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2019年8月 7日 (水)

表側ではなくその奥に

生息は表側でなくその奥です 昨日はいつもアメリカカンザイシロアリ対策でお世話になっている兵庫県内のお施主さまから、新しく窓際で糞の堆積が確認されているとのことからお伺いしました。糞の堆積状況は右の写真の通りで、窓枠とその隙間から糞の堆積と流出が確認されています。

この窓枠はスチール製なので発生は隣接する木製の壁のように思われますが、触診などの調査で糞排出孔は確認されませんでした。非破壊シロアリ探知機を用いて調査した結果、僅か生息反応が得られました。窓枠に隣接する木製の壁であれば明確な反応が得られるところですが、僅かな反応しかないのは、生息場所の深度が深いと考えられます。今回のケースでは、窓枠と壁を支える枠木に生息しているものと考えられました。

壁に穿孔すると生息部位まで届かないリスクがある上、複数箇所への穿孔は意匠的によろしくありません。そこである工夫をして薬剤注入処理を行い、数時間後非破壊シロアリ探知機で再調査を実施すると、シロアリの活動は確認されませんでした。翌日となってもお施主さまからのご報告でも糞の堆積が確認されていないとのことででした。

アメリカカンザイシロアリは、生息場所である木材内部の空洞に薬剤を送り込まないと駆除はできません。適当に穿孔して薬剤を注入しても、空洞に当たらなければ全く無意味です。それだけに調査の精度を上げ、適切な処理を行うことが重要です。

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