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2019年8月21日 (水)

薬剤を撒く意味があるのか

非破壊シロアリ探知機を用いた点検調査 昨日は床下点検調査のため、兵庫県内の物件にお伺いしました。この物件は、先日ハウスメーカーさんによる定期点検調査終了後に薬剤処理を勧められたとのことです。お施主さまが薬剤処理に疑問を持たれたとのことからホームページを検索、当社のホームページをご覧いただきお問い合わせをいただいた次第です。

この物件の床下構造は、布基礎に土間コンクリートを打設した構造です。床下側からの点検調査を実施した結果、現時点でシロアリ被害、侵入及び生息は確認されていません。非破壊シロアリ探知機を用いた点検調査でも、シロアリの生息等は確認されませんでした。布基礎+土間コンクリートの構造ですので、シロアリが侵入できうる構造です。但し、侵入するか否かはその床下の状態に起因しますが、その原因は建築時の丁寧さが大きな要因です。この物件では、建築時の作業がきちんと行われていたことで、シロアリが侵入していないと考えても過言ではありません。

今回は布基礎+土間コンクリートですが、ベタ基礎だとシロアリは侵入しないと考えられている設計者の方やハウスビルダーさんが多いようですが、侵入しない訳ではありません。だからといって薬剤処理は対費用効果面から見て、明らかに過剰です。ましては保証という言葉を前面に出して、薬剤処理を推し進めるのはいかがなものでしょうか。構造的に侵入し易いのであればその部分だけに薬剤処理を行えば良いでしょうし、侵入し難い構造であれば定期点検調査で十分対応可能です。

ここで注意が必要なのが、先述の設計上構造ではなく、実際に施工された後の構造で判断することです。設計上シロアリが侵入できなくすることは可能ですが、実際の現場では設計上では考えもつかない侵入経路でシロアリは侵入するのです。だから本当のシロアリ技術者に点検調査して貰うことが必須です。

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