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2019年7月20日 (土)

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非破壊探知機シロアリ調査 昨日は4月下旬に羽アリが発生したと兵庫県内のお施主さまからお問い合わせをいただき、シロアリ調査のためお伺いしました。この物件は10年前に大規模リフォームが実施され、その際シロアリ予防処理が実施されたとのことです。

4月末に羽アリが発生した箇所は、1階から2階へ上がる階段の途中の壁面の隙間とのことです。ちなみのこの物件はベタ基礎構造で、比較的シロアリが侵入し難い構造ですが侵入しない訳ではありません。床下側からの点検調査を実施したかったのですが、メインの通路の真ん中に配管は通っており侵入することはできませんでした。

羽アリが発生した階段の壁面付近を、非破壊シロアリ探知機を用いて点検調査を行いました。その結果、当該壁面でシロアリの活動を探知しました。探知結果の特徴ですが、横に広がっているのではなく、縦に広がる活動域でした。比較的高所であったことからサーモカメラで雨漏れの可能性を探りましたが、雨漏れの兆候は確認されませんでした。

当該物件では、10年前にシロアリ予防処理が実施されています。薬剤の効果が消失していると考えがちですが、ピレスロイド系薬剤など忌避性を有する薬剤の場合、非常に低濃度でも忌避性を発揮させることから処理面を避け、未処理の木部まで到達する事例が今回のケースにあたると考えられました。

ちなみに当該事例では、局所的な処理でシロアリ駆除は十分対応可能です。床下全面への処理は過剰なシロアリ対策であり、きちんとシロアリ駆除技術を持っていれば問題ありません。

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