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2019年8月 5日 (月)

築8年が経過していますが

築8年が経過しても虫孔はまだまだ増えています 昨日はヒラタキクイムシ調査のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。当社ホームページからお問い合わせいただき、室内の複数でヒラタキクイムシの被害が確認されているとのことです。

ヒラタキクイムシ対策で重要なのは、発生しているヒラタキクイムシの種類を同定することです。種類によっても対策の内容は異なりますし、被害状況によっても異なります。そのため、発生している種類を調査した上で、被害状況を把握することが対策の出発点なのです。

ちなみにお施主さまに死骸を捕獲いただいておりましたので携帯型顕微鏡で同定した結果、外来種のアフリカヒラタキクイムシでした。被害は2階壁面を中心に広範囲に広がっており、右の写真のとおり無数に穴が確認されました。ちなみに材質は桐(キリ)で、一般の方は桐のタンスに代表されるよう虫に強いイメージをお持ちなようですが、ヒラタキクイムシからすればでんぷん質がたっぷる含まれているので、竹と並んで被害が甚大となる材質です。

ちなみにこの物件は築8年目ですが、まだまだ高活性状態にあります。これは前述のとおり、良質の餌が豊富であることと考えています。一部で近親交配による活性の低下を主張される方がおられますが、飼育ケース内では近親交配しか起こっていないのに、延々と発生が繰り返されますので近親交配の影響が少ないと考えています。

ちなみにあるシロアリ防除業者さんが調査見積にこられたそうで、その対策とは木材表面への薬剤塗布だったそうです。残念ながら薬剤塗布では全く効果はありませんので、処理するだけ無駄としか言いようありません。なお、建築に携わった建築士の先生や工務店さんに危機感が全くなさそうで、きちんと危機感を持ってもらうよう報告と対策の提案を行いたいと思います。

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