁で確認されたシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっている建築士の先生からの紹介で、京都府内の物件にシロアリ調査でお伺いしました。5月に羽アリが大量発生し、いろいろな箇所を確認するとシロアリ被害が確認されたという物件です。

この物件は古民家を改築したもので、室内側からの点検調査では梁など高所にまでシロアリ被害が確認されました。床下側からの点検調査では、広範囲にシロアリ被害と生息が確認されました。一部の被害部ではお施主さま自らが被害部にホウ酸製剤を処理されたとのことでしたが、シロアリは元気に活動していました。ホウ酸は特定条件下で使用した場合、ある程度の予防処理効果は期待できます。しかしシロアリ駆除場面では、しっかりとした技術を持ったシロアリ技術者でないと駆除はできません。シロアリ駆除処理のシチュエーションでは、使い手を選ぶ薬剤なのです。

兎にも角にも被害が広範囲なので、シロアリ駆除処理を実施するにしても時間と労力を要すのは間違いありません。使用する薬剤は、使用濃度や処理量を工夫して処理することが必須です。シロアリ駆除処理にマニュアルはなく、マニュアルをつくることでシロアリの動きを見なくなる、本当のシロアリ調査ができませんのでご注意ください。

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2019年7月22日 (月)

被害部薬剤注入処理

被害部薬剤注入処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、京都府内の物件にシロアリ対策でお伺いしました。リフォーム予定の物件で解体中にシロアリの生息と被害が確認され、先日シロアリ調査を先行して実施しています。シロアリ被害は建物広範囲に広がっており、建物全体へのシロアリ対策が必要と判断し、今回はその対策実施のためにお伺いしました。

写真の部位は1階と2階の間にある胴差部分のシロアリ被害部位で、薬剤注入処理を実施しています。ほぼ当該箇所にシロアリはいないのですが、念のため薬剤注入処理を行っています。リフォームの際の解体作業を実施すると、殆どのシロアリはストレスで地中の巣系に戻ります。そのため、この胴差部分への薬剤処理は念のためということになります。

シロアリ駆除処理は地中にある巣系を意識した処理が必要となりますので、使用する薬剤を変えて処理を行っています。一般的なシロアリ防除業者の場合、一つの物件で使用する薬剤は概ね1種類です。土壌処理と木部処理で使用する薬剤を変えるシロアリ防除業者はありますが、当社では木部処理用薬剤は殆ど使わず、使わなければならない環境の際のみ使用します。但し、シロアリ駆除のシチュエーションでは、使用部位に応じて数種類の薬剤を使い分けます。これは薬剤の特性を最大限生かすというのが理由で、自社での実験結果をフィードバックしています。薬剤メーカーさんのデータを信頼していない訳ではありませんが、良いデータのみ見ていると欠点をカバーする使い方はできないのです。

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2019年7月21日 (日)

処理7日後の状態

瀕死状態でうごめくシロアリ 昨日はシロアリ駆除処理のため、リフォーム工事中の大阪府内の物件にお伺いしました。いつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、部分的にシロアリ調査を実施しています。

リフォーム中にシロアリ被害と生息が確認されたことから、当該箇所については先行して薬剤処理を実施しました。それから7日間が経過し、未調査部分であった箇所には床下点検口を新設いただき再度点検調査を実施するとともに、薬剤処理を実施しました。

右の写真は先週薬剤処理を実施した箇所で、シロアリが瀕死の状態でうごめいています。1週間経過時点でこの動き方をすることは、個人的な意見となりますが少し瀕死になるのが早いかなという印象です。それでも巣系内部まできちんと薬剤が広がっているものでないかと考えられ、巣系がきちんと駆除できるものと判断されました。

このように巣内まで薬剤の効果が広がる現象を伝播性と呼びますが、この薬剤を使えば伝播性が発揮されるというものではありません。シロアリの動き方を活用し、シロアリに薬剤を運んで貰うことが伝播性です。そのため処理する場所、処理量及び処理濃度を工夫し、最適化することが重要です。特に処理箇所はシロアリ調査時点でどうするかもポイントで、シロアリの動きを精査すること、生態を考慮しながら処理ポイントを決めていきます。そのため処理する前に被害部を撤去したり、市販の殺虫剤を噴霧したりされるとシロアリの活動範囲が変わったりしますので注意が必要です。

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2019年7月20日 (土)

縦への移動

非破壊探知機シロアリ調査 昨日は4月下旬に羽アリが発生したと兵庫県内のお施主さまからお問い合わせをいただき、シロアリ調査のためお伺いしました。この物件は10年前に大規模リフォームが実施され、その際シロアリ予防処理が実施されたとのことです。

4月末に羽アリが発生した箇所は、1階から2階へ上がる階段の途中の壁面の隙間とのことです。ちなみのこの物件はベタ基礎構造で、比較的シロアリが侵入し難い構造ですが侵入しない訳ではありません。床下側からの点検調査を実施したかったのですが、メインの通路の真ん中に配管は通っており侵入することはできませんでした。

羽アリが発生した階段の壁面付近を、非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査を行いました。その結果、当該壁面でシロアリの活動を探知しました。探知結果の特徴ですが、横に広がっているのではなく、縦に広がる活動域でした。比較的高所であったことからサーモカメラで雨漏れの可能性を探りましたが、雨漏れの兆候は確認されませんでした。

当該物件では、10年前にシロアリ予防処理が実施されています。薬剤の効果が消失していると考えがちですが、ピレスロイド系薬剤など忌避性を有する薬剤の場合、非常に低濃度でも忌避性を発揮させることから処理面を避け、未処理の木部まで到達する事例が今回のケースにあたると考えられました。

ちなみに当該事例では、局所的な処理でシロアリ駆除は十分対応可能です。床下全面への処理は過剰なシロアリ対策であり、きちんとシロアリ駆除技術を持っていれば問題ありません。

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2019年7月19日 (金)

数年前から確認された被害

イエシロアリによってもたらされた被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーとシロアリ調査のため、大阪府内の物件に同行しました。数年前からシロアリ被害が確認されている物件で、数日前に羽アリが発生したとのことです。ハウスビルダーさんから事前に羽アリの写真を送付いただいており、当該物件で被害を与えているのはイエシロアリです。

現場にお伺いすると非常に敷地面積の大きな物件で、被害は既に広範囲となっています。以前庭にあった松が根元から突然折れ、内部が空洞になっていたとのこと。相当成熟したイエシロアリの巣系(コロニー)と考えられました。

伺いした際には大雨で敷地内の調査はできませんでしたが、如何せん面積が広すぎて巣系の特定も困難と考えられたことから、ベイトシステムによるシロアリ駆除を選択することとなりました。イエシロアリの駆除を行う場合、廣瀬産業さんのブリングシステムはその性能は突出しています。イエシロアリの生態を非常に考慮されたものであり、巣系の特定が困難な場合には特に有効です。

ブリングシステムを含めたベイトシステムでは、設置時期が駆除に大きな影響を与えます。そのため今回の調査で、ブリングボックスの設置場所をどうするかの調査も行いました。幸い設置するのに好都合な箇所も見つかりましたので、きちんと対応できるものと考えられました。

それにしても、年々イエシロアリの案件が増えています。地球温暖化と繋げる方がおられますが、家屋の高気密高断熱により生息し易い環境となったこと、そもそもイエシロアリに適用能力があったものと小員は考えます。

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2019年7月18日 (木)

コンクリート土間からの羽アリ

石場建て部分で確認された蟻道 昨日はいつもお世話になっている設計事務所の先生からのご紹介で、京都府内の物件にハウスビルダーさんとシロアリ調査で同行しました。5月に羽アリが発生したとのことから、点検調査での訪問です。

羽アリが発生した箇所はコンクリート土間付近とのことですが、これは京都特有の住宅構造に問題があります。間口が狭く奥に細長い家屋となっており、手前が母屋で奥に離れがあり、それらをつなぐスペースとして坪庭と土間がある状態です。この土間を点検調査すると、石場建て部分に蟻道の構築が確認されました。土間コンクリートとの接点部分から、羽アリが発生したものと考えられました。

念のため床下側からの点検調査を実施した結果、広い範囲で蟻道の構築やシロアリ被害が確認されました。構造的に換気も悪く、シロアリにとっては好環境となっています。問題は離れで、床下は土壌が露出状態にあるものの、高さが低く入ることができません。見える範囲で被害が確認されているため、床板を外して一つ一つ対応するしかないようです。

この日は祇園祭の山鉾巡行、いたるところで通行止めがありました。この後リフォーム中の物件でシロアリ調査でお伺いしたのが、市内中心部で動くのに随分と苦労しました。

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2019年7月17日 (水)

やや緩む喫食

ボックス内で活動するイエシロアリ 昨日はイエシロアリ対策で午前中は兵庫県内の物件に、午後からは大阪府内の物件にお伺いしました。いずれもブリングシステムで対応しています。

兵庫県内の物件では設置から1ヶ月近く経過しており喫食は順調かと思えるペースでしたが、今週はやや喫食スピードが低下しました。今週は降水量が多く、気温も低かったことから喫食スピードが低下したものと考えられました。梅雨も明ければ、気温も上昇するため、もう少し喫食量も上がると考えられます。

大阪府内の物件ではボックス内へのイエシロアリ侵入数は多かったものの、喫食量は少ない傾向にありました。市販の殺虫スプレーを大量に散布された結果、設置箇所が非常に限定的となってしまったこと、設置場所が気温の上がり難い場所であることなどが原因で喫食スピードが低下したものと考えられました。

いずれの物件でも、今後の気温上昇が大きく影響するものと考えられます。このシステムの最大の特徴が生かされるには上手く条件が揃う必要がありますが、梅雨が明ければより性能が発揮されると思います。それにしても場所が違えば傾向が大きく変わるため、現場での観察調査が面白いところですね。

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2019年7月16日 (火)

室内で発生したアメリカカンザイシロアリ羽アリ

堆積するアメリカカンザイシロアリの糞 昨日は、アメリカカンザイシロアリ対策で広島県内の物件にお伺いしました。定期的にお伺いし点検調査及び駆除処理を実施しているお施主さまからの依頼で、賃貸物件にお伺いしました。先日、室内でアメリカカンザイシロアリの羽アリが大量発生したとのことです。

アメリカカンザイシロアリ対策は、点検調査と薬剤処理を同時進行します。点検調査は基本的に目視と触診で、今回の物件は空き家状態ですので点検調査は容易です。目視では糞の堆積や木材侵入時に見られる木粉を確認し、触診では糞の排出孔を確認します。この物件の特徴は、糞の堆積が1階、2階の各所で確認されると同時に、糞の排出孔が多い割に堆積のない部分が確認されました。

アメリカカンザイシロアリが生息していると考えられる箇所に薬剤を注入処理して行きますが、薬剤の種類は特に問いません。薬剤の特性を生かす使い方に応じて処理方法を工夫すれば問題ないのです。

処理終了後にお施主さまへ確認したところ、この物件は過去に燻蒸処理を行ったことがあるとのことです。そのため糞排出孔が多い割に、糞の堆積が少ないのはこれが理由と考えられました。燻蒸処理ではアメリカカンザイシロアリの完全駆除は可能ですが、予防効果はありません。当該地区のように周辺で生息が確認されるところでは、ある程度の予防処理を考える必要があります。その方法をどう工夫するかがアメリカカンザイシロアリ対策のポイントです。

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2019年7月15日 (月)

玄関枠のシロアリ被害

玄関枠のシロアリ被害 右の写真は、先日シロアリ調査でお伺いした物件で撮影した玄関枠でのシロアリ被害です。いつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、兵庫県内の物件に点検調査と具体的な対策立案のためお伺いさせていただいた次第です。

ハウスビルダーさんからのご相談いただいた時点で、シロアリ駆除処理を先に実施するのか、被害部を撤去するのかを検討中とのことでした。送付いただいた写真を見る限り、被害が玄関枠でおおよその侵入経路も想定内であることから、シロアリ駆除処理を先行すべきと回答させていただきました。被害状況や周辺環境の調査した上で、より具体的なシロアリ駆除処理を提案するためお伺いさせていただきました。

設計図面も確認しながらシロアリの侵入経路と活動範囲を想定し、どこに薬剤処理をすべきか、どの薬剤を使用するかなど調査結果を元に策定させていただきました。ちなみにシロアリ駆除処理は玄関周辺のみの処理で問題なく、基礎構造はベタ基礎であることから床下側の点検調査をすれば、特に問題はありません。

玄関に被害があったからといって、床下全面に薬剤処理をするのはいかがなものでしょうか。過剰なシロアリ対策は高額な費用負担を強いる上に、お住まいの方の薬剤曝露リスクを向上させます。シロアリ侵入リスクの低い床下では、薬剤処理ではなく定期的な点検調査で十分対応が可能です。ちなみにこの物件は、パッシブソーラーシステム構造の住宅です。これら構造で床下に薬剤を撒くことは厳禁ですが、以前この構造で薬剤処理の見積を見せていただいたことがあります。JAの下請けで協会加盟の中堅シロアリ防除業者でした。売上教育よりも、もっとシロアリと家屋と薬剤について勉強して貰いたいものですね。

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2019年7月14日 (日)

窓枠で確認されたシロアリ被害

窓枠で確認されたシロアリ被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、リフォーム中の物件にお伺いしました。窓枠にシロアリ被害と生息が確認されたとのことから、大阪府内の物件にシロアリ調査でお伺いした次第です。

現場で被害状況について調査した結果、窓枠は上部にまで広がっており雨漏れに伴ったものと考えられました。床下側からの点検調査を実施した結果、幾つかの問題点が上がりました。今回被害が確認された箇所は、増築箇所となっており元々ある建物との間には人通口がありません。更に元々の建物も人通口が狭く、増築も複数回行われているとのことから、各部屋に床下点検口の新設が必要です。

元々の建物の床下点検調査結果ですが、シロアリ被害が複数箇所で確認されました。これら被害箇所と窓枠被害箇所は離れており、今回未調査となった床下でも被害があるものと考えられました。お施主さまからの聞き取り調査では、庭に放置した材木に大量のシロアリを確認したことがあるとのことから、敷地内には高密度でシロアリが生息しているものと考えられました。

お施主さまとハウスビルダーさんを交えて相談した結果、シロアリ駆除処理に加えて侵入防止を必要と判断される箇所に施すこととなりました。今後順次床下点検口を新設するのに伴い、点検調査を実施しながら駆除処理を実施する予定です。

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2019年7月13日 (土)

社内研修会講演

社内研修会講演 いつもお世話になっているハウスビルダーさんから社内研修会講師の依頼をいただき、昨日講演させていただきました。依頼いただいた題目は『住宅で確認される昆虫群とその対策』です。

住宅でみられる害虫としては、木材害虫のシロアリやヒラタキクイムシ、不快害虫であるクロアリやコバエ、食菌性害虫であるチャタテムシ、衛生害虫であるゴキブリやダニ、蚊など広範囲の研修内容となりました。

害虫対策となると単純に薬剤を撒くというものではなく、発生している害虫の種類は何かを調べることが第一歩となります。害虫の種類がわかれば、その生態からどこに生息し、どこで活動しているかがわかります。現場での調査結果から、具体的な対策を立案します。害虫の種類によっては、被食者への対策も考慮しなければなりません。元から対策を立てないと、いずれ再発するため注意が必要です。

2時間の講演予定を大幅に超えてしまい、講師としては失格です。しかし、少しでも知識を向上していただきたいと思い超過してしまったことをご了承いただければ幸いです。

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2019年7月12日 (金)

2階床板と梁の被害

2階床板と梁の被害 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、リフォーム中の大阪府内の物件にお伺いしました。リフォーム中にシロアリの生息と被害が確認されたとのことから、シロアリ調査のための訪問です。

シロアリ被害が確認されたのは2階の床板とのことですが、お伺いした時点では既に床板は撤去され、梁が見えている状態でした。写真がその様子で被害の様子が確認されていますが、既にシロアリの姿は確認されませんでした。雨漏れに伴い高所に生息している可能性が考えられたことから、赤外線カメラによる調査を行いました。

この日は朝から雨だったことから、雨漏れ箇所があると赤外線カメラで温度差が確認されるため雨漏れの状態を確認することができます。ちなみに、この物件では雨漏れは確認されませんでした。外壁側を点検調査すると、1階天井付近にクラックがあったことから、このクラックから水を取っている可能性が高いものと考えられました。

一方、床下側からの点検調査結果ですが、広範囲にシロアリ被害と生息が確認されました。床下は高湿度状態にあり、シロアリも高活性状態にありました。その原因の一つが、束石の型枠が撤去されずにそのまま放置したことがシロアリを多く侵入させ、結果的にシロアリの繁殖を促進させたとも言えます。いずれにしても丁寧なシロアリ駆除処理の実施と、最適に侵入防止対策を施す必要があると判断しました。後日お施主さまのシロアリ対策提案書を作成、提出する予定です。

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2019年7月11日 (木)

シロアリ生息場所への処理

コンクリートクラックへの注入処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件にお伺いしました。この物件では5月に羽アリが発生したことから、シロアリ調査を実施しています。

その際の問題点は基礎構造で、人通口がある基礎が少なく、人通口がある場所でも狭いという状態でした。和室で床板を外せる場所はそこから侵入しシロアリ調査を実施しましたが、侵入できない床下についてはハウスビルダーさんに床下点検口を新設していただきました。計2回に渡りシロアリ調査を実施、様々な要因もあり建物全体でのシロアリ対策を実施することとなりました。

床下側のシロアリ侵入箇所については、駆除に適した薬剤を用いて処理を行いました。シロアリ被害箇所が広範囲であったため、一つ一つ丁寧に処理を施しました。写真は勝手口の屋外部分で、クラックから羽アリが発生した箇所で、クラックに穿孔して薬剤を注入しました。地中にある巣を想定し、穿孔箇所を決めています。

ヤマトシロアリは小集団で巣を形成することから、家屋内に複数あるものとして点検調査して適切に駆除処理を実施しなければならないのです。きちんと点検調査できない場合には、薬剤の大量散布に頼らざるを得ないのが現状ですのでご注意ください。

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2019年7月10日 (水)

こちらのボックスでも喫食開始

ブリングベイトを喫食開始したイエシロアリ 昨日はイエシロアリ対策で、兵庫県内の物件と大阪府内の物件にそれぞれお伺いしました。午前中にお伺いした兵庫県内の物件では、6月下旬にブリングボックスを設置、先週の点検調査でブリングベイトの喫食を確認しました。今回の点検調査では、ブリングベイトが完食状態にあり、順調にブリングベイトを喫食してくれるものと判断されました。

午後からお伺いした大阪府内の物件は、先週ブリングボックスを設置しました。点検調査段階では、イエシロアリの姿が確認されず、押入の隅にあった蟻道を壊すとイエシロアリの兵蟻が1匹だけ徘徊する状態でした。このケースで上手く喫食が開始してくれるかと不安がよぎりましたが、今回の点検調査で喫食されている様子が確認されました。このシステムの最大の特徴が生かされたものと判断されました。

現時点でハウスビルダーさんや設計事務所さんの話しによると、イエシロアリらしき案件が2件あるとのことです。大阪でも湾岸部ではなく、市内の中心部とのことです。イエシロアリも普通に見られるようになったのは温暖化の影響を示唆される方がおられますが、イエシロアリに適応能力があったと小員は考えています。問題はイエシロアリに適応能力のない、シロアリ防除業者さんが多いことではないでしょうか。

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2019年7月 9日 (火)

隙間まで徹底的に

土台の隙間に確認された蟻道 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、大阪府内の物件に床下点検調査でお伺いしました。お施主さまの話しのよると、浴室から羽アリが発生したとのことからお伺いした次第です。

早速現場で発生した羽アリを確認すると、トビイロケアリの羽アリでした。トビイロケアリは小型のクロアリで、この時期によくお問い合わせを頂く種類です。小型のアリなのでよくサクラアリと間違えられ、この時期にサクラアリが出ますとよく問い合わせをいただきますが、この時期の発生するのは、その殆どがトビイロケアリです。

トビイロケアリは腐った木材に営巣することから、浴室壁内や土台などの腐朽箇所に営巣しているものと考えられました。床下側からの点検調査ですが、隅々まで徹底的に点検調査を実施した結果、玄関土台と基礎の隙間にシロアリが構築した蟻道が確認されました。

このような事例はよくあることで、シロアリ被害がなければシロアリは生息していないということではないということです。ですのでシロアリ調査というのは非常に重要で、早期発見すれば被害が拡大する前に抑制することができるのです。シロアリ調査でシロアリ被害が確認されなかった場合、一般的なシロアリ防除業者は不安にあるような言葉を並べシロアリ予防処理を勧めてきます。しかしシロアリ被害がないのに、薬剤処理するのは本当に正解なのでしょうか。当社では、シロアリ被害がなく侵入するリスクが低い場合には薬剤処理ではなく定期的な点検調査をお薦めしています。シロアリ調査で侵入するリスクのある床下の場合、部分的な処理をお薦めします。全面に薬剤処理をしませんので、お住まいの方への薬剤曝露リスクを低減させるとともに、シロアリ対策にかかる費用を抑制します。私がその家の持ち主であれば、どのようなシロアリ対策を施すかという立場に立ってシロアリ対策を提案します。そのためにシロアリ調査は重要で、隙間まで徹底的に点検調査を行うのです。

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2019年7月 8日 (月)

甲虫同定

虫体はチャイロコキノコムシ 右の写真は、いつもお世話になっている住宅管理会社さんから送付いただいた虫体死骸です。

この虫体はチャイロコキノコムシという甲虫で、触角の先端3節が膨大しているため比較的同定し易い種類です。チャイロコキノコムシは、カビを餌としている昆虫です。住宅管理会社さんからの情報では、建物はマンションで雨漏れが確認されているとのことです。どうやら雨漏れに伴って、カビが発生しそのカビを餌としてチャイロコキノコムシが繁殖したものと考えられます。

入居者さまが虫が発生するとクレームがあったとのことですが、チャイロコキノコムシは正の走光性(光に集まる性質)があるため、飛び回り目につくことから大きなクレームになったものと考えられました。

チャイロコキノコムシは殺虫剤で対応可能ですが、カビの発生を抑制することも重要です。腐った木材などを撤去し、雨漏れの修理を行う際に最適な対策を施したいと思います。

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2019年7月 7日 (日)

対策が必要な床下

床下で確認された羽アリの出口である群飛孔 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、リフォーム予定物件の打ち合わせ及びシロアリ調査で同行しました。リフォームに際し、シロアリ対策が必要か否かをシロアリ調査結果を元に判断することが今回の目的です。

お施主さまからの聞き取り調査では、現時点でシロアリ被害等は確認されていないとのことです。床下側から点検調査を行った結果、古いシロアリ被害跡は確認されたものの、現時点でシロアリ被害等は確認されませんでしたが、床下土壌表面には羽アリの出口である群飛孔が確認されました。

床下点検調査を実施した際、土台や床組に大口径の穿孔処理跡と木栓処理が行われていました。また、土台には補強金物が取り付けられていましたが、耐震性を向上させるようなものではなく、工事自体も雑なものでした。これらシロアリ防除工事内容及び補強金物取付工事内容から想定すると、テレビCMも実施されている大手シロアリ防除業者の施工ではないかと考えられました。

点検調査終了後、お施主さまに想定された施工業者によって施工されたのではと聞いたところ、高額な費用を払って過去に工事をしたとのことでした。薬剤大量散布したことによって、一旦シロアリは敷地内から逃亡したものの、コロニー(巣系集団)を駆除した訳ではないため、数年前から床下へ侵入し羽アリを発生させていたものと考えられました。

この地域は、弊社でイエシロアリ駆除処理を実施した実績もあり、床下側では群飛孔も確認されていることから、シロアリ対策を提案、ハウスビルダーさんとお施主さまにも同意をいただき実施する運びとなりました。今後はリフォームも計画に応じて、より効果的なシロアリ対策を提案したいと思います。

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2019年7月 6日 (土)

被害箇所の傾向

加圧注入木材には被害はありませんでした 昨日は、一昨日対応している連棟物件でのシロアリ対策でした。この物件では点検調査を実施した時点で、広範囲に被害が確認されました。

被害部に対して丁寧に薬剤処理を実施しましたが、その際被害に傾向があることがわかりました。その傾向とは土台でシロアリ被害が全くないというものでしたが、その理由は明確でした。玄関土台を除き、土台には加圧注入木材が使用されていました。

加圧注入木材とは、薬剤の入った注薬管と呼ばれる釜に木材を入れ、高い圧力をかけ薬剤を木材内部に深く浸透させる方法です。有効成分には銅化合物や有機合成系殺虫剤などが使用されています。そのためこの木材をシロアリが齧ることで致死するため、木材がシロアリから守られるのです。

ポイントはここで、シロアリが齧らなければ効果を示さない点です。シロアリも賢い生き物ですので、加圧注入木材を齧ったシロアリが致死するのを見ると、この木材は齧らなくなりその他の薬剤未処理の木材を齧るのです。そのため、加圧注入木材には被害がなく、周辺の木材に被害が広がるような現象が確認されるのです。

加圧注入木材は土台など、家屋の荷重を支える重要な役目を持っていますので、シロアリから被害を受けないという使命は達成されるのです。ただし、シロアリを駆除する能力はないということを理解しなければならないのです。齧らないと致死しないというのは食毒という分類で、ホウ酸製剤などもこれに該当します。そのため、ホウ酸製剤処理された木材はシロアリの食害を受けないため構造材としての役目を全うします。しかし、シロアリ被害を完全に抑制するものではないということを理解した上で、処理しなければならない箇所などを考慮する必要があるのです。

弊社へのお問い合わせの中に、ホウ酸製剤でのシロアリ駆除は行われていますかといただく場合があります。ホウ酸製剤でも駆除は可能ですが、時間とコストがかかることをご理解いただきますようお願いいたします。但し、合成系薬剤の中には非常に低薬量、極微量でシロアリ駆除が可能な性能を有するものがあります。この方が安全性のリスクが高く、コストの低いのでお薦めできる場合がありますので、詳細は弊社ホームページからお問い合わせいただきますようお願いいたします。

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2019年7月 5日 (金)

羽アリの問合せ

トビイロケアリの羽アリ 昨日も前日に引き続き、大阪府内の連棟物件にシロアリ駆除処理でお伺いしました。どの棟も被害が甚大で、一つ一つ丁寧に薬剤注入処理を実施しました。ブログの内容が完全に重複するため、今日は先日いつもお世話になっている建築士の先生からご相談をいただいてお伺いした、大阪府内の物件での事例を紹介したいと思います。

この物件では、今月の上旬に羽アリが発生したため調査のためお伺いしました。その際、まだ羽アリの徘徊が確認されたことから、撮影したのが右の写真です。この羽アリは、クロアリの仲間でトビイロケアリの羽アリです。

トビイロケアリはこの時期に羽アリが発生するため、よくお問い合わせをいただきます。クロアリの羽アリなので特に問題ないと考えるのは早合点で、発生した箇所によっては注意が必要です。クロアリというと土の中に巣をつくると考えるのが一般的ですが、トビイロケアリは朽木などに営巣する種類です。

家屋外で羽アリが発生した場合は、屋外にある朽木から発生したものと考えてよいでしょう。問題は家屋内から発生した場合で、浴室で発生した場合は壁内が腐朽しており、その腐朽部に営巣しています。室内から発生した場合は、雨漏れなどに伴った腐朽がないかどうか点検調査が必須です。腐朽部にはトビイロケアリ以外のクロアリが生息しているケースもありますが、クロアリの種類によってはシロアリと共生する場合もあるため注意が必要です。クロアリだからと安心せず、点検調査を行うことが重要です。点検調査を行った結果、環境改善が必要な事例も多くありますので、専門家に点検調査を依頼されることをお薦めします。

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2019年7月 4日 (木)

被害部薬剤注入処理

被害部薬剤注入処理 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんの協力会社さんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ駆除処理でお伺いしました。5月に羽アリの発生が確認された連棟物件で、先々月の末にシロアリ調査を実施しています。シロアリ調査で広範囲にシロアリ被害が確認されたことから、連棟全ての床下でシロアリ対策を実施することになり、本日から3日間に分けての施工です。

シロアリ被害は最も酷い物件で、押入横の柱が天井付近までシロアリ被害が確認されました。当該被害の床下では、ヤマトシロアリにしては太い蟻道が構築されていました。蟻道を構築するシロアリの侵入経路としては、調査時点で一見で判断できます。点検調査で重要なのは、蟻道を構築しての侵入ではなく、蟻道が殆ど見えないケースでの侵入経路を見つけることです。

シロアリは狭くてややこしい場所が好きで、写真のような玄関上り框土台部分で被害が見つかるケースは非常に多いのです。特に上り框土台部分の基礎がコンクリートブロックの場合なおさらで、コンクリートブロックの接合部からシロアリは侵入するのです。

こうした箇所を一つ一つ丁寧に処理することが重要で、当社では低圧でゆっくりと注入処理を行います。加圧注入処理と称して、高圧で注入処理する業者がいますが、薬剤の無駄使いであり、薬剤の性能を発揮できない処理方法です。薬剤の無駄使いは、施工金額を高額にするというデメリット以外に、大量の薬剤を使うことでお住まいの方への薬剤曝露リスクを向上させるため、百害あって一利なしです。当社では、このような無駄な処理を行っていません。必要最小限のコストで、最大限の効果を引き出すのが当社のポリシーです。

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2019年7月 3日 (水)

徘徊するイエシロアリ落翅虫

徘徊するイエシロアリ落翅虫 昨日は、玄関周辺から羽アリが発生したと相談をいただいた大阪府内の物件へシロアリ調査でお伺いしました。大阪湾岸部であること、羽アリ発生時期を考慮すると、イエシロアリの可能性が高いと考えお伺いしました。

早速現場で点検調査を行うと、玄関周辺にはイエシロアリ有翅虫や落翅虫の死骸が多数確認されました。玄関にある採光のための窓枠に群飛孔が、玄関枠には蟻道の構築が確認されました。室内では右の写真のとおり、イエシロアリ落翅虫の徘徊が確認されました。

この物件の構造は軽量鉄骨造で、シロアリ被害による耐震性への影響がないことは安心材料です。問題は床下構造で床下点検口が作られておらず、床下側からの点検調査はできません。屋外外周の床下換気口から床下を確認した結果、床下はコンクリートではなく土が露出状態にありました。

大阪湾岸部で以前からイエシロアリの生息が確認されている地域で、この構造はいかがなものでしょうか。その上、床下点検口がないとはあり得ません。いずれにしてもイエシロアリですので、しっかりと対応したいと思います。

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2019年7月 2日 (火)

非破壊探知機による生息を確認

非破壊探知機による生息を確認 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、シロアリ調査のため兵庫県内の店舗に同行しました。以前リフォームされた物件で、フローリング部分にシロアリ被害らしきものが確認されているとのことから、点検調査の依頼をいただいた次第です。

現場で被害とみられている箇所を確認すると、シロアリによる被害でした。問題はこの床の構造で、床下がほとんどない転ばし床構造です。そのため、地面からの侵入経路を特定することは非常に困難です。

この店舗のオーナーさまは、被害だけで既にシロアリはいないのではと質問をいただいたことから、非破壊シロアリ探知機を用いて調査を実施した結果、シロアリの活動を探知しました。ちなみにシロアリ被害は写真の箇所だけでなく、複数の箇所で確認されています。

リフォームから15年以上経過した店舗ですが、リフォーム時の状況をハウスビルダーさんに確認すると、以前も店舗で当該箇所は土間コンクリート打ちっ放しの状態だったとのことです。当時は弊社と取引のなかった時代ですので、地元のシロアリ防除業者へ薬剤処理して貰っているとのことでした。

このような構造の場合、リフォーム時は薬剤処理で対処できますが将来的には対処できません。リフォームの時点で構造的なシロアリ対策を施しておけば問題なかったものと考えられます。いずれにしてもシロアリ駆除処理は難度を要しますので、工夫して対処したいと思います。

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2019年7月 1日 (月)

2019年7月度ウェブサイト更新

阪神ターマイトラボウェブサイトトップページ画像 今月も阪神ターマイトラボのウェブサイトを更新しました。今回のトップページ画像は、天井付近で確認されたイエシロアリの被害の様子です。

イエシロアリと言えば南方系の印象ですが、近年では阪神間の沿岸部だけでなく、内陸部でも確認されています。六甲山系でもかなり中腹に近いところでも、イエシロアリの生息が確認されています。

阪神間のシロアリ防除業者の中には、ヤマトシロアリとイエシロアリの区別ができない業者もいるのは事実です。実際にあった事例では、イエシロアリと気付かずにヤマトシロアリ防除処理を行った結果、数年に渡って再発した挙句、理由をつけて逃げたケースもあります。

ヤマトシロアリは小集団で活動する種類ですので、高濃度薬剤を大量散布すると逃げてしまい再発することは殆どありません。それでも技術のないシロアリ防除業者にかかると、再発します。ヤマトシロアリ駆除の経験しかないシロアリ防除業者では、イエシロアリの生態を理解していないというのが、イエシロアリ駆除ができない最大の理由です。

イエシロアリ駆除で必要なのは、巣の位置、侵入経路、活動範囲などどれだけ調査しきれるかがポイントです。その上で薬剤処理を行うのであれば、どの薬剤を選択するか、どのような濃度で処理するかなど細かく設計するかがポイントです。巣の特定が困難な場合、ベイトシステムで対応するのか、対応する場合どのシステムを使うのかなど決める必要があります。

イエシロアリ駆除では現場経験が重要であり、どれだけ難防除物件を経験するかがポイントです。当社では、これまでの経験値とイエシロアリに対する知識を駆使してイエシロアリ対策を行います。イエシロアリ調査、イエシロアリ駆除及び対策のお問い合せは阪神ターマイトラボのホームページからお願いいたします。

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