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2019年9月18日 (水)

腐朽以外に

床下土壌表面に確認された群飛孔 昨日はいつもお世話になっている設計事務所さんからの依頼で、大阪府内の物件にシロアリ対策でお伺いしました。この物件はリフォーム中で、事前に建築士の先生が床下点検調査を実施した際、シロアリ被害や腐朽を確認されたとのことです。それら点検調査の結果を踏まえ、お施主さまの要望もありシロアリ対策を実施することとなりました。

施工前に床下側からの点検調査を行った結果、報告通りシロアリ被害と腐朽が確認されました。但し、薬剤穿孔注入処理跡も確認されたことから、シロアリ被害は古いものと判断されました。それら報告以外に床下土壌表面には、群飛孔が確認されました。それが右の写真で、数年に渡って羽アリが発生しているものと考えられました。

シロアリ被害部については、薬剤処理により未生息の状態となっています。これは薬剤によって駆除できたというイメージよりも、薬剤によって追い出したという表現の方が適切です。そのため、地中に逃亡したシロアリのコロニーは継続状態にあることから、羽アリの出口である群飛孔を形成し羽アリを発生させます。薬剤大量散布で得られるものはシロアリ駆除ではなく、追い出しなのです。

これは一般的にシロアリ防除業者にとっては好都合で、薬剤残効性が消失するとシロアリが再侵入します。だから再施工や再消毒しましょうということになるのです。シロアリのコロニーを適切に駆除してしまえば、予防処理をしなくてもシロアリが侵入するケースは極めてレアです。シロアリ駆除は簡単ではありませんが、生態と薬剤を特性を生かせば十分対応可能です。

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