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2019年8月25日 (日)

モニタリングの重要性

捕虫紙に捕獲されたアフリカヒラタキクイムシ 昨日は、継続的にアフリカヒラタキクイムシ対策を実施している大阪府内の物件にお伺いしました。この物件ではフローリングに成虫脱出孔と木粉(フラス)の堆積が確認されていましたが、薬剤処理と物理的対策により、フローリングからの発生は初年度で治まっています。

念のため天井裏にライトトラップを設置し、モニタリングを行っています。これはアフリカヒラタキクイムシの正の走光性(光に集まる性質)を利用したもので、壁内等に生息していないかどうかを確認しています。ちなみにこの物件は築8年を経過しており、当社は発生から3年目に調査を実施、4年目からフローリングへの対策とライトトラップの設置を行っています。

今回は中間点検調査でお伺いしていますが、今回のアフリカヒラタキクイムシの捕獲が確認されました。これは、壁の中で使用されている合板から発生していることを意味します。壁にプラスターボードなどの非木質系材料が使用されていたとしても、手摺などを支えるために壁内側から補強板として合板が使用されます。その合板にアフリカヒラタキクイムシが生息すると、その合板から繰り返し発生します。これに対して対策を実施しないと、再びフローリングに産卵する可能性があるため注意が必要です。

ライトトラップによるモニタリングは生息状況の把握以外に、交尾産卵前の成虫を捕獲することで生殖虫の数を減らすということも期待できます。モニタリングを行わず、成虫脱出孔に薬剤を注入して終了ということはあり得ません。発生している虫がいないかどうか確認することは、対策を実施する立場の人間として必須と考えます。ましては成虫脱出孔の表面に薬剤を塗布又は吹き付けなど殆ど効果がなく、生態を考慮していない無知な対策ですのでご注意ください。

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