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2019年11月 6日 (水)

乾燥した床下

布基礎コーナー部分に構築された蟻道 昨日はいつもお世話になっているハウスビルダーさんからの依頼で、リフォーム中の大阪府内の物件にシロアリ調査のためお伺いさせていただきました。お施主さまは、リフォーム工事に併せてシロアリ対策をご希望されているとのこと。ハウスビルダーさんは、何も問題がなければ薬剤処理は避けたいとの意向からシロアリ調査を実施しましょうということとなった次第です。

リフォーム工事により床組が撤去されたダイニングでは、床下は非常に乾燥状態にありシロアリ被害等は確認されませんでした。リフォーム工事未実施部分についてシロアリ調査を実施した結果、洗面床下で蟻道の構築及びシロアリの活動が確認されました。

当該物件では、数年前に在来構造の浴室を撤去、ユニットバスへの入れ替え工事を実施したとのことです。その際、腐朽被害が確認されたとのことですが、どうやらシロアリが侵入していた模様です。既存浴室を撤去した際、残されていた木部にはホウ酸を処理されたとのことですが、残念ながらホウ酸自体にシロアリのコロニーを駆除する能力はありません。木材を齧りにきたシロアリは駆除できますが、シロアリの集団を駆除する能力はないのです。

地中に生息していたシロアリはリフォーム工事終了後に新たなルートで侵入したというのが、今回の事例に該当します。床下が非常に乾燥状態にあるのでシロアリは侵入していないと考えられていたハウスビルダーさんは、非常にショックだったようです。乾燥はシロアリ対策にならない典型的な事例で、蟻道を構築することでシロアリは乾燥に対応するのです。いずれにしても乾燥しているからといって過信せず、シロアリ調査を行うことが重要なのです。

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